センターレポート 1998.1
 


 労働力の過不足部門
図-4労働力が「過剰」となっている部門
図-4労働力が「不足」となっている部門
 労働力の「過剰」「不足」はどの部門で生じているのであろうか。「過剰」とした企業では「生産部門」が47.9%と最も多い。次いで「事務処理部門」(29.6%)、「管理部門」(23.9%)、「営業・販売部門」(22.5%)と20%台で続いている(図ー4)。これを前回調査と比べると、「事務処理部門」と「管理部門」の順位は代わっているが、それ以上に目立ったのは「生産部門」「管理部門」が大きく率を下げ、「営業・販売部門」が率を上げたことで、多くの部門で平均して過剰になっているのが特徴と言えよう。
 一方、「不足」とした企業でも「生産部門」が40.4%と最も多く、次いで「営業・販売部門」(38.5%)、「生産技術部門」(23.1%)と続いており(図ー5)、前回調査に比べ低下はしているものの大きな順位の変化はない。そのなかで「研究開発・設計部門」での不足割合の増加が目立った。



 業種別・規模別労働力の状況
図-6業種別・規模別労働力の現状
<業種別>

 業種別にみると、「適正」とする企業割合が 7 割を超えるのは、製造業では「木材・木製品・家具」「鉄鋼・金属」「精密機器」となっており、非製造業では「建設業」「卸売業」「小売業」となっている。
 また、「食料品」製造では43.5%の企業で、「電気機器」で29.2%の企業で「過剰」となっている一方、「一般機械」「輸送用機器」では30%以上の企業が「不足」と回答している。

<規模別>

 従業員規模別にみると、100人未満規模では70%以上の企業で「適正」としているが、300人以上の規模では「過剰」が40%となっており、過剰感が強くなっている。


 新卒者採用の見通し
 新卒者採用の見通し(図ー 7 )については、「採用計画はない」が34.3%となった。前回調査時の同30.2%と比べると4.1ポイント増加、過剰感を裏付ける結果となっている。また、「計画通り採用できる」と回答した企業は、前回調査(18.9%)とほぼ同じ18.6%で、「採用計画はない」に次いだ。


 採用の方法
 新卒者の採用の方法(図ー8)は、「学校からの紹介」が 7 割と大勢を占め、「職安からの斡旋」が 5 割となっている。そのほか「親類・縁故採用」「求人広告」もそれぞれ 2 割強となっている。
図-7新卒者採用の見通し図-8採用の方法