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| ○悩み・問題点 「日常の業務に追われ、じっくりと教育する時間がとれない。」 「公的機関の講習会はなるべく、地元で開催されると参加しやすい。郡山、福島だと、良い研修でも、遠くて参加しにくい。」 「従業員が転職にためらいがなく労働意欲が非常に低い。」 等、時間、距離、従業員の意欲等に問題をかかえている姿が浮かび上がっている。しかし、8割近くの企業で教育・研修を実施しており、そのうち、9割を超える企業で教育・研修の効果を認めているところである。様々な悩みや問題点を抱えながらも、企業の発展のために教育・研修に積極的に取り組んでいる様子がうかがえる。 ○研修実施例 「年度方針の中に人材の育成、教育訓練の定例化、公的資格の取得を掲げ、年度教育訓練計画に基づいて実行している。」 「先輩と後輩がペアで仕事をし、先輩が後輩をひとり立ちするまで指導する。」 等、経営方針・年次計画に基づいた教育訓練を行ったり、仕事の中で従業員を計画的に訓練している企業もある。 |
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| 社員教育・研修には、費用も時間もかかる。中小企業の経営者も、その負担に悩みながらも多くの企業で教育・研修を実施している。また、多くの企業でその効果を認め、今後もその制度を充実させてゆく姿がうかがえる調査結果となった。研修の内容も多岐にわたり、専門研修、経営研修、情報、生産販売管理などに加え、少数派ではあるが、語学、接遇などを行っている企業もあった。 教育・研修は経営計画と一体であり、経営計画を実行に移し、その目標を達成するためには従業員のレベルアップは避けて通れない問題である。そのことを経営者はよく理解しており、研修を実施していない企業で今後も研修の必要はないとする企業は有効回答企業全体の6.4%にとどまり、研修を実施している企業で規模を縮小するという企業もごく少数にとどまった。 また、経営者が費用や時間の問題を解決しても従業員の意識が低く、社員に対する意識づけに苦労している企業も多く見られた。企業は、取引先とのつながりも大切であるが、従業員とのつながりも大切である。従業員にも企業の進むべき方向、方針を理解させ、その方向に向うには従業員ひとりひとりが、どのようにレベルアップすべきかを認識させることが必要である。これは、時間のかかる問題ではあるが重要な課題である。 中小企業の経営者は、その経営計画を実行する上で、教育・研修の意義や効果を認識しながら、様々な悩みや困難を乗り越えて、従業員のレベルアップ・意識づけに奮闘している姿が浮かび上がる調査結果となった。 |