平成15年度夏期ボーナス支給予定額調査

一人当たりの支給予定額273,283円(1.13か月分)
僅かながら前年比上回る(対前年比101.6%)

2003.5月調査

調査概要
(調査時期) 平成15年5月
(対  象) 県内企業2,563社
(TSR企業情報[CD-Eyes]に収録されている県内に本社を置く企業のうち、資本金300万円以上3億円以下、
 従業員20人以上300人以下の企業で、農林漁業、金融機関等を除く)
(回  答) 721社(回答率28.1%)
(調査方法) 郵送によるアンケート調査
 ◆前回夏季調査までは、毎月の経営動向調査対象企業1,000社を対象に調査を実施していたが、
 今回より対象企業を上記のように変更した。
  なお、従業員規模別に「20人未満」があるのは、調査回答時の従業員数が20人以下となっていた企業があるため。


  ボーナス支給の予定 〜支給予定 424社(58.8%)〜
◆夏季ボーナスを支給する企業は424社
 (うち支給予定額未定124社。支給予定は、全体の58.8%)
◆支給しない企業は288社(39.9%)
◆支給するかどうか未定の企業は9社(1.2%)
<業種別>
 支給する企業の割合が最も高いのは、卸売業の39社(79.6%)、次いで小売業の42社(76.4%)であった。
 建設業は、108社(51.2%)と約半数にとどまり、最も低かった。(表-1)
表-1 ボーナス支給の予定
区分
業種
回答
企業数(社)
支給する支給しない未定
企業数(社)企業数(社)企業数(社)
全業種72142458.828839.991.2

製造業24113355.210242.362.5
建設業21110851.210248.310.5
卸売業493979.61020.400.0
小売業554276.41323.600.0
サービス業16510261.86137.021.2
(支給する予定のうち、金額未定は124社)



  ボーナス支給予定額 〜全業種平均支給額 273,283円〜
 夏季ボーナスを支給すると回答した企業のうち、支給額が未定の企業を除く300社を対象として、その支給予定額の加重平均値でみると、全業種平均の支給予定額は、273,283円となり、平均基本給額の1.13か月分に相当する。
<前年の夏季ボーナス支給実績との比較>
 前年の支給率1.10か月を僅かながらも0.03か月上回り、支給予定額でも1.6%高くなっている。(表-2)

表-2 業種別支給予定額(対前年比)(加重平均)
区分
業種
平均年令
平均勤続年数
平均基本給
ボーナス支給額
支給率
カ月
前年比支給額
全産業本年39.111.3242,315273,2831.13101.6
前年--244,127268,8911.10
製造業本年39.012.1216,946245,1601.13103.5
前年--216,171236,9751.10
建設業本年40.912.3277,805266,1180.9698.0
前年--283,630271,5250.96
卸売業本年38512.5255,960312,1331.22104.6
前年--252,447298,4621.18
小売業本年37710.6270,271334,1331.24102.5
前年--271,817325,8751.20
サービス業本年38.89.5232,468276,0371.19100.3
前年--236,979275,2531.16
※本年欄には予定額、前年欄には実績額を記載した。



  業種別支給予定額
<従業員一人当たりの支給予定額>
 最も高かったのは、小売業の334,133円で、前年の支給額と比較すると2.5%増加している。
 一方、支給予定額が最も低かったのは、製造業の245,160円となったが、前年の支給額より3.5%増加となっている。
 建設業を除いた全ての業種において、支給予定額が前年の支給額を上回っている。
<業種別支給率>
 小売業の1.24か月が最も高く、前年の支給率と比較しても0.04か月高くなっている。
 一方、支給率が最も低いのは、建設業の0.96か月で、前年の支給率と同率となっている。
 建設業を除く全業種で僅かながらも、前年の支給率よりも増加する結果となった。(表-2)
<業種を細分化した支給率>
 支給予定額が最も高いのは、「鮮魚(卸売業)」の474,138円(1.62か月)となり、次いで「飲食料(小売業)」439,050円(1.41.か月)であった。
 一方、支給予定額が最も低いのは、「タクシー(サービス業)」の104,492円(0.56か月)となり、次いで「繊維・衣服(製造業)」110,178円(0.57か月)となり、業種間でかなりばらつきがみられる結果となった。(表-3)

