県内の景気動向

厳しさが続く県内景況
業況で良化と回答した企業は増加

2001.11月調査

調査時点 11月末時点
回収期間 平成13年12月1日〜15日
本調査の対象企業は県内の中小企業1000社
今回調査の有効回答企業数は482社
回答企業の業種別内訳
 製造業210社・建設業49社・卸売業64社・小売業90社・サービス業69社

DI(Diffusion Index)とは景気の動きをとらえるための指標であり、DI値は良化と回答した企業の割合から悪化と回答した企業の割合を減じた数値である


全産業
 12月の調査結果(11月末時点)によると、前年同月と比較して、売上-59.3(良化7.5、悪化66.8)・採算-62.7(良化3.9、悪化66.6)・資金繰り-46.9(良化2.7、悪化49.6)ともにわずかに悪化を示し、採算は11か月連続で悪化した。
 これらを総合した業況は、-63.9(良化4.4、悪化68.3)を示し、引き続き厳しい状況が続いている。回答企業482社の内、業況で良化と回答したのは21社で、前月(15社)よりも6社増加している。
 先行き3か月先の見通しは、業況DI値が-57.5(良化3.9、悪化61.4)を示し、6割を超える企業がさらに悪化するものと予想しており、依然として厳しい見方をしている。 

業 況売 上採 算資金繰り
10月11月先行き10月11月先行き10月11月先行き10月11月先行き
-64.2-63.9-57.5-56.7-59.3-54.8-61.6-62.7-56.4-42.9-46.9-42.3



製造業
 売上-63.3(良化7.6、悪化71.0)、採算-69.1(良化3.8、悪化72.9)、資金繰り-55.2(良化3.3、悪化58.6)といずれも厳しい数値を示しており、業況は7か月連続で悪化し-69.5(良化4.8、悪化74.3)を示した。回答企業210社の内、業況で良化と回答したのは10社である。
 「食料品」は前月よりも売上・採算の改善により業況が改善を示した。「酒造」は受注の増加、売上高の改善を示したが、採算的には悪化している。「織物」・「ニット」・「縫製」は業況・売上・採算・資金繰りの主要4項目で良化回答企業がゼロであり、業況はさらに悪化している。「織物」は7か月連続、「ニット」は21か月連続である。「木材・木製品」は業況が悪化し、売上もわずかに減少している。「印刷」は売上・採算・資金繰りの悪化から、業況は悪化を示した。「窯業・土石」は一部では売上・採算・資金繰りで改善を示している。「鉄鋼・非鉄」は受注の減少により売上が減少、業況は悪化している。「金属」は3か月連続で業況・売上・採算・資金繰りの主要4項目で良化回答企業がゼロであった。「一般機械」は一部に業況の改善した企業があるものの、全体としては非常に厳しい業況であることに変わりない。「電気機器」は業況・売上・採算ともにさらに悪化を示し、DI値はいずれも-90を下回っている。「輸送用機器」は一部に業況で改善と回答した企業があったものの、売上・採算・資金繰りでは良化回答企業はゼロである。「精密機器」は売上・採算・資金繰りで悪化を示し、業況はさらに悪化している。「漆器」は採算・資金繰りが悪化し、業況は全企業が悪化と回答した。「プラスチック」は一部では売上・採算で改善を示した。


業 況売 上採 算資金繰り
10月11月先行き10月11月先行き10月11月先行き10月11月先行き
-65.1-69.5-51.4-62.7-63.3-49.5-69.8-69.1-51.9-50.9-55.2-42.4


狂牛病の影響で売上の伸びが鈍い。【食料品】
メイン商品の売上がダウン。懸念材料。 【食料品】
中小企業金融は厳しさが増す。【食料品】
業界の状況においては、毎月厳しさを増し、大型工場の倒産、合併が出てくると思う。自社としては、5年ほど前より会社工場の生産物のあり方を検討改善して、現在は何とか将来明るい状態に変わりつつある。 【食料品】
中国品の輸入の増加。日本はこれで加工工場の生き残りができるのか。【織物】
グローバルな戦いには、勝てそうにありません。 【縫製】
冬期については、上棟が少ない。(受注が無い、少ないため)【木材・木製品】
売上高は年々減少し、夏季手当の支給は出来ませんでした。せめて冬季手当の支給はと思いますが、銀行の利用は無理なので苦しい立場です。【木材・木製品】
変化に自在に対応して行きたい。【木材・木製品】
年度末期を迎え、多少なりとも上向きになるのではないかという希望的観測です。ぜひとも良くなって欲しい。【印刷】
こんな日本に誰がしたのか。 【印刷】
11月中旬以降、全面的に悪化傾向を示してきている。長すぎる不況に耐えるのもほぼ限界と思うがいかがか。【鉄鋼・非鉄】
非常に悪い。息が切れそうです。【鉄鋼・非鉄】
空洞化の撤回による景気回復を。【精密機器】
8月以降、受注量減少、加工単価安等々で経営状況悪化。11、12月で合理化進める。業務縮小の動き強める。行政の指導お願いしたい。 【精密機器】
物づくりに徹してきたメーカーでさえ、倒産の危機に面しています。精神上でのよきアドバイス等挙げていただきたい。そして金融面での援助が無ければ生き残れない状況です。 【漆器】
IT関連産業はじめ各産業分野とも需要が軟調で、当社も前年度期比で大幅減収減益の中間決算を発表した。【一般機械】
平成14年度はもっと下降しそう。【一般機械】
依然として製造業関連の仕事は減少にある。 【プラスチック】
人件費の安い海外拠点工場がある限り、国内生産はますます減少します。国内産業が発展するような政策を望む。 【その他】