県内の景気動向

製造業・サービス業で改善
先行きは卸売業・小売業がやや良化見通し

2000.2月末

本調査の対象企業は県内の中小企業1000
今回調査の有効回答企業数は369社
回答企業の業種別内訳
 製造業169社・建設業46社・卸売業38社・小売業61社・サービス業55社


全産業
 3月の調査結果(2月末時点)によると、2月の調査結果に比べ、全産業ベースでは業況・売上・採算・資金繰りでわずかながら改善の動きとなった。産業別にみると「製造業」は売上・採算でわずかに改善となるも、資金繰りで前月並みとなった。「建設業」は売上・採算でわずかに改善、資金繰りでほぼ前月並みとなった。「卸売業」は業況・売上で改善となった。 「小売業」は資金繰りでわずかに改善となるも、売上で若干の悪化なった。「サービス業」は業況でわずかに改善となるも、資金繰りでわずかに悪化となった。
 前回調査で業況を主に、全項目で悪化の動きを示した「卸売業」は、一転して売上を中心に全項目で改善となった。「小売業」は資金繰りを除く項目で若干の悪化となった。


製造業 
 「食料品」は資金繰りで改善となるも、製品在庫でわずかに悪化となった。「酒造」は売上でわずかに改善となるも、製品在庫で若干の悪化となった。「織物」は業況・売上・採算・資金繰り・製品在庫・設備操業率で改善となった。「ニット」は業況・売上・設備操業率で改善となるも、資金繰りで悪化となった。「木材・木製品」は業況・売上・採算・資金繰り・受注残高・製品在庫・設備操業率で悪化となった。「縫製」は業況・売上・資金繰り・受注残高・製品在庫で改善となった。「印刷」は業況・採算・受注残高・製品在庫で改善となるも、売上ではほぼ前月並みとなった。「窯業・土石」は受注残高で改善、業況・売上・採算でプラスに転じる改善となった。「鉄鋼・非鉄」は採算でプラスに転 じる改善となるも、売上でわずかに悪化となった。「金属」は資金繰りで改善、業況はプラスに転じる改善となった。「一般機械」は採算・受注残高で改善、業況・売上・製品在庫・設備操業率でプラスに転じる改善となった。「電気機器」は製品在庫でプラスに転じるわずかな改善となるも、業況・設備操業率でマイナスに転じる若干の悪化となった。「輸送用機器」は業況・売上・資金繰り・設備操業率で改善となった。「精密機器」は業況・設備操業率で悪化となった。「漆器」は売上・採算・製品在庫で悪化、業況・資金繰り・受注残高でマイナスに転じる悪化となった。「プラスチック」は売上で改善となるも、製品在庫でわずかに悪化となった。

真冬の状況下の業界であり、大企業は大企業なりの競争があり、中小企業はその巻き添えを食っている。これが2000年以降の業界の姿とも思える。【食料品】
2月は本当に売上げが悪かった。社長は20年振りとのことでした。【食料品】
大型店舗の郊外進出、旧市内はますます厳しく期待するもの何もなし。【食料品】
業界、産地が縮小し日本民族衣装すら国内で生産できない。なぜ中国やベトナムなどから輸入してまで自由経済を守るのか。民族衣装ぐらい保護できないのか。【織物】
前年度に比べ受注減少し、産地のお客は昨年の半分以下である。業界に24戸の窯元があるが、若い後継者はほかに就職したりバイトなどしている。平日などほとんど来客なしである。【窯業:土石】
価格破壊はますますひどく、客先からのコストダウンの要望が強い。【窯業・土石】
硝子製造業界全般はコスト高の要因で、海外に生産を移転しているメーカーが多く、国内の生産が一時期の60%に落ち込んでいる。電子関係の分野は良い方向に推移している。【窯業・土石】
阿武隈川大改修が終わると売上等減少するでしょう。新年度の公共工事の早期発注を望む。【窯業・土石】
新しい機種の立ち上げが3月下旬頃にあるので、人員も30名くらいの仕事量ということになっている。当社にとっては明るい材料です。【電気機器】
急に良くなることはないと思う。このままずーっと続くのではと考えております。少しでも良くなって欲しいです。【鉄鋼・非鉄】
我々業界は平成12年に入りますます厳しい状況下にあります。特に、1月〜3月までは受注減少、コストダウンetcにて大手取引先も厳しい様相です。【精密機器】
製造業は年々減少するばかりで、先行き大変だと思います。【漆器】