県内の景気動向

県内景気 回復感見られず
全産業ベースの業況8ヵ月連続で悪化


1998.2

本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は404社
回答企業の業種別内訳
 製造業191社・建設業44社・卸売業50社・小売業70社・サービス業46社

概況

 3月の調査結果(2月末時点)によると前回調査と比較し、全産業ベースの総合全項目で悪化となった。
 業種別でみると、製造業は、全項目で悪化の動き。建設業は業況を除いて悪化の動き。卸売業は、資金繰りを除いて僅かながらも改善の動き。小売業は全項目で悪化の動き、特に採算で大きくDI値を下げた。サービス業も全項目で悪化の動きとなった。
 3カ月先の予想は、全産業ベースの総合全項目で前月と比較して悪化となってはいるが、当月調査結果のDI値と比較してみる と、ほぼ横ばい。業種別では小売業・サービス業で僅かながらも現状より改善を見通している。
 今回の調査結果では全産業ベースの業況で8カ月連続の悪化となった。各業種とも全体の6割を超える企業が現状悪化回答であり、先行きにおいても 5 割の企業が悪化とみている。製造業・建設業・卸売業は「受注減少」を悪化要因のトップに挙げ、その割合はそれぞれ7割・8割・5割の企業で問題視している。また、小売業の6割・サービス業の4割の企業が「競争激化」を悪化要因に挙げている

業況

 製造業では「一般機械」でマイナスDI値解消となるも「酒造」「縫製」「印刷」「鉄鋼・非鉄」「漆器」で前月より大きくDI値を下げた。建設業は「建築」でマイナスDI値高いながらも改善となる。卸売業は「青果物卸」でマイナスDI値解消となるも前月良化結果だった「衣服卸」 で大きくDI値を下げた。小売業は「家電品販売」に若干の改善見られるも全業種ともDI値でマイナス50以上と厳しい結果となった。サービス業は全体的に悪化。特に「観光旅館」で大きくDI値を下げた。
売上

 製造業では「一般機械」で大きく改善となるも「酒造」「印刷」「鉄鋼・非鉄」「漆器」「プラスチック」で大きくDI値を下げた。建設業は「土木」「建築」ともに悪化となる。卸売業は「青果物卸」でマイナスDI値解消。「機械器具 卸」も大きく改善となった。小売業は「家電品販売」でマイナスDI値高いながらも改善となったが「衣料品販売」「自動車販売」で大きく悪化となる。サービスは「運送」で若干の改善となってはいるが全体的にマイナスDI値拡大している。

採算

 製造業は「一般機械」「精密機械」で改善となったが「酒造」「印刷」「輸送機械」「漆器」「プラスチック」で大きくDI値を下げる結果となった。建設業は「建築」で大きくDI値を下げ悪化の動き。卸売業は「青果物卸」でプラスDI値に転化。「飲食料卸」もマイナスDI値高いな がらも改善の動き。小売業は全体的にマイナスDI値高く、特に「衣料品販売」「飲食料販売」「自動車販売」が冴えない結果となった。サービス業は「運送」で若干の改善見られるも「観光旅館」「タクシー」でDI値を下げ悪化の動き。

資金繰

 製造業において改善となった業種は「食料品」「一般機械」のみであり、「酒造」「輸送用機器」「漆器」は大きく悪化となった。建設業は「土木」で大きくDI値を下げ悪化の動き。卸売業は「機械器具卸」を除いてマイナスDI値拡大し冴えない結果となった。小売業は「家電品販 売」「家具・建具販売」で若干の改善みられるも「中小スーパー」「飲食料販売」で悪化となる。サービス業は「情報サービス」で若干の改善みられるも「観光旅館」「タクシー」で大きくDI値を下げた。