県内の景気動向

厳しい県内景況、底見えず
採算は10か月連続で悪化

2001.10 月調査

調査時点 10月末時点
回収期間 平成13年11月1日〜15日
本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は492社
回答企業の業種別内訳
 製造業212社・建設業51社・卸売業72社・小売業86社・サービス業71社

DI(Diffusion Index)とは景気の動きをとらえるための指標であり、DI値は良化と回答した企業の割合から悪化と回答した企業の割合を減じた数値である


全産業
 11月の調査結果(10月末時点)によると、売上-56.7(良化8.1、悪化64.8)・採算-61.6(良化4.5、悪化66.1)・資金繰り-42.9(良化2.6、悪化45.5)ともに横ばいで依然厳しい状況が続いており、採算は10か月連続で悪化を示した。先月、平成10年10月以来35か月振りにマイナス60を下回った業況は、-64.2(良化3.1、悪化67.3)を示し、ますます厳しさを増している。回答企業492社の内、業況で良化と回答したのは15社のみである。
 先行き3か月先の見通しは、業況DI値で-57.3(良化3.1、悪化60.4)を示し、6割を超える企業がさらに悪化するものと予想しており、依然として厳しい見方をしている。

業 況売 上採 算資金繰り
9月10月先行き9月10月先行き9月10月先行き9月10月先行き
-64.3-65.1-51.4-64.3-62.7-519-65.7-69.6-53.6-50.7-50.9-44.3



製造業
 先月、平成11年2月以来31か月ぶりにマイナス60を下回った業況はさらに悪化を示し、-65.1(良化4.3、悪化69.3)となった。業況・採算は6か月連続で悪化を示した。回答企業212社の内、業況で良化と回答したのは9社のみである。
 「食料品」は一部の企業で業況・売上の改善を示した。「酒造」は売上の減少から製品在庫も増加している。「織物」「ニット」は業況・売上・採算・資金繰りの主要4項目で良化回答がゼロであった。「織物」は6か月連続、「ニット」は20か月連続である。「縫製」は一部には業況の改善を示したものの、採算・資金繰りはさらに悪化を示した。「木材・木製品」は採算がさらに悪化し、受注残高も減少している。「印刷」は受注の減少から業況が悪化を示し、採算・資金繰りも悪化している。「窯業・土石」は売上・採算ともに悪化を示した。「鉄鋼・非鉄」は採算・資金繰りがさらに悪化を示し、業況も悪化した。「金属」は業況・売上・採算・資金繰りの主要4項目で良化回答がゼロであった。「一般機械」は業況・売上・採算ともに悪化を示した。「電気機器」は業況・売上・採算ともにDI値が-80を下回っており、非常に厳しい状況である。「輸送用機器」は3か月連続で業況・売上・採算・資金繰りの主要4項目で良化回答がゼロであった。「精密機器」は売上・採算で一部に改善した企業があるも、全体的には依然として厳しい。「漆器」は業況・売上・採算・資金繰りともに悪化を示した。「プラスチック」は業況・売上で悪化を示した。


業 況売 上採 算資金繰り
9月10月先行き9月10月先行き9月10月先行き9月10月先行き
-64.3-65.1-51.4-64.3-62.7-51.9-65.7-69.8-53.8-50.7-50.9-44.3


今期増収増益のようです。工場の設備も増設し来年、店もやります。【食料品】
売上は伸びたが、前年度からの赤字のため借入は難しく、常に資金繰りは大変である。返済金と利息が資金繰りを難しくする。 【食料品】
価格との戦いである。非常につらい。 【縫製】
最盛期の秋冬物も工賃安で成果なく、春物も売れ行きを見ての発注となるので、年末にかけてまた仕事のない時期がある見込み。景気は一段と悪化か。【縫製】
働けど働けど我が暮らし楽にならざり。じっと…の心境か。 【木材・木製品】
小泉内閣、テロ問題も必要ですが、国内不況対策を優先してもらわねば困ります。経済問題は何もやっていません。【木材・木製品】
14年1月より売上高は落ちると予想されます。 【木材・木製品】
数年前は1年間の資金繰りをしてましたが、2〜3年前からは毎月資金繰りに困難してます。 【木材・木製品】
デフレ傾向が益々現れており、前年比5〜20%ダウンでの受注が多く、相当厳しい現状です。 【印刷】
客先の需要が激変しています。社内的には品質の向上を。 【窯業・土石】
業界は横ばいが続き、経営状況は全般的に悪化している。特に先の見えない状況にあり、不安である。【鉄鋼・非鉄】
原材料確保が困難になってきた。【鉄鋼・非鉄】
この不況はいつまで続くのですか。今後の経営は非常に難しいです。【鉄鋼・非鉄】
目先の仕事で何とかつないでいるのが現状である。先行きが全く不透明であり、不安な状態が続く。 【電気機器】
新規開発品の販売タイミングにさしかかっており、売掛金の回収が今後のキーポイントになります。【プラスチック】