平成15年冬期ボーナス支給予定額調査結果報告

一人当たり支給予定額303,055円(1.23か月分)
支給率・額とも前年とほぼ変わらず(対前年比99.3%)

2003.10月調査

調査概要
(調査時期) 平成15年10月
(対  象) 県内企業2,480社
(TSR企業情報「CD-Eyes」に収録されている県内に本社を置く企業のうち、資本金300万円以上3億円以下、
 従業員20人以上300人以下の企業で農林漁業、金融機関等を除く)
(回  答) 671社(回答率27.05%)
(調査方法) 郵送によるアンケート調査
 ※なお、従業員規模別に「20人未満」があるのは、調査回答時の従業員数が20人以下となっていた企業があるため。


  冬季ボーナス支給の予定 〜支給予定431社(全体の64.2%)〜
 回答企業671社のうち、冬季ボーナスを支給すると回答した企業は431社(うち支給額未定の企業122社)で、64.2%の企業が支給を予定している。一方、支給しない企業は233社で34.7%、支給するかどうか未定の企業は7社で1.1%となっている。
 業種別で支給する割合が高いのは、小売業の84.1%、次いで卸売業の78.4%であった。一方、支給する割合が最も低いのは建設業の47.5%であった。(表-1)
表-1 ボーナス支給予定状況
区分
業種
回答
企業数(社)
支給する支給しない未定
企業数(社)企業数(社)企業数(社)
全業種67143164.223334.771.1

製造業22316071.76227.810.5
建設業2029647.510552.010.5
卸売業514078.41121.600.0
小売業443784.1715.900.0
サービス業1519864.94831.853.3



  ボーナス支給予定額 〜全業種平均支給額 303,055円(1.23カ月分)〜
 冬季ボーナスを支給すると回答した企業431社のうち、支給額が未定の企業を除いた309社を対象として、その支給予定額の加重平均値でみると、全業種平均の支給予定額は、303,055円となった。これは平均基本給額の1.23か月分に相当する。前年の冬季ボーナス支給実績と比較すると、前年の支給率1.24か月を僅か0.01か月下回り、支給予定額では0.7%低くなっている。(表-2)

表-2 業種別支給予定額(対前年比)(加重平均)
区分
業種
平均年令

平均勤続年数

平均基本給

ボーナス支給額

支給率

カ月
前年比支給額

全産業本年39.812.6245,738303,0551.2399.3
前年245,790305,2081.24
製造業本年39.913.5225,954320,4031.42100.3
前年226,310319,4851.41
建設業本年42.013.5288,514235,7920.8288.0
前年289,883268,0650.92
卸売業本年37.911.4238,299289,8711.22102.5
前年234,220282,8761.21
小売業本年37.211.8254,682373,0341.46108.8
前年252,210342,7341.36
サービス業本年40.211.0245,039292,5031.1997.8
前年246,045298,9391.21



  業種別支給予定額 〜支給額・支給率ともに小売業が最多〜
 従業員一人当たりの支給予定額を業種別にみると、小売業の373,034円が最も高く、前年の支給額と比較すると8.8%増加している。一方、支給予定額が最も低かったのは建設業の235,792円で前年の支給額より12.0%も減少している。支給予定額が前年の支給額を上回ったのは製造業、卸売業、小売業となっている。
 支給率からみても、小売業が1.46か月(前年比0.1か月増)と最も高くなり、建設業が0.82か月(前年比0.1か月減)と最も低くなっている。支給率が前年よりも高くなったのはここでも製造業、卸売業、小売業であった。(表-2)
 さらに業種を細分化してみると、支給予定額が最も高いのは「情報サービス(サービス業)」の491,696円(1.97か月)となり、次いで「精密機器(製造業)」485,760円(2.07か月)、「自動車販売(小売業)」416,605円(1.66か月)と続く。一方、支給額が最も低いのは、「タクシー(サービス業)」105,435円(0.56か月)となり、次いで「運送(サービス業)」194,728円(0.76か月)、「旅館・ホテル(サービス業)」198,333円(0.82か月)と続く。一部、サービス業において低い数値が目立っている。(表-3)

表-3 業種別支給予定額(加重平均)
区分
業種
企業数

平均年令

平均勤続年数

平均基本給

ボーナス支給額

支給率

カ月
前年比支給額

全産業30939.812.6245,738303,0551.2399.3
製造業10639.913.5225,954320,4031.42100.3

食料品1337.011.4210,406301,9971.44100.9
繊維・衣服544.812.8213,485204,1260.9695.8
木材・木製品547.418.1221,303213,8430.97103.8
印刷536.813.6254,266263,0141.0399.5
窯業・土石842.412.6281,866403,8771.43103.0
鉄鋼・非鉄・金属1840.412.7231,276365,6441.58103.3
一般機械1040.716.5246,475345,3961.4098.6
電機機器1535.910.3202,187248,9911.2398.5
輸送用機械542.514.8214,174228,4411.07100.3
精密機器740.418.8234,323485,7602.07103.5
プラスチック334.08.3228,720294,8601.29114.0
その他1242.213.4222,761351,5311.5893.8
建設業7442.013.5288,514235,7920.8288.0
卸売業2737.911.4238,299289,8711.22102.5

