景気動向

3か月ぶりにマイナス幅拡大も、業況の改善傾向は継続か


2004.4

調査時点 平成16年5月(4月末時点)
対象企業 1,000社
回答企業数 472社



※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値である。

全業種
 2か月連続で改善傾向を示していた業況は、今回調査ではDI値マイナス26.9で前回調査から6ポイントマイナス幅が拡大したが、3か月連続でマイナス20台(全産業ベース)となった。
 製造業はマイナス15.1(前月比マイナス6.5ポイント)、非製造業はマイナス36.5(前月比マイナス6.6ポイント)でいずれもわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上はわずかに改善、採算・資金繰りは横ばいを見通している。
■主要4項目DI値(全産業) 
 
業況
売上
採算
資金繰り
今月
-26.9
-27.3
-29.9
-20.8
前月
-20.9
-22.4
-30.4
-19.3
対前月比
-6.0
-4.9
0.5
-1.5
    
■全産業の業況■製造業の業況■非製造業業の業況■業況の3ヶ月先見通し(全産業)
業況
今回
前回
良化
13.8
15.9
悪化
40.7
36.8
DI値
-26.9
-20.9
対前月比
-6.0
-6.0
業況
今回
前回
良化
19.8
23.1
悪化
34.9
31.7
DI値
-15.1
-8.6
対前月比
-6.5
10.2
業況
今回
前回
良化
8.9
10.6
悪化
45.4
40.5
DI値
-36.5
-29.9
対前月比
-6.5
4.0
良化
9.5
悪化
27.5
DI値
-18.0
    
■産業分類別業況DI推移

 

製造業
業況DI値
前年比
-15.1
先行き
-5.6
対前月比
-6.5


 売上・採算は横ばい、業況・資金繰りはわずかに悪化を示した。業種別にみると、「金属」「一般機械」「輸送用機器」は3か月連続、「鉄鋼・非鉄」「電機機器」「精密機器」は2か月連続で業況がプラスとなった。前月比では「食料品」の売上、「酒造」の採算は改善を、「酒造」の業況・売上、「織物」の業況、「窯業・土石」の資金繰りは悪化を示した。また、「縫製」は主要4項目とも悪化を示した。
3か月先見通しは、業況・売上はわずかに改善、採算・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると、「鉄鋼・非鉄」「金属」「一般機械」「輸送用機器」「精密機器」の業況はプラス傾向が続くと見通している。

 

自由意見より
  • 天候不順のためか4月売上予測に反して減少する。採算が悪いため銀行の融資も思うようでない。3ヶ月先が良くなるように努力する。
【食料品】

  • 原料高にかかわらず、安売りが続く。
【食料品】

  • 4月の消費税表示問題で、各スーパーごとの対応が必要となり、事務処理の複雑化。         
食料品

  • 15年度は原料米が不作の為約20%値上りしたが、製品の値上げが出来ないのがネックになっている。
【酒造】

  • 今年は5月になってからの受注量が昨年より少なくて困っております。毎年5月は秋物に入る前なので、特に今年は大変です。
【縫製】

  • 3月で一息ついたと思ったら4月下旬から又目先暗くなってきた。天候に一喜一憂させられるこの頃か。
【縫製】

  • 材料(厚板)の値上りと納期遅れで引合いを辞退したり、客先への納期に追われている。
【鉄鋼・非鉄】

  • 生産人員の圧縮等経費減の適正範囲枠をこえて現状を維持している。
【プラスチック】
製造業
業況DI値
前年比
-60.0
先行き
-58.0
対前月比
-8.0


 採算・資金繰りは横ばい、業況・売上はわずかに悪化を示した。前月比では「土木」の資金繰りがわずかに改善となった以外は、横ばいまたはわずかに悪化を示した。
3か月先見通しは、業況・売上は横ばい、採算・資金繰りはわずかに悪化を見通している。

 

自由意見より
  • 公共事業の大幅な減少。これにかわる民間建築工事の受注もカバーできるほど伸びず。 
【土木】

  • 鋼材の価格及び入荷が悪い。 
【建築
製造業
業況DI値
前年比
-26.8
先行き
-14.9
対前月比
-8.4


  主要4項目ともわずかに悪化を示した。業種別にみると、「機械器具」の業況は3か月連続でプラスとなり、売上・採算もプラス傾向が続いている。前月比では「飲食料」の資金繰りがわずかに改善となったが、「衣服」の売上・採算・資金繰り、「鮮魚」の売上は悪化を示した。
3か月先見通しは、主要4項目ともわずかに改善を見通している。業種別にみると、「衣料」「建築材料」の業況は改善を見通している。

 

自由意見より
  • 現状・全体の売上げは変わらないが、売先が変化(特に小売店)への販売が減少し、DS等への販売が増加。
【衣服】

  • 在庫管理の能力向上と経費削減努力及び利益率向上努力の効果が表れてきたように思う。
【衣服】

  • 特に鋼材の値上りが大きい。 
【建築材料】

  • 土木・建築共工事が少ないようで資材などの売れ行きが大変悪い。
【その他】
製造業
業況DI値
前年比
-39.3
先行き
-29.0
対前月比
-10.7


 採算・資金繰りは横ばい、業況・売上はわずかに悪化を示した。前月比では「中小スーパー」の採算、「衣料」の採算・資金繰りは改善を、「家具・建具」「大規模店」の業況・採算は悪化を示した。
3か月先見通しは、業況・売上はわずかに改善、採算は横ばい、資金繰りはわずかに悪化を見通している。業種別にみると「家電品」の業況は50ポイントマイナス幅縮小の大幅改善を見通している。

 

自由意見より
  • スキー場も終わり今一番客の少ない時期であり、また酒の自由販売の価格低下もあって昨年より売上も下がっています。
【中小スーパー】

  • 米穀の小売業界は競争が激しくなり二極化が進む。
【飲食料】

  • 酒免許自由化にて新規参入があいつぎ、価格競争が益々激化している。酒問屋の経営悪化にて値上げ要請が相次いでいる。小売店は益々大変になっている。
【飲食料】

  • 前月はトータル的にリスクを感じたので大きく変化したらと懸念していましたが、輸入家具のネット販売は関西方面が圧倒的で流通がスムーズに行くと期待は大であるかな、と感じています。
【家具・建具】

  • 受注価格安く、材料高の採算悪化。
【家具・建具】

  • 個人消費は依然低迷状況。単価は値下げ止まりである。
【大規模店】

  • 石油製品はセルフスタンドでも価格の1〜2円違いで客が移動するなど難しい環境が続いている。
【その他】

  • 仕入価格の上昇により思う値取りが出来ず採算性に問題あり。
【その他】
製造業
業況DI値
前年比
-23.7
先行き
-15.2
対前月比
2.8


 資金繰りはわずかに改善、業況・売上・採算は横ばいを示した。業種別にみると、「自動車整備」の業況がプラスに転じた。前月比では、「情報サービス」の採算は改善を、「運送」の業況・採算は悪化を示した。
3か月先見通しは、業況・売上はわずかに改善、採算・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると、「観光旅館」「運送」の業況は改善を見通している。

 

自由意見より
  • 旅館業界低空飛行で浮力がない。
【旅館】

  • 春競馬や花見山のにぎわいの中で前年実績は下回ったものの、市内の同業他社の状況よりは数パーセントは良化しています。3月に導入したGPS装置も有効に機能しています。
【タクシー】

  • 運送料金の見直しが急増している。
【運送】

  • 燃料(軽油)値上がりがいたい。輸送量の低下。
【運送】

 

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