県内の景気動向

卸売業・小売業で改善、建設業で悪化
先行きは卸売業・サービス業で良化見通し

2000.3月末

本調査の対象企業は県内の中小企業1000
今回調査の有効回答企業数は390社
回答企業の業種別内訳
 製造業1683社・建設業47社・卸売業40社・小売業60社・サービス業60社


全産業
 4月の調査結果(3月末時点)によると、3月の調査結果に比べ、全産業ベースでは採算・資金繰りでわずかながら改善の動きとなった。産業別にみると「製造業」は売上でわずかに悪化となった。「建設業」は、業況・売上でわずかに悪化となった。「卸売業」は業況・売上・採算・資金繰りでわずかに改善となった。「小売業」は業況・売上・採算で一段の改善、資金繰りでも若干の改善となった。「サービス業」は資金繰りでわずかに改善となるも、業況で若干の悪化となった。


製造業 
 「食料品」は製品在庫でわずかに改善となるも、業況・受注残高でわずかに悪化となった。「酒造」は受注残高で改善、製品在庫は減少、プラスに転じる改善となった。「織物」は設備操業率でわずかに改善となるも、資金繰り・製品在庫で悪化となった。「ニット」は資金繰り・受注残高で改善となるも、業況・売上・設備操業率で悪化となった。「縫製」は設備操業率で前月並みとなるも、採算・資金繰り・受注残高・製品在庫で悪化となった。「木材・木製品」は資金繰り・受注残高で改善となった。「印刷」は設備操業率で前月並みとなるも、業況・採算・資金繰り・受注残高で悪化となった。「窯業・土石」は受注残高・設備操業率で悪化、業況・売上・採算でマイナスに転じる悪化となった。
 「鉄鋼・非鉄」は製品在庫でわずかに改善となるも、設備操業率で悪化、採算でマイナスに転じる悪化となった。「金属」は受注残高でわずかに改善となるも、資金繰りで悪化、業況でマイナスに転じる悪化となった。「一般機械」は受注残高・設備操業率でわずかに改善となるも、業況で悪化、資金繰りでマイナスに転じる若干の悪化となった。「電気機器」は売上・設備操業率でわずかに改善、業況・受注残高でプラスに転じる一段の改善となった。「輸送用機器」は採算・資金繰りでほぼ前月並みとなるも、業況・受注残高・製品在庫・設備操業率で悪化となった。「精密機器」は業況・採算・資金繰り・受注残高・製品在庫で改善、売上でプラスに転じる改善となった。「漆器」は売上・採算・受注残高で大幅な改善、業況・資金繰りでプラスに転じる改善となった。「プラスチック」は採算でわずかに改善となるも、業況・売上・受注残高・設備操業率でわずかに悪化となった。

新分野の製品開発・販路開拓を積極的に行った結果、徐々に改善され、全国販売の足掛かりになり将来が拓けてきた。業界は昨年同様、中小企業は厳しい環境にある。地区においては、業種を選ばず厳しい環境下にある。【食品】
縫製業は天候に左右される。今の時期は春夏物のため売値が抑えられ、工賃も更に抑えられ、回復時期は回答できない。【縫製】
元請が採算をあげることで、われわれ協力業者は苦しくなる一方である。少し共存共栄を指導して欲しい。【木材・木製品】
住宅の品格法が施行され、精度の高い品質が要求される。それの対処等、不透明なところがある。【木材・木製品】
印刷界は3月は年度末で忙しい。しかし、4〜9月までは極めて悪い。バブルがはじけてからは毎年同じだ。【印刷】
4月以降は大変であるが不明。客先によりバラツキが大きい。【窯業・土石】
新年度は公共投資額減少(県、市町村の7〜15%を含む)、需要量20〜25%減少の見込み。競争の激化による単価低下は避けることができない状態になると思われる。【窯業・土石】
政府等は一部景気回復が見られると報じておりますが、陶器業等は年々需要が減り、産地にお客がほとんど入ってこない。終戦直後の景気に逆戻りの状況である。【窯業・土石】
景気は良くなってきているとよく聞きますが、実際には少しも良くなっていないように思います。特別の業種の会社はいいでしょうが、われわれ鉄工業者はまだまだです。【鉄鋼・非鉄】
景気上昇と言われるが、わが社までは届かず待ち遠しい。【鉄鋼・非鉄】
自社開発新製品が4月頃までに完成します。どの程度売れるか、まだ予想がつきません。【一般機械】
受注は増加するが、価格が10〜15%ダウンしており、経常利益は悪化しております。仕事は忙しくて利益なしと言うところ。【一般機械】
新しい機種の立ち上げがまだまだ軌道に乗らず、生産には結びついていない。【電気機器】
仕事は結構出回ってきているようである。中央で唱えている景気回復論と併せて単なるムード倒れにならなければよいがと思っている。【電気機器】
昨年までは年1回の値引きが、今年は3カ月に1回となり対応が限界まできている。【電気機器】