景気動向

製造業の業況、2か月連続でプラス傾向続く


2004.7

調査時期 平成16年8月(7月末時点)
対象企業 1,000社
回答企業数 499社



※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全業種
 業況DI値はマイナス14.9となり前月比1.0ポイント回復、3か月連続でマイナス幅が縮小した。
 製造業の業況DI値は前回調査(6月末時点)と同じプラス0.5となり、2か月連続のプラス。非製造業の業況DI値は前月比2.3ポイントプラスのマイナス27.9となり、3か月連続でマイナス幅が縮小した。
 3か月先見通しは、主要4項目とも横ばいを見通している。
■全産業の主要4項目DI値 
 
業況
売上
採算
資金繰り
今回
-14.9
-15.1
-28.1
-15.1
前回
-15.9
-17.0
-26.7
-17.8
前月比
1.0
1.9
-1.4
2.7
    
■全産業の業況■製造業の業況■非製造業の業況■全産業の業況の3ヶ月先見通し
業況
今回
前回
良化
18.2
17.6
悪化
33.1
33.5
DI値
-14.9
-15.9
前月比
1.0
2.3
業況
今回
前回
良化
27.3
26.2
悪化
26.8
25.7
DI値
0.5
0.5
前月比
0.0
3.0
業況
今回
前回
良化
10.5
10.1
悪化
38.4
40.3
DI値
-27.9
-30.2
前月比
2.3
2.6
良化
11.8
悪化
26.3
DI値
-14.5
    
■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ

 

製造業
業況DI値
前年比
0.5
先行き
-6.5
前月比
0.0

対象企業
421社
回答企業
231社

 資金繰りはわずかに改善、業況・売上・採算は横ばいを示した。業種別にみると「金属」「一般機械」「輸送用機器」の業況は6か月連続、「鉄鋼・非鉄」「電機機器」「精密機器」の業況は5か月連続、「プラスチック」の業況は3か月連続でプラス傾向が続いているが、前月比では「一般機械」「電機機器」「プラスチック」の業況はわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、資金繰りは横ばい、業況・売上・採算はわずかに悪化を見通している。業種別にみると「鉄鋼・非鉄」「金属」「一般機械」「精密機器」の業況はプラス幅が縮小すると、「電機機器」「輸送用機器」「プラスチック」の業況はマイナスに転ずると見通している。

自由意見より
  • 好天に恵まれ売上げは伸びているが単価は上がらず、安物が増えている。
【食料品】

  • 平年に比べ暑さが厳しいため食品製造業は受注消費が伸びず、企業としては悪化するのみ。そのしわ寄せが従業員の給料まで影響するように思う。
【食料品】

  • 貯蔵製品管理の向上による商品の信頼を更に向上する。       
【酒造】

  • 猛暑の影響もあり、秋物の動きも今ひとつ。期待の秋も不発か。
【縫製】

  • 受注増なるも単価厳しい。
【木材・木製品】

  • 地元の仕事だけでなく県外にも進出できるよう頑張なければならない。
【印刷】

  • お蔭様で自社業績は毎月毎月何とか頑張っているが、なかなか長期には油断できない。金利も上がってくる。
【窯業・土石】

  • 鉄鋼メーカーから材料(厚板)の引受け厳しく、単価の上昇と納期遅延に悩まされている。
【鉄鋼・非鉄】

  • 売上増は営業努力の結果です。
【鉄鋼・非鉄】

  • オイル高騰、中国・米のアルミ需要増等から主要材料アルミスラグ、キャップ、溶剤等値上要請が厳しい。
【金属】

  • 鉄関係の材料費が上がっています。受注単価も材料費+加工費を上げてもらう努力はしてますが、材料費に食われてしまいます。
【一般機械】

  • 各企業によってのバラツキはあるものの、全体的に受注増加が感じられます。中国景気が最大の要因ですね。  
【電気機器】

  • 鉄材、鋼材の不足が懸念される。鋼材入荷の遅れによる納期遅れが発生、残業や特別輸送が発生し採算が良くない。 
【輸送用機器】
製造業
業況DI値
前年比
-48.1
先行き
-46.1
前月比
1.9

