景気動向  

製造業の業況、先行き不透明感強まる

2004.10

調査時点 平成16年11月調査(10月末時点)
対象企業 1,000社
回答企業数 482社

(製造業230社、建設業43社、卸売業64社、
小売業79社、サービス業66社)


※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 製造業の業況DIは▲18.3(前月比▲10.6)のわずかに悪化、非製造業の業況DIは▲30.2(前月比プラス2.5)の横ばいを示した。製造業の業況DIがマイナス10ポイント台になったのは今年4月以来。
 3か月先見通しは、製造業の業況は横ばい、非製造業の業況はわずかに改善を見通している。
■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金
繰り
今回
-24.5
-21.8
-33.0
-14.5
前回
-20.8
-17.0
-29.0
-16.3
前月比
-3.7
-4.8
-4.0
1.8




■全産業の業況 ■製造業の業況 ■非製造業の業況 ■全産業の業況
3か月先見通し
業況
今回
前回
良化
13.1
17.6
悪化
37.6
38.4
DI値
-24.5
-20.8
前月比
-3.7
-0.8
業況
今回
前回
良化
16.1
24.5
悪化
34.4
32.2
DI値
-18.3
-7.7
前月比
-10.6
-2.6
業況
今回
前回
良化
10.3
11.3
悪化
40.5
44.0
DI値
-30.2
-32.7
前月比
2.5
0.3
良化
5.8
悪化
28.8
DI値
-23.0




■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ

 

製造業
業況DI値
前年比
-18.3
先行き
-21.7
前月比
-10.6

対象企業 421社
回答企業 230社

 資金繰りは横ばい、業況・売上・採算はわずかに悪化を示した。業種別にみると「鉄鋼・非鉄」「金属」「一般機械」「輸送用機器」「精密機器」の業況はプラス傾向が続いているが、いずれの業種もプラス幅は縮小した。また「電機機器」「プラスチック」はマイナスに転じた。前月比では「木材・木製品」「印刷」の業況は4か月連続でマイナス幅が拡大している。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算は横ばい、資金繰りはわずかに悪化を見通している。プラス傾向が続いている業種のうち「鉄鋼・非鉄」「金属」「輸送用機器」「精密機器」の業況はマイナスに転ずると見通している。

自由意見より
  • 良い物をより安くをモットーに努力を続けます。
【木材・木製品】

  • 1〜3月は、季節的に悪化の時期。
【木材・木製品】

  • 需要・受注の環境変化大。競争激化による受注値の下げが大きい。景気回復(?)はないのではないか。
【印刷】

  • 景気上昇に期待したい。
【印刷】

  • 仕事のかたより、バラツキが多い。大型投資に集中しすぎて、地元の足もとをみた政策ができていない。経済はよくならない。なんとかして欲しい。
【窯業・土石】

  • 出荷は伸びているものの、過当競争による単価の著しい下落で採算割になりかねない。コストダウン等自助努力に努めているものの限度もある。
【窯業・土石】

  • 仕入単価の上昇止まらず。販売単価も上昇するも天井感あり。
【鉄鋼・非鉄】

  • 原油高で材料、他値上げ。でも、受注額は値切られる。
【金属】

  • 携帯電話、デジカメ、TV等に於いて生産調整段階に入り、3月頃迄は受注減の状況が続くと思われる。
【電気機器】

  • 2005.4月〜受注減少見通し。
【電気機器】

  • 家電向け部品加工等の中国シフトは常識だが、産業機器等の高付加価値加工品も中国生産化が本格化してきています。国内での物づくりで企業発展はどうすれば?
【電気機器】

  • 当地区同業においては、このところ若干仕事が落ち始めている様子。自社においてはまだ変化は見られないが、納期の集中等により外注費が増大している。
【電気機器】

  • 鉄不足を懸念。鉄材入荷、工具類も不足傾向有り。
【輸送用機器】

  • 業界では中国への生産拠点が移ろうとしています。ますます厳しくなります。
【精密機器】
建設業
業況DI値
前年比
-51.1
先行き
-46.5
前月比
-1.1

対象企業
89社
回答企業
43社

 売上・採算・資金繰りはわずかに改善、業況は横ばいを示した。
 3か月先見通しは、売上・採算はわずかに改善、業況・資金繰りは横ばいを見通している。

自由意見より
  • 公共工事は良化。民間企業は低下。
【建築】
卸売業
業況DI値
前年比
-17.2
先行き
-7.8
前月比
-3.1

対象企業
144社
回答企業
64社

 業況・売上・採算・資金繰りとも横ばいを示した。業種別にみると「機械器具」の業況は9か月連続、「飲食料」の業況は2か月連続でプラス傾向が続いている。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りともわずかに改善を見通している。業種別にみると「機械器具」の業況はプラス幅が縮小すると見通している。

自由意見より
  • デフレで一昨年迄の売上げに対して60%の売上げ減、かつ競争の激化、成約率悪し。
【衣服】

  • 衣料品関係の売上げ低迷。小売店店頭客数低下。
【衣服】

  • 10月度は予想に反して苦戦であった。小売店の売上が良くないのが原因である。
【衣服】

  • 台風後の野菜等に病気が発生し品薄し、一部の野菜に単価上昇したものもある。
【青果物】
小売業
業況DI値
前年比
-27.8
先行き
-26.6
前月比
7.6

対象企業
212社
回答企業
79社

 業況・採算はわずかに改善、売上は横ばい、資金繰りはわずかに悪化を示した。業種別にみると「衣料」の業況はマイナス幅が縮小した。
 3か月先見通しは、売上・採算・資金繰りはわずかに改善、業況は横ばいを見通している。業種別にみると「大規模店」の業況は悪化を見通している。

自由意見より
  • 客数では昨年同様に入っているのですが、客単価が下がっているので売上高も低下しているようです。
【中小スーパー】

  • 競合が激化する中、新たな市場に出店しました。結果として収入は増えましたが、利益を生むまでに少々時間がかかるようです。コストを削減させることと市場認知の向上でクリアできます。
【中小スーパー】

  • 常に変化する社会に於いて成長へのチャンスでもあろうかと考えて、果敢に挑戦して生き残りをかけて絶えず再確認しながら進んでいきたいと思うこの頃です。
【家具・建具】

  • 年末から春にかけて再度企業淘汰の波がありそうな予感が…。
【その他】

  • ガソリン価格の高騰に続き、灯油も上昇傾向のため販売金額は増えるが、採算面は相変わらず厳しい。セルフスタンド同士の競争も激しい。
【その他】
サービス業
業況DI値
前年比
-31.8
先行き
-22.7
前月比
3.9

対象企業
134社
回答企業
66社

 資金繰りはわずかに改善、業況・売上は横ばい、採算はわずかに悪化を示した。前月比では「自動車整備」の業況はわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・採算はわずかに改善、売上・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「情報サービス」の業況はわずかに改善を見通している。

自由意見より
  • デフレを早く直して貰いたい。
【旅館・ホテル】

  • 台風と新潟中越地震のため、せっかく上向景気への期待感が望み薄となってしまった。
【旅館・ホテル】

  • 客の流れが悪い。
【旅館・ホテル】

  • 台風23号により予約のキャンセルが300万あり、回復できませんでした。
【旅館・ホテル】

  • 前年同月より特に夜間の需要が減少していますが、総体的には3月導入のGPS装置により効率がはかられ、輸送回数はわずかですが増加しています。同業他社は会社によりさまざまです。
【タクシー】

  • 燃料価格の高騰。
【運送】

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