県内の景気動向

全産業「業況」でわずかに改善
先行きでは製造業・卸売業・サービス業でわずかな改善見通し

2000.7月調査

本調査の対象企業は県内の中小企業1000
今回調査の有効回答企業数は356社
回答企業の業種別内訳
 製造業165社・建設業49社・卸売業39社・小売業50社・サービス業53社


全産業
 8月の調査結果(7月末時点)によると、7月の調査結果に比べ、全産業ベースでは主要調査項目の業況・売上・採算でわずかに改善となるも、資金繰りで若干の悪化となった。産業別にみると「製造業」は売上・採算・資金繰りでわずかに改善となるも、業況でほぼ前月並みとなった。「建設業」は売上・採算でわずかに改善となるも、業況・資金繰りで若干の悪化となった。「卸売業」は業況・売上でわずかに改善となるも、採算・資金繰りで若干の悪化となった。「小売業」は業況・売上・採算でわずかに改善となるも、資金繰りで若干の悪化となった。「サービス業」は業況・採算・資金繰りでわずかに改善となるも、売上で若干の悪化となった。
全産業DI推移
凡例


製造業
 「食料品」は売上・採算で改善となるも、資金繰りでわずかに悪化となった。「酒造」は業況・売上・受注残高で改善となるも、製品在庫でわずかに悪化となった。「織物」は売上・資金繰りで改善となるも、業況・受注残高・製品在庫で悪化となった。「ニット」は業況・売上・受注残高でわずかに改善となるも、製品在庫で悪化となった。「縫製」は製品在庫・設備操業率でわずかに悪化となった。「木材・木製品」は資金繰りでわずかに改善となるも、業況・売上・採算で悪化となった。
 「印刷」は売上でほぼ前月並みとなるも、全項目で悪化、特に受注残高・設備操業率では一段の悪化となった。「窯業・土石」は売上・採算で改善となるも、設備操業率でわずかに悪化となった。「鉄鋼・非鉄」は業況で改善、製品在庫でプラスに転じる改善となるも、資金繰りでマイナスに転じる悪化となった。「金属」は業況・資金繰りで改善、採算でプラスに転じる改善となるも、受注残高・製品在庫でわずかに悪化となった。「一般機械」は全項目で改善、特に採算・製品在庫ではプラスに転じる改善となった。「電気機器」は受注残高でプラスに転じる改善となるも、業況・設備操業率でマイナスに転じる悪化となった。「輸送用機器」は全項目で悪化、特に採算・資金繰りではマイナスに転じる悪化となった。「精密機器」は資金繰り・受注残高でわずかに改善となるも、売上でマイナスに転じる悪化となった。「漆器」は採算で改善、受注残高でプラスに転じる改善となるも、業況・資金繰り・製品在庫・設備操業率で悪化となった。「プラスチック」は資金繰りで改善となるも、売上・製品在庫・設備操業率でマイナスに転じる悪化となった。
製造業DI推移
凡例

売上高は少しずつ良い方向に向かっている。ただし、代金の支払いサイトが長くなり資金繰りは大変だ。月末締め翌々月支払いである。【食料品】
個人の消費が悪くなり過ぎている。国はどこで経済が上向きなのか。【食料品】
売上高の減少が止まったような感じなので、今後は少しでも上昇に転ずることを期待している。また、製品在庫は年々少しずつ減ってはいたが、昨年と比べ3/4以下になってきた。今後に期待を込めて増産をもくろみたい。【酒造】
製造業の保護政策を採り上げてもらわない限り、われわれ業界の前途は暗い。だから見通しは立たないので良くならないと思う。【縫製】
県・市町村の公共事業予算額は対前年比80%、事業種別によっては60%近いものもあり、受注減少による競合の度合いが激しくなりつつある。【窯業・土石】
受注は上昇の傾向にあると思われるが、設備・人員等の増加計画はない。先行き不透明なことや貸し渋り傾向の状況では、いかにして守るかで汲々の思いをしているのが現況である。【鉄鋼・非鉄】
3カ月前よりはだいぶ仕事は多くなってきているが、相変わらず販売単価の低下は納まらず、ぜんぜん余裕が無くて苦労している。どこでもそうだと思う。【鉄鋼・非鉄】
当社は、全国の約260社の大企業から中小企業まで幅広く取り引きしており、受注は昨年の6月から急速に回復してきている。製造業は輸出メーカー中心に忙しいようだ。【一般機械】
受注減少や加工費の値上げがあり、製造業界は厳しさが続いている。【電気機器】
カーオーディオ業界の海外移転はもっと進展する。【電気機器】
7月は久々に売上が前年同月比で良かったが、5月の生産が悪かったため、まだ資金繰りが苦しい。【電気機器】
一時期は結構仕事が出回ったが、このところなかだるみの感がある。【電気機器】
厳しい状況が続くが少しずつ動きがある。しかし、単価が安い状況に変化なし。【精密機器】
コストダウン要求が厳しい。【精密機器】