県内の景気動向

全産業「業況」でわずかに改善
先行きでは全業種で改善見通し

2000.6月調査

本調査の対象企業は県内の中小企業1000
今回調査の有効回答企業数は367社
回答企業の業種別内訳
 製造業178社・建設業50社・卸売業33社・小売業55社・サービス業51社


全産業
 7月の調査結果(6月末時点)によると、6月の調査結果に比べ、全産業ベースでは主要調査項目の業況でわずかに改善、売上・採算・資金繰りでほぼ前月並みとなった。産業別にみると「製造業」は業況・売上・採算でわずかに改善となるも、資金繰りで若干の悪化となった。「建設業」は業況・資金繰りでわずかに改善となるも、売上・採算で若干の悪化となった。「卸売業」は売上・採算でわずかに改善となるも、業況で若干の悪化、資金繰りで前月並みとなった。「小売業」は採算・資金繰りでわずかに改善となるも、業況・売上で若干の悪化となった。「サービス業」は売上・採算・資金繰りでわずかに悪化、業況で悪化となった。
全産業DI推移
凡例


製造業
 「食料品」は業況・資金繰り・製品在庫でわずかに改善となるも、売上・採算・受注残高・設備操業率で若干の悪化となった。「酒造」は全項目で悪化となった。特に売上では大幅な悪化となった。「織物」は業況・売上・受注残高で改善、設備操業率ではプラスに転じる改善となるも、資金繰りでマイナスに転じる悪化となった。「ニット」は製品在庫、設備操業率でわずかに改善となるも、業況・売上・資金繰り・受注残高で若干の悪化となった。「縫製」は全項目で悪化、特に資金繰りで一段の悪化となった。「木材・木製品」は業況で改善となるも、資金繰り・製品在庫で若干の悪化となった。「印刷」は業況・採算・資金繰り・設備操業率で改善となるも、売上で悪化となった。「窯業・土石」は受注残高でわずかに改善となるも、売上で悪化となった。
 「鉄鋼・非鉄」は売上で改善、設備操業率でプラスに転じる改善となるも、採算・製品在庫でわずかに悪化となった。「金属」は売上・設備操業率で改善となるも、資金繰りでわずかに悪化となった。「一般機械」は業況・売上でプラスに転じる改善となるも、製品在庫・設備操業率でわずかに悪化となった。「電気機器」は業況・売上・製品在庫・設備操業率でわずかに改善となるも、採算・資金繰り・受注残高で若干の悪化となった。「輸送用機器」は製品在庫で不変、製品在庫を除く全項目で改善、特に売上・採算・資金繰りではプラスに転じる改善となった。「精密機器」は採算で改善、業況・売上・受注残高でプラスに転じる改善となった。「漆器」は業況・設備操業率で改善、製品在庫ではプラスに転じる改善となった。「プラスチック」は製品在庫・設備操業率でプラスに転じる改善となるも、業況・受注残高でわずかに悪化となった。
製造業DI推移
凡例

流通業の店舗過剰と販売価格引き下げ競争のしわ寄せが製造業に転嫁され、卸が供給機能の責任を持ち、中間卸が利益を確保しているのが現況である。欧米の流通業は卸無用であるが、日本は有用化している。【食料品】
小売店の減少が、我々小さな製造卸業者に直接響くようになった。チェーンストア化の中で新しい客を見つけ出せない。【食料品】
久々に先に明るさは見えてきたが、設備操業率を上げると、生糸の工場投入が増え、当面は仕入増により資金繰りが厳しい。【織物】
7月中で夏物が終わり、秋物に入る。9〜10月まで忙しくなる。春物の予想はまだ不明。【縫製】
当店は卸販売を行っているが消費税の納付が負担増となっており、従業員のベースアップは5年来できない。【木材・木製品】
減収、増益のため資金繰りが悪化している。【木材・木製品】
銀行はまったく貸し付けしない。なぜなのか(怖くて貸せないと言う)。弱小企業は倒産を待つだけだ。これでいいのか。【印刷】
業界の状況は1/3くらいは最低の稼働で、2/3は休業状態である。従業員も週4日労働に7月から変更する。【窯業・土石】
弊社の売上は予算の97%を達成した。【窯業・土石】
照明ガラス分野はプラスチックに変更され、年々減少してる状況である。【窯業・土石】
毎月、今月こそはと思って働いているが、売上が伸びず悩んでいる。【鉄鋼・非鉄】
売上、利益とも悪い。ただし、操業率は高く多忙である。【金属】
すべてにコストダウンの要請があり、対応に苦しむ。【一般機械】
生産計画(月始め)が変更になり、減産に対して対策ができずに1カ月が終わってしまった。【電気機器】
景気動向は少しずつ「良化」に転ずると報道されているが、我々は悪化から脱せず苦しい。夏休み以降か?【精密機器】