県内の景気動向

県内景況は一段と厳しさ増す
先行きも引き続き厳しさ続く

2001.8月調査

本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は486社
回答企業の業種別内訳
 製造業212社・建設業51社・卸売業64社・小売業89社・サービス業70社


全産業
 9月の調査結果(8月末時点)によると、売上-53.7(良化8.4、悪化62.1)、採算-58.4(良化4.9、悪化63.4)、資金繰り-43.4(良化3.5、悪化46.9)いずれも前月に比べてさらに悪化したことから、業況は-57.8(良化5.8、悪化63.6)を示し、一段と厳しさを増していることが窺える結果となった。
 先行き3ヵ月先の見通しは、業況-50.6(良化6.6、悪化57.2)を示し、悪化を予想する企業が全体の6割近くに達しており、引き続き厳しさが続くと見通す結果となっている。


業 況売 上採 算資金繰り
7月8月先行き7月8月先行き7月8月先行き7月8月先行き
-54.2-57.8-50.6-51.5-53.7-49.8-55.0-58.4-58.4-39.9-43.4-41.4


製造業
 業況・売上・採算・資金繰りともに4ヵ月連続でDI値を下げ、いずれも-50を割り込んだ。生産レベルを引き下げる動きが広がっていたが、さらに生産調整に踏み切っているものと考えられる。
 「食料品」は受注残高の減少から設備操業率が減少し、売上はわずかに悪化した。「酒造」では一部には受注残高の増加から売上を良化させる企業もあり、業況は-77.8から-25.0へ改善した。「織物」・「ニット」はいずれも全項目で良化回答がゼロであり、厳しい業況が続いている。「縫製」は秋冬物のシーズンに入ったものの、本格的な稼働に至っておらず、売上の伸びには結びついていない状況である。「木材・木製品」は住宅建築・公共工事の減少から需要が減退し、業況は悪化している。「印刷」は業況が-70.0と依然として厳しい。「窯業・土石」は業況・売上・採算・資金繰りいずれもDIは-50以下であり厳しい業況である。「鉄鋼・非鉄」は売上がわずかながらも改善を示したが、量的な増加は見込めず、厳しい業況が続いている。「金属」は業況・売上・採算・資金繰りいずれもDIは-50以下であり厳しい業況である。「一般機械」は業況・売上・採算DIは-50以下であり、厳しい業況であるが、一部にはわずかながらも売上を確保しているところもある。「電気機器」・「輸送用機器」は業況・売上・採算・資金繰りで良化回答がゼロであり、電気機器の業況は-69.2、輸送用機器は-83.3と非常に厳しい状況が続いている。「精密機器」は売上・採算ともに悪化し、業況は厳しさを増している。「漆器」は全項目で悪化、良化回答もゼロであった。「プラスチック」は設備稼働率でわずかながらも改善したが、売上は横ばいであり、業況はわずかに悪化となった。


業 況売 上採 算資金繰り
7月8月先行き7月8月先行き7月8月先行き7月8月先行き
-58.6-60.4-43.9-53.3-57.1-44.8-58.6-63.2-48.1-47.1-50.9-42.5


いつになったら金融関係が緩和されるのか。中小企業において今のような厳しい状況では中小企業は生存できなくなるのでは。これが改革政策でしょうか。 【食料品】
量販店の一方的返品は企業が予想しない不利益である。 【食料品】
行政の無策に大いなる失望を感じる。
【ニット】
縫製関係では、頼みの秋冬物のシーズンに入りましたが、まだ立ち上がりは本格的でなく、材料などの遅れが目立ち、先行き不安です。 【縫製】
天候に左右される業界ですので、予想がつかめません。運転資金が底をついてきました。 【縫製】
ひたすら良い物を安く作る努力を続ける。 【木材・木製品】
住宅建築の減少・公共工事の減少により、木材業界・建築業界はまさに瀕死の状況にあり、現在の政治の状況では回復する前に倒れてしまう。 【木材・木製品】
いよいよ一段と厳しくなり、大変な事になっていくと思う。 【印刷】
業界の悪化。先行きが案じられる。早く良い方に向かって欲しい。 【鉄鋼・非鉄】
鋳鋼業界も多少の動きは見られるも、量的な増加はまだ望めない状況で推移している。 【鉄鋼・非鉄】
早く国で景気対策を強化しないと、どの業界もピンチで日本沈没につながると思います。 【金属】
各メーカーの海外へのシフト、材料変更が進み物量の減少、加えてコストダウン要請等さらに厳しい状況が加速してきている。 【金属】
IT・半導体関係は特に悪い。 【一般機械】
弱電業界は、今後益々海外進出により国内生産の激減化が見られます。 【電気機器】
10月から最賃がアップする。加工費はダウンしてます。もう限界です。やめるしかありません。 【電気機器】
何せ物流が少なすぎる。 【プラスチック】
低価格により修理料金より購入した方が安いということで修理台数が減少しています。 【電気機器】