県内の景気動向

景況感は全産業ベースで横ばい
先行きはサービス業でわずかな悪化の見通し

2000.10月調査

本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は380社
回答企業の業種別内訳
 製造業178社・建設業46社・卸売業36社・小売業61社・サービス業59社


全産業
 10月の調査結果(9月末時点)によると、9月の調査結果に比べ、全産業ベースでは主要調査項目の売上でわずかに改善、業況・採算・資金繰りで前月並みとなった。
 産業別にみると「製造業」は業況でわずかに改善となるも、売上・採算・資金繰りで若干の悪化となった。
 「建設業」は採算で前月並み、資金繰りでわずかに改善、売上で改善となった。「卸売業」は業況・資金繰りで前月並み、採算でわずかに改善、業況・売上で若干の悪化となった。「小売業」は資金繰りで前月並み、採算でわずかに改善となるも、業況で若干の悪化となった。「サービス業」は業況・売上・採算・資金繰りの全項目でわずかに改善となった。
全産業DI推移
凡例


製造業
 「食料品」は製品在庫でプラスに転じる改善となるも、業況・売上・受注残高で悪化となった。「酒造」は業況・売上・受注残高で改善、採算ではプラスに転じる一段の改善となるも、製品在庫でわずかに悪化となった。「織物」は業況・売上・採算・資金繰り・製品在庫で改善となるも、受注残高で悪化、設備操業率ではマイナスに転じる一段の悪化となった。「ニット」は全項目で改善となった。「縫製」は全項目で一段の改善、特に設備操業率ではプラスに転じる大幅な改善となった。「木材・木製品」は売上・受注残高・製品在庫で改善となるも、業況でわずかに悪化となった。「印刷」は採算・資金繰り・製品在庫でわずかに改善となるも、売上で若干の悪化となった。「窯業・土石」は受注残高でわずかに改善となるも、売上で悪化となった。「鉄鋼・非鉄」は受注残高・製品在庫・設備操業率でマイナスに転じる悪化となった。「金属」は売上・設備操業率で改善、受注残高でプラスに転じる改善となるも、資金繰りでわずかに悪化となった。「一般機械」は売上でわずかに改善となるも、採算・資金繰り・製品在庫でマイナスに転じる悪化となった。
 「電気機器」は業況・採算でわずかに改善となるも、売上・受注残高で若干の悪化となった。
 「輸送用機器」は製品在庫でわずかに改善となるも、業況・売上・設備操業率で悪化、採算・資金繰りではマイナスに転じる悪化となった。「精密機器」は設備操業率でプラスに転じる改善となるも、製品在庫で悪化となった。「漆器」は全項目で悪化、特に業況・売上・採算・資金繰り・受注残高ではマイナスに転じる一段の悪化となった。「プラスチック」は製品在庫でわずかに改善となるも、資金繰りで悪化となった。
製造業DI推移
凡例

9月に新規納入先を開発したので、9月以降は、現在の15%くらいを上積みして出荷となる予定。現在の販売商品の知名度も高まり、今後の売上増加を期待している。【食料品】
寒さが厳しくなり冬物の動きが活発化してきた。それが即、消費につながれば良いのだが。【縫製】
採算性は工賃の激安から引き合わない。ただ一部のメーカーから理解が得られてきた。【縫製】
最近、景気が幾分良くなった等の発表があるが、我々にはその兆候は見られない。【縫製】
短納期の物が多くなった。【木材・木製品】
規制は、それぞれの業種が生きていくための規則であり、保証ではないと思う。【木材・木製品】
公共工事等の減少は大いに影響がある。【窯業・土石】
自社、業界ともに最悪の状態だ。【窯業・土石】
公共工事費縮減に伴う工事量減少。【窯業・土石】
月初めには今月こそはと思って頑張るが、月末になると頑張った結果が表れてこなくてガッカリする。本当にますます悪くなるようだ。持ち金を使い果たし、残るのは借金だけなんて情けない。【鉄鋼・非鉄】
前年同月と比べ売上で30%増になった。製造部門では、かなり売上につながるような努力を行い、マシーンも3交替でフル稼働している。得意先の生産計画の変更もあったようで、各社とも増産体勢のためか良い結果につながったと思う。【電気機器】
最賃法は毎年アップされ、コストダウン(加工費値下げ)も毎年ある。下請企業はどうすれば良いのか悩む毎日である。【電気機器】
新規受注の営業を展開しているが、1〜2カ月の短ロットの受注がほとんどである。【電気機器】
平成12年度の受注見通しは、おおむね前年比で増加傾向になっているが、平成13年度の受注見通しは引き続き厳しいと予想している。【輸送用機器】
夏休み以降、少し良化したように感じられたが、年末に向けた、ヨーロッパ向け輸出がキャンセル、また、単価安が続く。全体的な動向はまだ厳しい状況にある。【精密機器】