センターレポート 1996.1
 


  経営上の問題点
(1) 直面している経営上の問題点の有無図−3 経営上の問題点の有無

 直面している経営上の問題点(図−3)は各エリア共80%以上が「ある」と回答している。特に県北は92.9%と最も多く、次いで、いわきの87.3%、県南の84.8%、会津の82.5%となった。県南、いわきの中では「問題点が沢山あり困っている」が48.8%、44.4%と「多少の問題点はある」を超えて、最も高い割合を占めた。

(2) 直面している経営上の問題点とその対応策の考え方

 直面している経営上の問題点では、各エリアとも「売上の低下」「大型店の影響」「消費者/顧客の変化」「競争の激化による販売戦略の構築」「利益率の低下」を上げる経営者が多く、いずれのエリアも上位 5 つにこれらを問題点として選んでいる。
 次に、問題点への対応策について、全エリア・全対応策を総計した中では、「問題点の中でとりあえず対応できる部分にだけ取り組む」が最も多く72.2%となった。次いで、「対応策が見あたらず困っている」が45.5%、「今検討中である」は45.0%となり、「対応策には自信があるので自分で積極的に取り組む」は7.7%と最も低かった。つまり、現段階においては、各種の問題点を打破するための抜本的対応策を講じるにはなかなか至っていないのが現状といえる。


  競合店について
図-4 周辺の競合店(複数回答)1.周辺の競合店
 各エリアの酒販店の経営者が上げた周辺の競合店(図− 4 )としては、コンビニエンスストアが最も多く46.3%、次いで、大型スーパーの45.5%、中小スーパー33.3%、中小ディスカウント店32.0%となった。しかし、大型ディスカウント店と大型酒販専門店の分類の基準において同様とみなした場合は合計で47.2%となり競合店として、最も多くの酒販店経営者が上げたことになる。

2.大型店の影響

 大型店の影響を業態別・エリア別に分析すると、どのエリアでも「大型店の出店当初から悪影響を受けている」が最も多い結果となった。特に、県北、いわきはこの影響が強く、いずれも約85%程度となっており、特に「大型スーパー」の影響が強い。県南は、「大型スーパー」の影響は78.7%であったが、「ディスカウント店」の影響も少なくない。しかし、会津の場合、「大型スーパー」の「出店当初から悪影響を受けた」は60%にとどまり、その他の競合店に対しては「それ程影響はない」との回答であった。