県内の景気動向

県内景況は一段と厳しさ増す
先行きも引き続き厳しさ続く

2001.9月調査

調査時点 9月末時点
回収期間 平成13年10月1日〜15日
本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は492社
回答企業の業種別内訳
 製造業213社・建設業56社・卸売業66社・小売業88社・サービス業69社

DI(Diffusion Index)とは景気の動きをとらえるための指標であり、DI値は良化と回答した企業の割合から悪化と回答した企業の割合を減じた数値である


 10月の調査結果(9月末時点)によると、売上-58.7(良化8.3、悪化67.1)・採算-60.2(良化5.3、悪化65.5)・資金繰り-44.9(良化3.5、悪化48.4)ともに、DI値は先月よりもさらに悪化している。採算は9ヵ月連続、資金繰りは5ヵ月連続の悪化である。これらを総合した業況は、平成10年10月以来35ヵ月振りにマイナス60を下回って-61.0(良化5.9、悪化66.9)を示し、一段と厳しさを増している。
 先行き3ヵ月先の見通しは、業況DI値で-52.6(良化5.1、悪化57.7)を示し、6割に近い企業がさらに悪化するものと予想しており、依然として厳しい見方をしている。

業 況売 上採 算資金繰り
8月9月先行き8月9月先行き8月9月先行き8月9月先行き
-57.8-61.0-52.6-53.7-58.747.6-58.460.2-50.4-43.4-44.9-39.0



製造業
 受注の減少、製造単価の下落等により、業況・売上・採算が5ヵ月連続でDI値を下げ、業況は平成11年2月以来31ヵ月ぶりにマイナス60を下回って-64.3(良化5.2、悪化69.5)を示した。
 「食料品」は売上・採算ともに悪化を示した。「酒造」は売上・採算・資金繰りが悪化し、業況はさらに悪化した。「織物」・「ニット」は業況・売上・採算・資金繰りの主要4項目で良化回答がゼロであった。「織物」は5ヵ月連続、「ニット」は19ヵ月連続である。「縫製」は業況・売上ともに悪化した。「木材・木製品」は売上・採算をわずかに改善させたが、業況DI値は-52.6(良化10.5、悪化63.2)と依然厳しい。「印刷」は一部には売上・採算を伸ばしているところも見受けられる。「窯業・土石」は売上がわずかに改善したものの、採算は悪化している。「鉄鋼・非鉄」は受注の減少により売上がますます減少している。「金属」は全項目で悪化を示した。「一般機械」は売上・採算・資金繰りで悪化し、業況もわずかに悪化した。「電気機器」・「精密機器」は全項目で悪化を示した。「輸送用機器」は売上が横ばいで依然厳しく、業況は引き続き厳しさが続いている。「漆器」は一部で売上を伸ばした企業もあったが、依然厳しさが続いている。「プラスチック」は設備操業率の改善により業況がわずかながらも改善したが、DI値は-41.7(良化16.7、悪化58.3)と依然厳しい。


業 況売 上採 算資金繰り
8月9月先行き8月9月先行き8月9月先行き8月9月先行き
-60.4-64.3-44.6-57.1-64.3-42.3-63.2-65.7-47.0-50.9-50.7-39.4


3年前より営業面の改革、製品の改善を行いようやく現在を迎えましたが、もう一頑張りで平成13年度は利益を上げることが出来ます。【食料品】
生産過剰と価格下落が経営を圧迫してる。食品の消費も減少。まさにデフレスパイラルである。【食料品】
最盛期であるべき秋物の時期、大した量も無いまま推移している。需要の変化、多種少量がまた影響。【縫製】
1〜3月の3ヵ月間は上棟が落ち少ない。悪化する。【木材・木製品】
印刷業は成熟産業である。いくら努力しても売上増につながらないので、新規分野への取り組みを考えているが安全なものは何もない。【印刷】
昨年と比較して今年度は更に悪くなった。業界も同じ。【窯業・土石】
業界出荷15%減、下半期は増加の見込み。【窯業・土石】
鋳鋼業全般に悪化の傾向と予想される。廃業される所も予想され先行きに心を痛めている。【鉄鋼・非鉄】
10月に入り急激に受注減少となった。このままでは経営が成り立たない。方針転換が必要。【鉄鋼・非鉄】
先の予想は不明。【金属】
過去20年間で最低の受注量。 【電気機器】
売上が昨年より20%減少している。他に受注できなければ人員削減をしなければならない。【電気機器】
10月より最低賃金がアップしてます。歯止めは掛からないのだろうか。中小企業は益々苦しくなりやっていけません。【電気機器】
社内の製造単価の引き下げが最大の課題である。【輸送用機器】
非常に厳しい現状です。【精密機器】
夏休み以降悪化傾向強まる。特にチップ実装機の稼働率悪化。【精密機器】