県内の景気動向

サービス業で改善の動き
先行きは製造業で一段の改善見通し

2000.5月調査

本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は421社
回答企業の業種別内訳
 製造業208社・建設業50社・卸売業49社・小売業61社・サービス業53社


全産業
 6月の調査結果(5月末時点)によると、5月の調査結果に比べ、全産業ベースでは主要調査項目の業況・売上・採算・資金繰りでわずかに改善となった。産業別にみると「製造業」は、業況・売上・採算でわずかに改善、資金繰りで不変となった。「建設業」は業況・売上・採算・資金繰りでわずかに悪化となった。「卸売業」は業況・売上・資金繰りでわずかに改善となるも、採算で若干の悪化となった。「小売業」は業況でわずかに改善、売上・採算・資金繰りで若干の悪化となった。「サービス業」は売上・採算・資金繰りでわずかに改善、業況で改善となった。
全産業DI推移
凡例


製造業
 「食料品」は採算・資金繰り・受注残高でわずかに改善となるも、業況・売上で若干の悪化となった。「酒造」は業況・資金繰り・受注残高・製品在庫でわずかに改善、売上で一段の改善となった。
 「織物」は売上・製品在庫で改善、採算ではプラスに転じる大幅な改善となるも、受注残高では悪化となった。「ニット」は製品在庫でわずかに改善となるも、採算で悪化となった。「縫製」は全項目で悪化、特に業況・売上・採算・受注残高では大幅な悪化となった。「木材・木製品」は全項目で改善、特に採算で一段の改善となった。「印刷」は売上・設備操業率で改善となるも、業況・採算・製品在庫でわずかに悪化となった。「窯業・土石」は売上でわずかに改善となるも、採算で悪化、製品在庫ではマイナスに転じる悪化となった。
 「鉄鋼・非鉄」は資金繰りでプラスに転じる改善となるも業況・製品在庫でわずかに悪化となった。「金属」は業況・売上・受注残高・設備操業率でプラスに転じる改善となるも、採算・資金繰りでわずかに悪化となった。「一般機械」は全項目で悪化傾向を示し、業況・売上ではマイナスに転じる悪化となった。「電気機器」は採算でわずかに改善となるも、製品在庫で悪化となった。「輸送用機器」は業況・売上・受注残高で悪化、採算・資金繰りではマイナスに転じる悪化となった。「精密機器」は受注残高で改善となるも、製品在庫でわずかに悪化となった。「漆器」は売上で改善となも、採算で悪化となった。「プラスチック」は採算・受注残高で改善、業況・売上ではプラスに転じる一段の改善となった。
製造業DI推移
凡例

動きの良いものは安物(低価格志向)、高級品の販売は良くない。ギフトが特に悪い。【食料品】
ニット業界は大きな受注減少から、売上げ減少にある。【ニット】
メーカーは、工賃の安い中国へ仕事を出して国内製造業者はその日暮らしの状態。これがいつ改善されるか不明で、工賃の低下もなお止まるところなしという最悪の現状である。【縫製】
公共事業等の減少で先行きの悪化が予想される。【窯業・土石】
公共事業向けのガラスなので国の予算に左右され、低調である。【窯業・土石】
受注減少。産地に客なしの状態。業界家族従事者も半数は他の業種にパートまたは就職している。【窯業・土石】
仕事はまずまずだが、販売単価は一向に上がらず諸経費は前の良い時と同じで下げようにも下げられず苦労している。【鉄鋼・非鉄】
昨今の不況は創業以来である。好景気はいつになるやら。【鉄鋼・非鉄】
5月生産の受注計画はまずまずで動き出したが、得意の部品がそろわなくなり1カ月終わって惨憺たる結果の売上高で締め切られた。【電気機器】
今年度は競争が激しくなると感じている。他社の動向が把握できない。売上額10%増を目標に頑張る。【電気機器】
メーカーの海外生産の本稼働により、国内の生産数量が減少している。【電気機器】
1〜3月は厳しかった。特にチップ実装マシーンの稼働率が悪い。仕事量は少し動いてきたが、単価は低い。【精密機器】
受注量が減少し先行き不安。【漆器】
設備投資の効果に期待と不安を持ちながら前進する。【プラスチック】
依然として製造業は厳しい環境にある。【プラスチック】