センターレポート

4割りの企業が新分野進出を実施または検討中

 企業規模には関係なし
【新分野進出等企業実態調査】

1996.11


 県内景気は、総体的には回復基調にあるといわれていますが、当情報センターの調査では、やや停滞感もみえてきているようです。
 県内の中小企業は、このような厳しい環境下にあって、この難局を乗り切るため、新規事業の展開等目的は様々ながら、新分野への進出を模索あるいは実施している企業も多いことと思われます。
 そこで、今般当情報センターでは県内の中小企業を対象として、新分野への進出状況の現状を把握するため、「新分野進出等企業実態調査」を実施いたしました。その結果がまとまりましたので報告いたします。
調査概要

本調査の概要は以下のとおり。
(対  象)県内中小企業487社
      製造業
      情報サービス業
(回答状況)回答企業数231社
      回収率 47.4%
(調査時期)平成 8 年11月
(調査方法)郵送調査



  新分野への進出状況
 新分野への進出予定(図− 1 )があるかどうか尋ねたところ、「既に進出している」12.6%、「具体的に進出の計画がある」8.6%と合わせて21.2%の企業が新分野へ進出している。また、「現在検討中」の企業を含めると、実に 4 割近くの企業が新分野への進出を意識している。
 業種別(図− 2 )にみてみると、「既に進出している」企業で割合が最も多いのは、「情報サービス」の30.8%、「具体的に進出の計画がある」で最も多いのが「一般機械」の21.7%である。「検討中」を含めた比率でみると、「情報サービス」が61.6%と最も多く、次いで「漆器」60.0%、「プラスチック」50.0%の順となっている。一方、「酒造」「メリヤス」では、すべての企業が「進出予定なし」と答えている。次いで「鉄鋼・非鉄」89.5%、「織物」「木材・木製品」83.3%の企業で「進出予定なし」と回答している。
 従業員別(規模別)(図− 3 )にみると、「検討中」を含めた進出企業の比率が最も大きいのは、「30人〜99人」で41.0%、最も小さいのでも「100人〜299人」の31.2%と新分野への進出については、企業規模の大きさには関係しないことがわかる。
図-1新分野への進出状況
図-2新分野への進出状況図-3新分野への進出状況