表-3 業種別支給予定額(加重平均)
区分
業種
企業数

平均年令

平均勤続年数

平均基本給

ボーナス支給額

支給率

カ月
前年比支給額

全産業30039.111.3242,315273,283 1.13101.6
製造業9139.012.1216,946245,1601.13103.5

食料品1338.68.6195,368157,3510.8197.0
繊維・衣服740.312.7193,898 110,1780.5796.7
木材・木製品443.411.8238,940196,7890.82106.9
印刷730.119.0248,465261,4791.05120.1
窯業・土石238.6 8.6230,684347,3331.5194.0
鉄鋼・非鉄148.015.0268,333346,6671.2998.1
金属製品1239.711.6244,329262,7441.0893.4
一般機械937.710.4221,258322,5571.46100.0
電機機器1239.411.4205,317238,3701.16106.4
輸送用機械440.412.9211,257322,8471.53104.6
精密機器538.311.2200,292282,5101.4198.4
プラスチック335.09.7199,299 210,3091.06104.5
その他1240.314.3220,615267,8101.21109.8
建設業7140.912.3277,805266,1180.9698.0
卸売業3138.512.5255,960312,1331.22104.6

衣服343.113.3267,870308,6961.15112.6
飲食料437.811.9260,301253,2350.97109.6
青果物437.015.1242,012311,0471.29111.3
鮮魚242.716.9293,103474,1381.62101.9
機械器具145.018.5415,789526,3161.2789.0
建築材料340.111.1291,292260,0000.8992.7
その他卸売1438.311.5247,749309,6481.25104.1
小売業2937.710.6270,271334,1331.24102.5

スーパー243.514.7258,407258,4071.00103.4
飲食料340.89.6311,748439,0501.41100.3
自動車販売335.213.6242,924374,3211.54101.0
家具.建具137.810.6312,750205,0000.6699.5
その他小売2035.610.0250,580272,3941.09104.2
サービス業7838.89.5232,468276,0371.19100.3

旅館・ホテル638.57.4194,041239,2761.23105.5
タクシー(バス含)551.710.8185,590104,4920.5695.3
運送2140.510.8246,116196,3950.8094.9
自動車整備145.810.9226,000456,0002.02100.2
情報サービス731.99.9231,948335,0561.4493.5
その他サービス38 37.88.6234,190335,9001.43104.8



  従業員規模別支給予定額
<従業員規模別に一人当たりの支給予定額>
 20人未満規模の296,687円が最も高く、一方最も低いのは、20〜29人規模の219,457円となった。
<業種別>
 小売業の100人以上規模の375,262円が最も高く、次いでサービス業の20人未満規模の360,556円、卸売業の100人以上規模の347,244円と続いている。(表-4)

表-4 従業員規模別支給予定額(加重平均:円)

20人未満20人〜29人30人〜49人50人〜99人100人以上
1人当給与1人当支給1人当給与1人当支給1人当給与1人当支給1人当給与1人当支給1人当給与1人当支給
全業種235,149296,687257,542219,457248,095271,766243,121286,858230,747286,154
製造業186,428182,204209,445215,436224,148235,006226,554279,852204,364225,281
建設業261,794218,490311,558188,521262,365276,029278,802292,120265,620315,770
卸売業307,368309,722267,985292,052245,791278,820249,989334,278246,626347,244
小売業198,880200,787230,481264,778281,714322,714255,107303,014290,142375,262
サービス業242,759360,556241,842216,319251,248284,526237,809273,440 206,069290,295



  ボーナス支給の決定要因
 ボーナス支給額の決定にあたり考慮すること(複数回答)としては、「今期または前期の決算(収益)状況」とする企業が84.0%と最も高く、次いで「昨年夏のボーナス支給額」が41.0%、「昨年冬のボーナス支給額」が12.0%となっている。
 なお、回答項目の「その他」の内容については、「社員の評価」、「労組の団体交渉」「業況」等を挙げる企業がみられた。(表-5)