飲食料639.212.3274,062305,0291.11100.1
青果物337.511.0301,020356,4361.18102.6
機械器具436.411.1267,212349,9661.31104.4
建築材料435.710.2248,226334,3071.35115.6
その他卸売1038.311.5208,284250,4731.2099.7
小売業3237.211.8254,682373,0341.46108.8

中小スーパー335.46.4233,585268,8681.1598.4
自動車販売636.111.7250,613416,6051.66126.1
その他小売2337.812.3258,663360,0521.39101.6
サービス業7040.211.0245,039292,5031.1997.8

旅館・ホテル643.66.5241,096198,3330.8294.4
タクシー452.212.2188,391105,4350.56106.9
運送2042.812.0256,247194,7280.7699.2
自動車整備437.527.1210,781222,2101.05102.5
情報サービス532.910.3249,099491,6961.9794.6
その他サービス3138.59.8246,789351,1911.4297.1



  従業員規模別支給予定額 〜全産業では大規模になるほど高額に〜
 従業員規模別に一人当たりの支給予定額をみると、100人以上規模の353,980円が最も高く、20人未満規模の232,098円が最も低い額となった。
 さらに業種別に見ると、サービス業の100人以上規模の433,239円が最も高く、次いで小売業の100人以上規模の417,938円となっている。(表-4)

表-4 従業員規模別支給予定額

20人未満20人〜29人30人〜49人50人〜99人100人以上
1人当給与1人当支給1人当給与1人当支給1人当給与1人当支給1人当給与1人当支給1人当給与1人当支給
全業種246,378232,098255,060264,574263,269283,280241,993281,092236,568353,980
製造業230,948234,649246,042320,730240,359290,997230,296311,113212,703345,801
建設業277,896243,442267,641195,093284,846250,096279,228225,480326,671275,104
卸売業229,429164,286269,799346,836282,698345,689272,144324,167154,078198,966
小売業234,679219,877242,850352,749249,634369,083209,934155,629265,809417,938
サービス業221,620238,861247,897207,872272,242248,358232,089265,907 235,869433,239



  ボーナス支給に当たり考慮すること 〜決算(収益)状況など〜
 ボーナスの支給額の決定に当たり考慮すること(複数回答)としては、「今期または前期の決算(収益)状況」とする企業が86.1%と最も高く、次いで「昨年冬のボーナス支給額」が37.5%、「今年夏のボーナス支給額」が18.4%となっている。その他回答の内容については、「社員の勤務態度」、「会社への貢献度」などがみられた。(表-5)

表-5 ボーナスにあたり考慮したこと(複数回答)

決算収益状況地区同規模企業との比較地区同業者との比較地区全般の相場全国の水準系列会社の支給額昨年冬の支給額今年夏の支給額年間賃金消費者物価その他
86.1%2.3%3.2%0.6%0.6%9.1%37.5%18.4%6.8%0.0%4.5%
20人未満82.6%6.5%6.5%0.0%0.0%4.3%34.8%21.7%4.3%0.0%2.2%
20人〜29人84.4%1.3%5.2%0.0%1.3%9.1%46.8%14.3%5.2%0.0%6.5%
30人〜49人84.4%0.0%1.3%1.3%0.0%9.1%41.6%14.3%9.1%1.3%2.6%
50人〜99人93.2%4.1%2.7%0.0%0.0%8.2%27.4%24.7%5.5%0.0%5.5%
100人以上83.3%0.0%0.0%2.8%2.8%16.7%33.3%19.4%11.1%0.0%5.6%



  資金の調達方法 〜過半数が全額自己資金〜
 ボーナス資金の調達方法として、「全額自己資金」とする企業が61.2%と最も多くなっている。従業員規模別で見た場合、従業員規模が大きくなるに従い、「全額自己資金」の企業が減り、「金融機関からの借入」により資金調達とする企業が増加する傾向にある。(表-6)

表-6 資金の調達方法

全額
自己資金
1〜20%
借入
21〜50%
借入
51〜99%
借入
全額
借入
1〜20%
系列借入
21〜50%
系列借入
51〜99%
系列借入
全額
系列借入
61.2%0.6%10.7%6.8%16.2%1.3%0.3%2.6%0.3%
20人未満71.7%0.0%6.5%8.7%6.5%4.3%0.0%2.2%0.0%
20人〜29人63.6%0.0%15.6%1.3%15.6%1.3%1.3%1.3%0.0%
30人〜49人62.3%0.0%11.7%7.8%13.0%0.0%0.0%3.9%1.3%
50人〜99人57.5%2.7%6.8%9.6%20.5%1.4%0.0%1.4%0.0%
100人以上47.2%0.0%11.1%8.3%27.8%0.0%0.0%5.6%0.0%



  ボーナスを支給しない理由 〜売上、収益の悪化など〜
 冬季ボーナスを支給しない企業は233社あり、回答企業の34.7%を占めている。
 支給しない理由としては、「売上・収益の悪化、または見込みがない」(57社)、「経営・業績不振」(39社)とする回答が目立った。他にも、「不況であるため」、「資金不足・資金繰り困難」、「経費削減」など、各企業とも厳しい経営環境に置かれていることが窺える回答が多い。また、「年俸制」、「歩合制」に切り替える企業や「賞与制度の廃止」、「排ガス規制対策の設備対応」等といった企業もみられた。

 ご多忙にもかかわらず、本調査にご協力いただきました企業の皆様に厚く御礼申し上げます。


 

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