景気動向

業況感2ヶ月連続で改善
足踏み状態から脱却か


2004.3

調査時点 平成16年4月(3月末時点)
対象企業 1,000社
回答企業数 473社



※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値である。

全業種
 前回3月調査で足踏み状態から改善に転じた業況DI値は、今回4月調査でも改善傾向が続き、製造業では前月比10.2ポイントのわずかながら改善を、非製造業では前月比4.0ポイントで前月並となった。
 全般に改善傾向を示すなか、良化と回答した企業がゼロの業種も依然として多い。
 3か月先見通しは主要4項目で横ばいを見通している。
■主要4項目DI値(全産業) 
 
業況
売上
採算
資金繰り
今月
-20.9
-22.4
-30.4
-19.3
前月
-27.1
-26.7
-35.6
-21.0
対前月比
6.2
4.3
5.2
1.7
    
 ■製造業の業況■非製造業業の業況■業況の3ヶ月先見通し
(全産業)
業況
今回
前回
良化
15.9
12.2
悪化
36.8
39.3
DI値
-20.9
-27.1
対前月比
6.2
3.3
業況
今回
前回
良化
23.1
13
悪化
31.7
32.3
DI値
-8.6
-18.8
対前月比
10.2
0.7
業況
今回
前回
良化
10.6
11.1
悪化
40.5
45
DI値
-29.9
-33.9
対前月比
4.0
4.7
良化
9.5
悪化
31.9
DI値
-22.4
    
■産業分類別業況DI推移

 

製造業
業況DI値
前年比
-8.6
先行き
-13.0
対前月比
10.2


 主要4項目でわずかながら改善を示した。業種別にみると、「ニット」「縫製」「印刷」「プラスチック」以外の業況DI値は改善傾向を示し、「金属」「一般機械」「輸送用機器」の業況DI値はプラス傾向が継続、「精密機器」の業況DI値は2か月ぶり、「電気機器」は4か月ぶりにプラスに転じた。また、「織物」「鉄鋼・非鉄」の業況・売上、「酒造」「木材・木製品」の売上は改善を示した。
3か月先見通しは、主要4項目で横ばいを見通している。

 

自由意見より
  • 4月は受注も活発だが、一時的なものかどうか不明。5月以降はわからないが、安定することを願うのみ。
【縫製 】

  • 年々売上高が減少しています。経費を削減して黒字になりました。今年度も、新たな事業でもう1本の柱をつくらなければと頑張っています。
【電気機器】

  • 企業間の取引は良化してきているが、個人の消費はあまり良くないのが現状です。         
木材・木製品

  • 従来の取引先は売上が少しづつ減少しているが、新しい得意先が毎月増えているので、売上が少し上向いて来る予想である。 
【酒造】

  • 弊社事業計画は上期未達であるが、下期で達成したい。 設備投資のタイミングが1ヶ月遅かった。
【窯業・土石】
製造業
業況DI値
前年比
-52.0
先行き
-52.0
対前月比
-10.0


 業況・資金繰りはわずかに悪化を、売上・採算は横ばいを示した。業種別にみると、「建築」の売上だけがわずかながら改善を示したが、他の項目は横ばいまたはわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・採算は横ばい、売上・資金繰りはわずかに悪化を見通している。

 

自由意見より
  • 建設業界は、公共事業量の激減。中小建設業は、目先の変化に左右され見通した経営計画を立てることが難しい状況にある。
【土木】

  • 4月より資材関係の値上げとなるため採算面の悪化に影響及ぼす心配有り。
【建築

  • 公共事業の減少、単価低下、これの対応策なし。益々悪くなるばかり。       
【土木】

  • 鉄鋼製品の品薄及び価格異常高騰
【土木】

  • 鋼材の価格上昇及び入荷不良。 
【建築】
製造業
業況DI値
前年比
-18.4
先行き
-15.4
対前月比
17.0


  業況・売上・採算はわずかに改善を、資金繰りは横ばいを示した。業種別にみると、「飲食料」の業況DI値はマイナス66.7からマイナス16.6まで改善、前月比では「建築材料」の売上は改善を示した一方、「青果物」の売上は悪化を示した。
3か月先見通しは、採算はわずかに改善、業況・売上・資金繰りは横ばいを見通している。

 

自由意見より
  • 唯今不燃木材の端材を利用して新製品の試作品に取り組んでおりますが、建築資材の端材で規格材なので製品に限定されないのが欠点です。
【その他】

  • 景気回復の好循環を捉えることの対策を立て、実行したい。
【衣服】
製造業
業況DI値
前年比
-28.6
先行き
-29.7
対前月比
1.1


 業況・資金繰りはわずかに悪化を、売上・採算は横ばいを示した。業種別にみると、「建築」の売上だけがわずかながら改善を示したが、他の項目は横ばいまたはわずかに悪化を示した。
3か月先見通しは、業況・採算は横ばい、売上・資金繰りはわずかに悪化を見通している。

 

自由意見より
  • 消費が上向くような気配がしてきています。
【その他】

  • 一部企業(分野)だけの景気回復と言っているだけで、地方はまだまだ低迷している。
【運送】

  • 昨年から多少の努力で海外のメーカーと手を携えて研究を進めてきたが、ここへきて同業者が価格破壊し始めたため先行き不安が残ります。
【家具・建具】

  • 石油製品の価格が上昇傾向にあるが、セルフ同士の競争が激しく収益向上につながらない。
【その他】

  • アメリカのB.S.E問題、解決しきれず。相場不安定。
【飲食料】
製造業
業況DI値
前年比
-26.5
先行き
-25.0
対前月比
5.8


 主要4項目で横ばいを示した。業種別にみると、「家具・建具」の業況DI値は前月に続きプラスが継続、「家電品」の主要4項目と「中小スーパー」の業況・売上・採算では良化と回答した企業はなかった。
3か月先見通しは、売上がわずかに改善、業況・採算・資金繰りは横ばいを見通している。

 

自由意見より
  • 例年異動時期の3月は、12月につぐ売上をあげる月ですが、20日以降1週間だけ昨年並みの売上で、単月では、1割近く落ち込んでおります。同業他社は、15%前後落ち込んでいる模様です。
【タクシー】

■回答企業(473社)が抱えている経営上の問題











































製造業
49
71
64
35
2
24
2
9
14
15
195
建設業
23
40
10
0
0
3
2
0
3
7
50
卸売業
27
19
19
7
3
12
3
2
4
2
64
小売業
41
19
23
7
3
19
1
1
7
9
90
サービス業
18
25
14
2
0
12
1
3
6
7
68
全産業
158
174
130
51
8
70
9
15
34
40
467

 

 

 

 

 





 

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