県内中小企業の平成9年度の設備投資状況を見ると、設備投資を実施した企業は63.9%(243社)となった。平成5年度を底に着実な回復をみてきたが、平成9年度は前年度に比べ5.7%の減少となった(図1) 業種別にみると、製造業68.8%(前年度比△1.6%)、非製造業59.3%(同△9.5%)となった。製造業のうちでも実施率の高かった業種は「鉄鋼・金属」(83.3%)、電気機器(83.3%)、一般機械(81.3%)、精密機器(78.6%)、その他製造業(78.3%)などで70%を超えたが、繊維・衣服(30.8%)、木材・木製品・家具(42.1%)では5割を下回り業種間の格差が広がった。一方、非製造業では、いずれの業種も50%台から60%台の実施率となった。(図2)
これを資本金別にみると、個人企業では33.3%に止まったが、5,000人以上規模では76.8%と7割を超える高い実施率になるなど、規模の大きな企業ほど実施率も高くなっている。(図3)
また地域別にみてみると、実施率の高かったのは県南と相双の72.7%だったが、その他の地区でも60%台となっており地域による大きな格差はない。(図4)
平成9年度に設備投資を行わなかった理由としては、「年度当初から設備投資の計画はなかった」とする回答が86.3%となったが、「売上減少」や「将来の見通しがつかない」ため予定はあったが取りやめた企業、「受注減少」「資金調達難」から繰り延べとした企業があった。 |