景気動向

製造業の業況3か月ぶりにマイナスに転ずる


2004.8

調査時点 平成16年9月調査(8月末時点)
対象企業 1,000社
回答企業数 500社

(製造業234社、建設業49社、卸売業73社、
小売業75社、サービス業69社)


※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 製造業の業況はマイナス5.1(前月比マイナス5.6)となり3か月ぶりにマイナスに転じた。非製造業の業況はマイナス33.0(前月比マイナス5.1)となり改善の動きにかげりが見える。
 3か月先見通しは、製造業の業況はわずかに悪化を、非製造業の業況はわずかに改善を見通している。
■全産業の主要4項目DI値  
 
業況
売上
採算
資金
繰り
今回
-20.0
-18.6
-31.2
-15.4
前回
-14.9
-15.1
-28.1
-15.1
前月比
-5.1
-3.5
-3.1
-0.3
       
■全産業の業況 ■製造業の業況 ■非製造業の業況 ■全産業の業況の3か月先見通し
業況
今回
前回
良化
17.0
18.2
悪化
37.0
33.1
DI値
-20.0
-14.9
前月比
-5.1
1.0
業況
今回
前回
良化
24.8
27.3
悪化
29.9
26.8
DI値
-5.1
0.5
前月比
-5.6
0.0
業況
今回
前回
良化
10.2
10.5
悪化
43.2
38.4
DI値
-33.0
-27.9
前月比
-5.1
2.3
良化
9.0
悪化
28.2
DI値
-19.2
       
■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ

 

製造業
業況DI値
前年比
-5.1
先行き
-12.9
前月比
-5.6

対象企業
421社
回答企業
234社

 売上・採算・資金繰りは横ばい、業況はわずかに悪化を示した。業種別でみると「金属」「一般機械」「輸送用機器」の業況は7か月連続、「鉄鋼・非鉄」「電気機器」「精密機器」の業況は6か月連続でプラス傾向を示したが、「プラスチック」の業況は4か月ぶりにマイナスに転じた。前月比では「金属」「輸送用機器」「精密機器」の業況はプラス幅が縮小した。
 3か月先見通しは、採算・資金繰りは横ばい、業況・売上はわずかに悪化を見通している。プラス傾向の業種もプラス幅が縮小すると見通している。特に「金属」はマイナスに転ずると見通している。また「ニット」の業況は悪化を見通している。

自由意見より
  • 流通の自然淘汰は着実に進み地場工場の売先は減り放しとなっている。しかし付加価値商品を根付かせる努力なくして経営は不可能な業界となった。
【食料品】

  • 予想では売り上げが前年と同じ位と思ったが暑さのため全体的に悪化となる。
【食料品】

  • ようやく秋物の受注が動いてきたが残暑の状況によっては又低調になるかもしれず警戒必要。
【縫製】

  • 建設業界大変悪い。特に建築業が悪すぎます。
【木材・木製品】

  • 競争激化による販売単価の低下に対応するため、設備の更新による生産性の向上を図っている。
【印刷】

  • 何とか頑張らなければと人員増加して県内、県外まわっていますが、なかなか大変です。
【印刷】

  • 大変キビシイ状況。先の仕事が見えてきません。地方のインフラはまだ未整備のところが多いので、これを実施してほしい。
【窯業・土石】

  • 供給タイトが持続。市況ジリ高。仕入価格は毎月上昇。
【鉄鋼・非鉄】

  • 大口受注物件が終了(台湾新幹線)。8月まで原材料高及び原油価格上昇による諸経費増加。関西以西は単価見直しが活発も、関東、東北は単価見直しに消極的。
【金属】

  • 見積は以前より増したものの、単価が厳しく受注につながらない。
【金属】

  • 年内11月頃までは確保済み。10〜12月の受注が不透明。(つまり、1〜3月分の生産見込みが立たない)
【一般機械】

  • アテネでの日本選手の活躍は日本人に勇気と希望、夢を与えてくれた。景気マインドに好影響がある事を期待したい。 
【電気機器】

  • 既存のお客様の受注は年々減少している。それらをカバーするには新規のお客様を開拓する方法しかない。
【電気機器】

  • 生産人員は昨年と同じ。必要経費の削減も限界に達しこれ以上に望めない状況。
【プラスチック】
製造業
業況DI値
前年比
-55.1
先行き
-44.9
前月比
-7.0

