県内の景気動向

製造業・サービス業でわずかに改善
先行きは卸売業で改善の見通し

2000.10月調査

本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は384社
回答企業の業種別内訳
 製造業186社・建設業49社・卸売業42社・小売業55社・サービス業52社


全産業
 11月の調査結果(10月末時点)によると、10月の調査結果に比べ、全産業ベースでは主要調査項目の業況・売上・採算・資金繰りの全項目でほぼ前月並みとなった。産業別にみると「製造業」は業況・売上・採算・資金繰りでわずかに改善、売上ではプラスに転じる改善となった。「建設業」は資金繰りでわずかに改善となるも、採算で前月並み、業況・売上で若干の悪化となった。「卸売業」は資金繰りで前月並みとなるも、業況・採算でわずかに悪化、売上で悪化となった。「小売業」は業況・売上・採算・資金繰りでわずかに悪化となった。「サービス業」は業況・売上・採算・資金繰りでわずかに改善となった。
全産業DI推移
凡例


製造業
 「食料品」は業況で改善となるも、製品在庫でマイナスに転じる悪化となった。「酒造」は設備操業率で改善となるも、採算で悪化となった。「織物」は採算・資金繰り・設備操業率で改善となるも、売上で悪化、受注残高ではマイナスに転じる悪化となった。「ニット」は全項目で悪化となった。「縫製」は全項目で悪化、特に設備操業率ではマイナスに転じる大幅な悪化となった。「木材・木製品」は売上・受注残高で悪化となった。「印刷」は業況・売上・採算・製品在庫・設備操業率で改善となった。「窯業・土石」は売上・採算で改善となるも、受注残高でわずかに悪化となった。「鉄鋼・非鉄」は受注残高で改善、設備操業率でプラスに転じる改善となるも、業況・採算・製品在庫ではわずかに悪化となった。「金属」は業況・採算でわずかに改善となるも、受注残高で悪化となった。「一般機械」は採算で改善、資金繰り・製品在庫でプラスに転じる改善となるも、受注残高でわずかに悪化となった。「電気機器」は全項目で改善、特に採算・資金繰りでプラスに転じる改善となった。「輸送用機器」は業況・売上・採算でわずかに改善、資金繰りでプラスに転じる改善となった。「精密機器」は製品在庫でわずかに改善となるも、採算でマイナスに転じる悪化となった。「漆器」は売上・採算で改善となるも、設備操業率で悪化となった。「プラスチック」は採算・設備操業率で改善となるも、売上でわずかに悪化となった。
製造業DI推移
凡例

加工食品の単価下落はますます深刻化し、中小企業メーカーの経営を圧迫している。【食料品】
縫製関係は相変わらず良くない。3カ月先も好転しないと思われる。【縫製】
元請の利益の取り過ぎで、協力業者はいずれ採算割れになる。【木材・木製品】
世の中が変わり、従来のやり方とは全く異なる世の中へ変貌しつつあり構造不況である。【印刷】
中通り地区の公共事業の発注減で、4・四半期は影響が大きくなり、業界の与信関係が不安になる予感がする。【窯業・土石】
公共工事の減少により、受注減、先行き競争激化が懸念されるので景気対策が望まれる。【窯業・土石】
小企業は先が見えず、いつ倒産しても不思議でない。制度資金はあっても、貸し渋りでまた返済の見込みが立たないどん底の不況である。業界・産地全体が休業のような状況である。【窯業・土石】
お陰様で事業計画に沿って進行中である。納期的に超短納期が多く大変である。【窯業・土石】
価格競争激化で対応に苦慮中。ものづくりは良品をより安価で早くがモットーである。当たり前のことに苦労している。【一般機械】
全体的に忙しくなり特急品の連続であるが、先行きが見えない状況である。【一般機械】
資金の借入については、銀行関係は全く応じてくれない。月々の売上高に対して、経費が掛かり過ぎないようシビアに管理している。幸い、受注が今のところ上がってきているのでバランスを崩さないように頑張っている。【電気機器】
8月から少し動きがあり「回復傾向」か?と思われたが、年末に向け各社とも急ブレーキ。海外生産増も含め、国内は減産傾向にある。【精密機器】
中国漆器に単価面で押されている。【漆器】