対象企業
89社
回答企業
52社

 資金繰りはわずかに改善、業況・売上は横ばい、採算はわずかに悪化を示した。前月比では「建築」の売上・採算は悪化を示した。
 3か月先見通しは、売上・採算はわずかに改善、業況・資金繰りは横ばいを見通している。

自由意見より
  • 今年はいっぺんに去年の1/2位の工事量になりそう。
【土木】

  • 変化ありません。じっと我慢しています。
【建築
製造業
業況DI値
前年比
-20.0
先行き
-6.1
前月比
-6.2

対象企業
144社
回答企業
65社

 売上は横ばい、業況・採算・資金繰りはわずかに悪化を示した。業種別にみると「機械器具」の業況は6か月連続でプラス傾向が続いている。前月比では「衣服」の売上・採算は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「機械器具」の業況はプラス傾向が続くと見通している。

自由意見より
  • 猛暑のおかげで肌着・実用衣料の売上げが増大した。
【衣服】

  • 取引先(縫製工場)の仕事量の減、稼働率の悪さ等の要因で取扱商品の受注減。石油製品等の仕入価格アップ、利益率の悪化等が予想される。
衣服

  • 石油業界、仕入れ価格上昇に対して販売価格の値取りが十分に出来ていない。
【その他】

  • 新製品開発や関連事業展開を見出す以外に業績アップがないように思います。
【その他】
製造業
業況DI値
前年比
-28.8
先行き
-27.5
前月比
1.2

対象企業
212社
回答企業
80社

 売上・採算・資金繰りはわずかに改善、業況は横ばいを示した。業種別にみると「中小スーパー」の業況は2か月連続でプラス傾向が続いている。
 3か月先見通しは、主要4項目とも横ばいを見通している。

自由意見より
  • 暑さがここまで続くと逆効果。日中、商店街に人の姿が見られなくなっている。秋物に転換するタイミングが難しい。
【衣料】

  • 猛暑のお陰で久しぶりに良化してるが、昨年が悪すぎたので比較にならない。
【飲食料】

  • メーカー本体の固有事情による影響と、報道による顧客の反応により、本来的な事業活動が停滞状態であり、自助努力で流れを変えるしかない。
【自動車販売】

  • 消費は下げ止まったのか・・・?
【その他】
製造業
業況DI値
前年比
-19.7
先行き
-9.8
前月比
11.5

対象企業
134社
回答企業
71社

 業況・売上はわずかに改善、採算・資金繰りは横ばいを示した。業種別にみると「情報サービス」の業況は3か月連続でプラス傾向が続いている。
 3か月先見通しは、主要4項目ともわずかに改善を見通している。業種別にみると「情報サービス」の業況はプラス傾向が継続、「観光旅館」の業況、「運送」の採算は改善を見通している。

自由意見より
  • 売上低迷ではあるが、何とか利益を維持。色々と工夫をしてるが、今後売上増進のため全社員セールス展開中。
【旅館・ホテル】

  • タクシー業界の全体的な動向は悪化傾向であるが、当社は既にリストラが終了し、昨年設備投資したGPS配車システムにより増収増益体制に変化しつつある。介護タクシーも好調。貸切バス部門も対前年10〜13%の増収が見込まれる(新撰組等の影響)。燃料の高騰が今後の問題点。
【タクシー】

  • 昨年より2割近く稼働率が多くなった事で、前年比1割以上増収となった。社員一人ひとりがなすべき事をやった結果と思われます。同業他社は会社によりさまざまです。
【タクシー】

  • 原油価格高騰により軽油の仕入単価大幅値上がりとなり、採算が悪化している。新米の出来が良さそうなので10〜11月の出荷量(輸送量)が期待できるか?
【運送】
 

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