設備投資動向調査/結果概要報告


調査要領産業別回答企業数
【産業別回答企業数】
[対 象]県内中小企業 1000社
[回 答]回答企業数 410社
[調査時期]平成16年4月
[調査方法]郵送によるアンケート調査

【資本金別】
資本金別円グラフ
【従業員別】
従業員別円グラフ


平成15年度実績
実施企業は5年ぶりに6割超に回復

 平成15年度に設備投資を実施した企業の割合は、前年比3.9ポイント増の63.1%(前年59.2%)となり、平成11年以来5年ぶりに6割台の水準に回復した。(図1)

図1 設備投資実施状況の推移
図1

● 実施率
 製造業が前年実績比0.2ポイント増の62.0%、非製造業が前年実績比6.9ポイント増の63.9%となった。
 業種別にみると、「輸送用機器」は8割以上、「繊維・衣料」「サービス業・その他」は7割以上の企業が実施した。これ以外の業種も「木材・木製品・家具」を除き5割以上の企業が実施した。
 前年実績比では、「木材・木製品・家具」「小売業」は前年並、「精密機器」「その他製造業」「食料品」は前年を下回ったが、これ以外の業種は前年を上回る結果となった。特に、「電機機器」の56.3%(前年37.5%)、「繊維・衣料」の79.0%(前年63.2%)、「一般機械」の66.7%(前年53.3%)、「輸送用機器」の84.6%(73.3%)は、前年実績比10%以上の増となった。(図2-1)
図2-1 設備投資実績(業種別)
設備投資実績(業種別)グラフ


● 資本金別
 資本金別では、「個人」から「5,000万円以上」まで、全ての企業規模で前年より実施率が増加。「個人」は前年の20.0%から58.3%に大幅増、また、「5,000万円以上」の実施率は8割を超えた(前年75.3%)。(図3-1)図3-1 設備投資実績(資本金別)
設備投資実績(資本金別)グラフ


● 設備投資金額 −複数回答−
 設備投資を実施した企業の投資金額をみると、500万円未満が全体の56.6%(前年52.4%)を占めた。前年実績比では、「500万円未満」「5,000万円以上」は、前年実績を上回る結果となった。特に、「5,000万円以上」は12.6%で、前年の8.3%から4.3ポイント増となった。(図4-1)
図4-1 設備投資金額 −複数回答−
設備投資金額グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


● 投資対象・目的 −複数回答−
 設備投資の対象としては、「情報機器」「機械・装置」「車両運搬具」が設備投資を実施した企業の約半数で実施した。特に、「情報機器」は前年の45.9%から53.5%の7.6ポイント増となった。(図5-1-1)
図5-1-1 設備投資対象 −複数回答−
設備投資対象グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


 設備投資の目的では、土地及び建物構築物は「工場・店舗・事務所・倉庫の改修補修」、機械・装置及び車両運搬具は「老朽化による更新」、情報機器は「事務の迅速化」が実施率のトップとなった。前年実績比でみると、「工場増設」が4.7%増、「高品質製品の生産」が4.1%増、「事務省力化」が7.9%増と前年実績を上回った。(図5-1-2、図5-1-3、図5-1-4)

図5-1-2 設備投資目的(土地・建物)−複数回答−
設備投資目的(土地・建物)グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


図5-1-3 設備投資目的(機械・車両)−複数回答−
設備投資目的(機械・車両)グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


図5-1-4 設備投資目的(情報機器)−複数回答−
設備投資目的(情報機器)グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


● 売上高に占める投資額の割合
 製造業では「2%以内」「4%以内」の順となったが、「10%超」と回答した企業が、14.9%(前年10.2%)で「2%以内・4%以内」に次ぐ割合を占めた。
 非製造業も「2%以内」「4%以内」の順となった。「6%以内、8%以内、10%以内、10%超」の割合が前年を上回り、特に、8%以内が4.7%(前年0.8%)10%超が6.1%(前年2.6%)の割合を占めた。(表1)
表1 売上高に占める設備投資額割合(%)
表1


● 資金調達方法 −複数回答−
 「土地」は銀行借入、「建物・構築物」は自己資金と銀行借入、「機械・装置」「車両・運搬具」「情報機器」は自己資金とリースが、資金調達の柱となっている。(表3)表3 資金調達方法(%) −複数回答−
表3


平成16年度計画
今年度予定企業は、前年計画比7.2ポイント増

 設備投資を計画している企業は190社の46.3%(前年39.1%)で、前年計画比7.2ポイント増となった。設備投資を計画していない企業は105社(25.6%)、現時点で未定及び不明の企業を加えると227社の52.9%(前年60.9%)となっている。(表2)

表2 設備投資計画(%)
表2

● 業種別
 製造業は「精密機器」「輸送用機器」、非製造業は「サービス業・その他」は6割以上の企業が設備投資を計画している一方、製造業の「木材・木製品・家具」「鉄鋼・金属」、非製造業の「建設業」「小売業」は4割未満の実施計画となっている。
 前年計画比では、「鉄鋼・金属」「サービス業・その他」は20%以上、「輸送用機器」「木材・木製品・家具」「その他製造業」「食料品」は10%以上増の計画となっている。(図2-2)
図2-2 設備投資計画(業種別)
設備投資計画グラフ

● 資本金別
 前年計画比では、「個人」は前年を大幅に下回る計画となっているが、その他は前年を上回る計画となっている。(図3-2)図3-2 設備投資計画(資本金別)
設備投資計画(資本金別)グラフ

● 設備投資金額 −複数回答−
 投資金額別にみると、全体に占める各区分の割合は前年計画と同じ順となっている。また、前年計画比では、「1,000万円未満」を除き前年を上回る計画となっている。(図4-2)
図4-2 設備投資金額(投資額)−複数回答−
設備投資金額(投資額)
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。

● 投資対象・目的 −複数回答−
 設備投資の対象としては、「機械・装置」への投資を約半数の企業で計画している。前年計画比では、「機械・装置」「建物構築物」「土地」への投資が前年を上回る計画となっている。(図5-2-1)
図5-2-1 設備投資対象 −複数回答−
設備投資対象グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


 設備投資の目的では、土地及び建物構築物は「工場増設」、機械・装置及び車両運搬具は「増産・増販のための機械・設備増設」「高品質製品の生産」が、前年計画比4%以上増の計画となっている。(図5-2-2、図5-2-3、図5-2-4)
図5-2-2 設備投資目的(土地・建物)−複数回答−
設備投資目的(土地・建物)グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


図5-2-3 設備投資目的(機械・車両)−複数回答−
設備投資目的(機械・車両)グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


図5-2-4 設備投資目的(情報機器)−複数回答−
設備投資目的(情報機器)グラフ
(注)複数回答のため、合計は100%にならない。


● 設備投資を行わない理由
 「自社・業界の先行きが不透明」(59.3%)が、前年同様約6割を占め、次いで「設備の更新・補修の必要がない」「資金繰りの都合」の順となっている。(表4)表4 設備投資を行わない理由(%)
表4


● 設備の現状
 現状の設備に満足している企業は56社(13.7%)で前年比1.3%増となった。「現状でやむを得ない」「現状に不満である」と回答した企業割合は増加傾向にあったが、今回はいずれも前年調査より減少した。(表5)表5 設備の現状(%)
表5


 

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