景気動向  

改善の動き2か月連続で足踏み
先行きに不透明感


2004.9

調査時点 平成16年10月調査(9月末時点)
対象企業 1,000社
回答企業数 490社

(製造業233社、建設業44社、卸売業64社、
小売業79社、サービス業70社)


※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 全産業の業況DIは前月比マイナス0.8のマイナス20.8で横ばいを示した。製造業の業況DIは前月比マイナス2.6のマイナス7.7、非製造業の業況DIは前月比プラス0.3のマイナス32.7となり、2か月連続で改善の動きが足踏み状態となっている。
 全産業の3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りとも横ばいを見通している。
■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金
繰り
今回
-20.8
-17.0
-29.0
-16.3
前回
-20.0
-18.6
-31.2
-15.4
前月比
-0.8
1.6
2.2
-0.9




■全産業の業況 ■製造業の業況 ■非製造業の業況 ■全産業の業況
3か月先見通し
業況
今回
前回
良化
17.6
17.0
悪化
38.4
37.0
DI値
-20.8
-20.0
前月比
-0.8
-5.1
業況
今回
前回
良化
24.5
24.8
悪化
32.2
29.9
DI値
-7.7
-5.1
前月比
-2.6
-5.6
業況
今回
前回
良化
11.3
10.2
悪化
44.0
43.2
DI値
-32.7
-33.0
前月比
0.3
-5.1
良化
8.2
悪化
30.8
DI値
-22.6




■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ

 

製造業
業況DI値
前年比
-7.7
先行き
-17.6
前月比
-2.6

対象企業 421社
回答企業 233社

 業況・売上・採算は横ばい、資金繰りはわずかに悪化を示した。プラス傾向が続いている業種では、「輸送用機器」「精密機器」の業況はプラス幅が拡大したが、「鉄鋼・非鉄」「金属」「一般機械」「電機機器」の業況はプラス幅が縮小した。また「プラスチック」の業況は2か月ぶりにプラスに転じた。
 3か月先見通しは、採算・資金繰りは横ばい、業況・売上はわずかに悪化を見通している。業種別にみると「鉄鋼・非鉄」「金属」の業況はプラス幅が縮小すると、「一般機械」「電機機器」「精密機器」「プラスチック」の業況はマイナスに転ずると見通している。

自由意見より
  • 基本的には地産地消を旨とするが、販売サイドは価格・品質を重点としている。
【食料品】

  • 暑い日のため売上、生産高が悪化する。予想では9月頃から良くなると思っていた。
【食料品】

  • ダイレクト販売の強化。
【酒造】

  • 気候に左右されるので今後慎重に見極めていきたい。
【縫製】

  • 受注減少。住宅政策のぞむ。
【木材・木製品】

  • 受注が下げ止まったと思った(2002年)が今年は受注約一割の減少だった。もう自営に自信が持てなくなっている。
【印刷】

  • 業界で受注競争で自分の首を自分で絞めている状態です。
【印刷】

  • 原油値上げ、古紙の値上げがジリジリと経営に影響してきている。
【窯業・土石】

  • コストダウンはやれるところまでやりました。地方のインフラ整備はまだやるところがいっぱいあるはずです。
【窯業・土石】

  • 原料(厚板)の値上りと納期遅れが依然続いている。
【鉄鋼・非鉄】

  • 多少過熱気味になっているようで、単納期に対応できなくなっている。原材料の入荷遅れが生産に悪影響を与えている。
【金属】

  • 3〜4ヶ月先に海外に仕事が出ていく。
【一般機器】

  • 下期(10月〜3月)分の受注にかげりが見えてきた。
【一般機器】

  • 原油高を背景に、今後の原材料価格上昇が懸念される。
【電気機器】

  • 安定した受注確保はなかなか難しい。その為に新規取引お客獲得に力を入れている。
【電気機器】

  • 材料(鉄材)の値上り、売上単価の値下げ、採算悪化の予想。
【輸送用機器】

  • 今後、先が不透明なので不安。
【プラスチック】
建設業
業況DI値
前年比
-50.0
先行き
-63.6
前月比
5.1

対象企業
89社
回答企業
44社

 業況はわずかに改善、売上・採算は横ばい、資金繰りはわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、売上・採算・資金繰りは横ばい、業況はわずかに悪化を見通している。

卸売業
業況DI値
前年比
-14.1
先行き
-12.5
前月比
10.6

対象企業
144社
回答企業
64社

 業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを示した。業種別にみると「機械器具」の業況は8か月連続でプラス傾向が続いている。前月比では「建築材料」の業況は3か月連続でマイナス幅が縮小、一方「衣服」の業況は3か月連続でマイナス幅が拡大している。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りとも横ばいを見通している。業種別にみると「機械器具」の業況はプラス幅が縮小すると見通している。

自由意見より
  • 利益率の高い商品が売上増大しているので、ムードとしては良い。新商品も投入予定である。先のことは不明。
【衣服】

  • ・取引先の資金繰悪く売込が出来ない&回収率が悪い(70%)。
    ・取引先工場の受注が悪く注文が減少。
    ・年末にかけ売上減、回収率が悪く資金繰が一段と厳しくなる。
【衣服】

  • 業況の悪化は本来の業種、売上高があがっているのは副業的部門です。
【機械器具】
小売業
業況DI値
前年比
-35.4
先行き
-25.4
前月比
3.3

対象企業
212社
回答企業
79社

 売上・採算・資金繰りはわずかに改善、業況は横ばいを示した。業種別にみると「中小スーパー」の業況は4か月ぶりにマイナスに転じた。前月比では「家電品」「大規模店」の業況は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。

自由意見より
  • 同業種、地区の販売床面積が健全な場合の数の倍となっている。まだ出店する大手があるので、行政も止めないと町がダメになると思う。
【中小スーパー】

  • 御得意様の年齢が高齢化し、年々販売額が減少し、商店経営も大変な時代です。
【衣料】

  • 米の業界は益々流通の経路が厳しく二極化の傾向がはっきりと現れている。
【飲食料】

  • 回復基調に乗った国内経済が米国経済の足踏み、原油急騰により、企業収益の悪化、消費意欲の減退につながらないよう気を付けなければならないと思います。
【自動車販売】
サービス業
業況DI値
前年比
-35.7
先行き
-20.0
前月比
-15.4

対象企業
134社
回答企業
70社

 売上・採算・資金繰りは横ばい、業況はわずかに悪化を示した。業種別にみると「情報サービス」の業況は5か月ぶりにマイナスに転じた。前月比では「タクシー」「運送」の業況は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りともわずかに改善を見通している。

自由意見より
  • 販売単価の上昇難、施設の老朽化。
【旅館・ホテル】

  • 昨年よりはるかに悪い。景気が良くなったのはどの国の話か?
【旅館・ホテル】

  • 新撰組、野口英世の新札、伝統工芸品大会等、観光客の増加は見込めるものの、地元の景気状況が最悪。3ヶ月先の予想は厳しい!!
【タクシー】

  • 前年同月よりも夜間の需要が減少してますが、どうにか前年と同じ位の売上をキープしています。同業他社は引き続き会社により様々です。
【タクシー】

  • 輸送量の減少に伴い、原油価格の高騰が続いているため、軽油、タイヤ等経費の増が大きく響いている。
【運送】

  • 燃料の価格が高すぎる。
【運送】

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