県内の景気動向

県内景気は依然として厳しさ変わらず
先行きも厳しい見通し

2001.7月調査

本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は474社
回答企業の業種別内訳
 製造業210社・建設業50社・卸売業65社・小売業89社・サービス業77社


全産業
 8月の調査結果(7月末時点)によると、海外景気の減退や公共投資の減少等を反映し、売上-51.5(良化8.8、悪化60.3)、採算-55.0(良化5.5、悪化60.5)、資金繰り-39.9(良化2.9、悪化42.8)ともに、先月に引き続いて厳しいDI値を示し、先月、平成11年2月以来18ヶ月ぶりにマイナス50を下回った業況も、同じ-54.2(良化6.9、悪化61.1)を示した。
 先行き3ヶ月先の見通しは、業況-45.6(良化5.3、悪化50.9)を示し、悪化を予想する企業が全体の半数を超えており、しばらく厳しい業況が続くことを見通す結果となっている。


業 況売 上採 算資金繰り
6月7月先行き6月7月先行き6月7月先行き6月7月先行き
-54.2-54.2-45.6-52.7-51.5-47.1-53.0-55.0-48.5-39.5-39.9-36.9


製造業
 業況・売上・採算・資金繰りともに3ヶ月連続でDI値を下げ、業況は-58.6(良化6.2、悪化64.8)となった。海外景気の減退や設備投資向け需要の減少から生産レベルを一段と引き下げる動きが広がっており、設備・人員の過剰感が出てきている。
 「食料品」は7月猛暑の効果から夏食品の需要が伸び、売上・採算が改善、業況は-33.3(6月-35.0)となった。反面、「酒造」では猛暑の影響を受け日本酒の需要が減少し全項目で悪化、業況は-77.8であった。「織物」の業況は-100.0、「ニット」は-87.5となり、輸入品の圧迫から厳しさを増している。「縫製」は売上で悪化したものの、秋冬物の受注増加から受注残高は増加しており、今後の業況の改善に期待したい。「木材・木製品」は受注残高が改善したことから売上がわずかに改善した。「印刷」は業況が-75.0と非常に厳しい業況となっている。「窯業・土石」は業況が-56.3と依然として厳しい業況である。「鉄鋼・非鉄」は業況が-50.0と依然として厳しいが、良化企業割合が16.7ポイント上昇し、前月に比べるとわずかに改善している。「金属」・「一般機械」・「電気機器」は売上・採算・資金繰りともに悪化し、業況は「金属」で-52.9、「一般機械」で-66.7、「電気機器」で-71.4と業況は厳しさを増している。「輸送用機器」・「精密機器」は受注残高の増加から売上がわずかに改善した。しかしながら業況は「輸送用機器」で-54.6、「精密機器」で-50.0と厳しい状況である。「漆器」は売上の減少が続き、業況は依然として厳しい。「プラスチック」は全項目で悪化、業況は-63.6と厳しい。


業 況売 上採 算資金繰り
6月7月先行き6月7月先行き6月7月先行き6月7月先行き
-54.4-58.6-40.5-51.2-53.3-42.4-55.8-58.6-46.2-45.6-47.1-36.2


先行き悲観的。その様な状況の中でも生き残っていくことができれば、今後とも成長発展して行けるのでは。【食料品】
気温高により、夏商品の売上は上昇したが、流通の仕切戻し要求が多い。家庭内消費が外食にシフトしているようだ。【食料品】
解決策が無い。市の行政も悪い。【食料品】
土地や株等の資産が欲しくなる様な税制や民法が必要。地方の伝統的な生活様式等への配慮が無さすぎる。【酒造】
7月に入り、秋物衣料の加工が出てきたが、天気の予想では、9月中旬まで残暑とある。それによって大きく左右されそうである。【縫製】
3ヶ月先の予想、今よりやや良化。【縫製】
8月に入ったら店じまいの話ばかり聞こえてきます。【縫製】
特別に売上が増えている。【木材・木製品】
需要動向が急変するので、先行きの予想が出来ない状況にあります。【木材・木製品】
休業か閉鎖の選択をせねばならない現況です。【木材・木製品】
銀行の貸し渋りが見られる。自己資本を上げるため、渋っているように思える。国債を買っているのではないか。構造不況業種である我々に手を差し延べて欲しい。【窯業・土石】
業界は上向き傾向はあるが、量的に大きく増えてない。依然として、低調な情勢にある。【鉄鋼・非鉄】
経営は悪化の一途である。【鉄鋼・非鉄】
製造業は最悪。【鉄鋼・非鉄】
5月後半より受注が減少してきて少々不安です。【金属】
非常に不透明。【金属】
受注減少のため人員が過剰となり、人件費・経費を削減できず、マイナス利益で厳しい。【電気機器】
4月以降、急激な落ち込みに苦慮しています。特にIT関係に関連する仕事が悪化。14年4月以降になれば、多少アップすると考えています。【一般機械】
大手電機メーカーの4〜6月動向と同じ。経営状況は悪化傾向にある。設備、人員、フロアーとも「余剰あり」。【精密機器】
物の流れが非常に悪すぎる。全体的に悪い。【プラスチック】
注文が増えれば、全ての点で良化すると思われます。【プラスチック】