センターレポート


支給しない企業昨冬のほぼ2倍に
支給率1.45ヵ月 一人あたり平均支給額380,638円
−平成13年度冬季ボーナス支給予定額調査より−

2001.10月調査


 内閣府は10月の月例経済報告で先月に続いて「景気は引き続き悪化している」とした。「個人消費にこのところ弱い動きがみられ、家計収入の面でも定期給与、現金給与総額ともに前年を下回っている。生産は大幅に減少し、企業収益も減少している。企業の業況判断は製造業を中心に大幅に悪化しており、一層厳しさが増している。政府は構造改革を強力かつ迅速に遂行するため『改革先行プログラム』をまとめるとともに、平成13年度補正予算を編成する」としている。
 一方、当センターの調べによると、県内の景気動向にもみられるように(本誌10ページ以下参照)、業況DI値が35ヵ月振りにマイナス60を下回り、一段と厳しさを増している。
 こうした中、県内中小企業を対象に「冬季ボーナス支給予定額調査」を実施し、その結果がまとまったので以下に報告したい。


  冬季ボーナス支給予定額調査
調査時期 平成13年10月
調査対象 県内中小企業1000社
有効回答数 254社
ボーナスを支給する企業 154社(うち支給額未定の企業 29社)
ボーナスを支給しない企業 100社


  ボーナスの支給状況
 今年の冬季ボーナスの支給予定額は、支給するとする企業のうち支給額が未定の企業を除いた125社を対象として、その支給額を加重平均でみた結果は次のようになった。(図表−1)

図表−1 産業別支給状況(総合)

 
総    計
平均年齢平均勤続年数平均基本給ボーナス支給額支給率前年比支給額比
ヵ月
全産業本 年39.212.5263,274380,6381.4599.6
前 年266,341382,2461.44
 製造業本 年40.914247,462329,5751.33104.8
前 年257,947314,3671.22
建設業本 年40.714.1300,325397,5441.3288.2
前 年307,149450,5261.47
卸売業本 年39.312.1247,904313,2741.26100.7
前 年242,175311,1811.28
小売業本 年36.914243,710343,8771.41102.7
前 年240,533334,8311.39
サービス業
その他
本 年37.79.6282,466468,0671.6697.5
前 年280,590479,9961.71

 全産業平均は380,638円。これは、平均基本給の1.45ヵ月分に相当し、昨年冬の支給率1.44ヵ月(実績)を0.01ヵ月分上回るものの、支給額では0.4%のわずかな低下となる。
 支給率を業種別にみると、サービス業・その他が1.66ヵ月で最も高いが、昨年冬に比べ0.05ヵ月の減少となっている。また、昨年冬に比べ支給率が上昇するのは製造業と小売業の2業種となっている。
 一人あたりの支給額を昨年冬と比較すると、全産業平均で99.6%とほぼ昨年並みの予定。業種別に昨年冬の実績と比較すると、製造業、小売業では上回り、卸売業は横ばい、サービス業・その他、建設業では昨年冬を下回る。
 なお、ボーナスを支給するとする企業(支給額未定の企業を含む)の業種別、資本金別内訳は図表−2のとおり。


図表−2 ボーナスを支給する企業の業種別内訳
ボーナスを支給する企業の資本金別内訳
アンケート回答企業の資本金企業数構成比
個人32.40%
300万円未満43.20%
300万円〜500万円未満32.40%
500万円〜1000万円未満97.20%
1000万円〜5000万円未満7660.80%
5000万円以上3024.00%
合計125100.00%