表-5 ボーナス支給に当たり考慮したこと(複数回答)

決算収益状況 地区同規模との比較地区同業者との比較地区全般の相場全国の水準系列会社の支給額昨年夏
(今年の支給額
昨年冬
(今年の支給額
年間賃金消費者物価その他
全体84.0%0.7%4.7%2.3%0.7%8.7%41.0%12.0%5.3%0.3%4.3%
20人未満84.3% 2.0%3.9%2.0% 0.0% 9.8%45.1%13.7%7.8%0.0%2.0%
20人〜29人84.9%0.0%4.1%1.4%0.0%8.2%32.9%15.1%6.8%0.0%2.7%
30人〜49人77.9%1.3%5.2%3.9%1.3%7.8%46.8%7.8%3.9%1.3%6.5%
50人〜99人88.4%0.0%7.2%2.9%0.0%5.8%44.9%13.0%5.8%0.0%4.3%
100人以上86.2%0.0%0.0%0.0%3.4%17.2%31.0%6.9%0.0%0.0%6.9%



  資金の調達方法
 ボーナス資金の調達方法として、「全額自己資金」(60.7%)とする企業が最も多くなっている。一方「全額借入」とする企業は16.3%、「21〜50%借入」は14.3%となっている。
また、若干ではあるが系列企業からの借入れる企業もみられた。
<従業員規模別>
 規模の小さな企業では、「全額自己資金」とする企業が多くなっているのに対し、100人以上の規模では「全額自己資金」と「全額借入」が同率となっている。(表-6)

表-6 資金の調達方法

全額
自己資金
1〜20%
借入
21〜50%
借入
51〜99%
借入
全額
借入
1〜20%
系列借入
21〜50%
系列借入
51〜99%
系列借入
全額系
列借入
全額
その他
全体60.7%1.0%14.3%3.7%16.3%0.3%0.3%2.3%1.0%0.0%
20人未満78.4%0.0%9.8%2.0%9.8%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%
20人〜29人60.3%1.4%16.4%2.7%16.4%0.0%0.0%2.7%0.0%0.0%
30人〜49人57.1%0.0%19.5%5.2%13.0%0.0%0.0%3.9%1.3%0.0%
50人〜99人60.9%2.9%13.0%2.9%15.9%1.4%0.0%0.0%2.9%0.0%
100人以上37.9%0.0%6.9% 6.9%37.9%0.0%3.4%6.9%0.0%0.0%



  支給時期 〜7月支給が、57.3%〜
 ボーナス支給時期をみると、6月中とする企業が13.7%、8月中とする企業が27.7%に対し、7月とする企業が57.3%で、半数以上の企業で7月中に支給を予定している。
<業種別>
 ほとんどの業種で7月中に支給を予定している企業が多いのに対し、建設業では、8月中とする企業が約半数を占める。(表-7)
表-7 支給時期

6月中7月上旬7月中旬7月下旬8月中未定
全産業13.7%23.0%19.0%15.3%27.7%1.3%
製造業13.2%33.0%19.8%13.2%18.7%2.2%
建設業14.1%12.7%12.7%11.3%46.5%2.8%
卸売業6.5%12.9%29.0%16.1%35.5%0.0%
小売業17.2%24.1%20.7%27.6%10.3%0.0%
サービス業15.4%24.4%19.2%16.7%24.4%0.0%



  ボーナスを支給しない理由 〜支給予定なし 288社(39.9%)〜
 夏季ボーナスを支給しないと回答した企業は288社で、回答企業の39.9%であった。(表-1
 その理由としては、「会社の業績不振」、「今期決算の収益状況が悪化」、「資金繰りの悪化」、「受注・売上減少」などが多数を占めた。他には「社会保険料率改訂のため」、「金融機関の貸し渋り」、「今後の見通しが立たないため」とする企業や、「ボーナス制度を廃止した」、「年俸制」、「利益分配」、「関係会社の解散により不良債権を抱えている」という企業もみられた。

 最後になりましたが、今回ご多忙にもかかわらず、本調査にご協力いただきました企業の皆様に厚く御礼申し上げます。


 

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