県内の景気動向 2000.3
 

小売業
 「中小スーパー」は採算・資金繰りで改善となるも、業況・販売単価で悪化となった。「衣料」は業況・売上・採算で改善となるも、販売単価でわずかに悪化となった。「飲食料」は売上・採算で改善となるも、仕入単価でわずかに悪化となった。「家電品」は採算・資金繰り・仕入単価・販売単価で改善、業況・売上で大幅な改善となった。「自動車販売」は業況・客数・仕入単価で改善、販売単価でプラスに転じる一段の改善となった。「家具・建具」は仕入単価で改善となるも、販売単価で悪化となった。

大規模店同士の安売り合戦で、一般小売店の販売環境はますます悪化し、将来性は全くなく、後継者も育たない現状である。【機械器具】
生産者と消費者との直結がますます増加。スーパー等の量販売店が互いに安値競争をし合うので専業店が押し出される傾向にある。【飲食料】
新型効果もあり、客数の伸びの割には販売単価及び収益面では前年同月を上回ったが、春の需要としては就職率等の低下により若年層の購入が減少した。【自動車販売】
輸入家具の卸で数字を伸ばしたが、粗利率は低下した。一時的に売上が上がっても、全体の運営が好転の兆しと錯覚しないようにと思っております。【家具・建具】
大型店の乱立により客数が減少した。市街地には公共の駐車場がなく、個人での設置には限界がある。老人客のコミュニティの場所が少ない(中心部に一カ所あるだけ)。【その他】


サービス業
「観光旅館」は採算・資金繰り・客数で改善となった。「タクシー」は仕入単価・販売単価で悪化となるも、資金繰りで改善となった。「運送」は販売単価で改善、売上でプラスに転じる改善となるも、採算・仕入単価で悪化となった。「自動車整備」は仕入単価でわずかに改善となるも、業況・売上・採算・販売単価で若干の悪化となった。「情報サービス」は資金繰りでプラスに転じる改善となるも、業況で悪化、客数でマイナスに転じる悪化となった。

学卒者の就職率悪化が親の購買意欲を抑制していると思われます。給料が安くても国民みんなで安心して働ける政治を望む。【観光旅館】
景気はさっぱり良くなっていない。われわれ業界はただの一社も良くなっていない。悪くなる一方である。【観光旅館】
軽油の値上げが激しく(ここ数カ月でリッター10円の値上げ)、この分を荷主に求めることができないため経営が厳しい。【運送】
売上げに下げ止まり感が出てきました。燃料代(原油価格・単価)に注意している。【運送】
一昨年の2〜3月より今年は良くなるかなと思ったが、昨年12月頃より客の財布の紐が締まったので今年度は厳しい決算になりそう。5月より車輌法が変わり、トラック車検が新車3年、中古車2年となるので、困ったものである。【自動車整備】



経営上の問題点
(経営動向調査より)

経営上の問題としては、全産業では競争激化が第1位(前回第2位)、受注減少が第2位(前回第1位)となっている。業種別では「製造業」は第1位が受注減少、第2位が販売単価の低下、「建設業」は受注減少が第1位、競争激化が第2位となっている。「卸売業」と「小売業」は第1位が競争激化、第2位が販売単価の低下となっている。「サービス業」は第1位が販売単価の低下、第2位が競争激化となっている。