対象企業
89社
回答企業
49社

 採算・資金繰りは横ばい、業況・売上はわずかに悪化を示した。前月比では「土木」の業況は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。

自由意見より
  • いつまでつづくがまんくらべ。
【土木】

  • 公共事業は軒並前年実績を大きく下回っている。工事を中央一極に集中させることなく景気も地方が回復を感じられるものにならないものか。
【建築】
製造業
業況DI値
前年比
-24.7
先行き
-16.4
前月比
-4.7

対象企業
144社
回答企業
73社

 業況・採算・資金繰りは横ばい、売上はわずかに悪化を示した。業種別でみると「機械器具」の業況は7か月連続でプラス傾向を示したが、前月比ではプラス幅が縮小した。
また「衣服」の採算・資金繰りは悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「機械器具」の業況はプラス幅が縮小すると見通している。

自由意見より
  • 結果的に8月度は良好であったが楽観的ムードではない。消費者マインドは未だ厳しいと感ず。
【衣服】

  • 仕入単価もまだまだ安くなるみたいで、販売単価がどうしても安くなるので売上減少していく。
【衣服】

  • 石油業界(SS)仕入価格上昇に対して販売価格の値取りが未達である。
【その他】
製造業
業況DI値
前年比
-38.7
先行き
-25.4
前月比
-9.9

対象企業
212社
回答企業
75社

 業況・売上・採算・資金繰りともわずかに悪化を示した。業種別でみると「中小スーパー」の業況は3か月連続でプラス傾向が続いている。
 3か月先見通しは、採算は改善、業況・売上・資金繰りはわずかに改善を見通している。
業種別に見ると「中小スーパー」の業況はプラス幅が縮小すると見通している。

自由意見より
  • 昨年と比べ今年の7〜8月は暑い夏なので客数も売上も増えたようです。このまま紅葉時期までもってくれることを願っています。
【中小スーパー】

  • 猛暑の為にソフトドリンク等ビールの売上好調。
【中小スーパー】

  • メーカー本体の動向が販売環境にも敏感に反応しており、自助努力にも限界がある。金融筋もメーカーの状況とセットで対応し始め、金利の見直し若しくは借入金の返済要求が出始めている。
【自動車販売】

  • 季節の相応の天候に期待。
【その他】
製造業
業況DI値
前年比
-20.3
先行き
-18.8
前月比
-0.6

対象企業
134社
回答企業
69社

 資金繰りはわずかに改善、業況・売上・採算は横ばいを示した。業種別でみると「情報サービス」の業況は3か月連続でプラス傾向が続いている。前月比では「運送」「自動車整備」の売上は改善を示した。
 3か月先見通しは、採算はわずかに改善、業況・売上・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「情報サービス」の業況はプラス幅が縮小すると見通している。

自由意見より
  • 7月に続き天候が良かった事で中旬までは前年比より上向いていたが、最終的には前年と同じくらいになりました。オリンピックの影響で夜間の受注減が原因のようです。引き続き業界は会社により厳しいところもあるようです。
【タクシー】

  • 昨年より天候が夏らしかった分中間までは上昇ムードはありましたが、オリンピック開催後夜間の運行が減少しほぼ昨年並みとなりました。
【タクシー】

  • 石油(原油)の単価アップによる石油製品の値上りが9月より各社実施される予定。それを販価(売上)に入れる事が困難と思われる。
【自動車整備】

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