景気動向  

製造業・非製造業の業況ともに改善の動き
先行きは横ばいで推移か


2006.1

調査時点 平成18年1月調査(12月末時点)
対象企業 800社
回答企業数 463社(回答率:57.9%)
(製造業217社、建設業42社、卸売業60社、
 小売業82社、サービス業62社

◆調査時期 4半期毎<3、6、9、12月末時点>
※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 製造業の業況DIは▲3.2(前回比プラス12.6)、非製造業の業況DIは▲14.6(前回比プラス13.7)となり、いずれもわずかに改善を示した。製造業のマイナスが一けた台となったのは、昨年9月末時点以来。
 3か月先見通しは、製造業の業況DIは▲5.1、非製造業の業況DIは▲13.4といずれも横ばいを見通している。

■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金繰り
12月末時点 -9.3 -7.3 -23.3 -6.9
9月末時点 -22.7 -19.5 -34.2 -14.6
前回比 13.4 12.2 10.9 7.7

■全産業の業況
業況
12月末時点
9月末時点
良化 20.5 13.7
悪化 29.8 36.4
DI値 -9.3 -22.7
前回比 13.4 1.3
12月末時点から見た
全産業の業況3か月先見通し
良化 14.3
悪化 23.8
DI値 -9.5

■製造業の業況
業況
12月末時点
9月末時点
良化 25.4 18.4
悪化 28.6 34.2
DI値 -3.2 -15.8
前回比 12.6 -2.1
■非製造業の業況
業況
12月末時点
9月末時点
良化 16.3 9.8
悪化 30.9 38.1
DI値 -14.6 -28.3
前回比 13.7 4.2

■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ
 
製造業
業況DI値
前年比 -3.2
先行き -5.1
前回比 12.6

対象企業 351社
回答企業 217社

 業況・売上・採算・資金繰りいずれもわずかに改善を示した。業種別にみると「精密機器」の業況はプラス幅が拡大、「鉄鋼・非鉄」「輸送用機器」「プラスチック」の業況はプラスに転じた。一方、「一般機械」の業況はプラス幅が縮小した。前回比では「金属」「電気機器」の業況はわずかに改善を示した。
 3か月先見通しは、業況・採算は横ばい、売上・資金繰りはわずかに悪化を見通している。業種別にみると「精密機器」「プラスチック」の業況はプラス傾向が続くと、「電気機器」の業況はプラスに転ずると見通している。一方、「鉄鋼・非鉄」「輸送用機器」の業況はプラス幅が縮小すると見通している。

自由意見より
  • 全てにおいて良化ですが、人員の大幅な増員等、体制を整えるのが肝要かと思われます。
【食料品】

  • 生糸単価の異常暴騰。原料高の製品安となる。
【織物】

  • 今年は寒波のため救われた。12月末まで冬物の注文は珍しい。これから春物はやはり気候が左右すると思われるが正常な四季の移り変りを期待する。
【縫製】

  • 繊維業界は天候に大いに左右されます。今年の厳冬は、違った意味での悪影響を及ぼしそうです。
【縫製】

  • 消費税見直が大変です。
【木材・木製品】

  • 売上は上がるのですが利益を出すことが出来ない。
【印刷】

  • 競争激化による適正価格の崩壊……。採算価格の維持が望まれる。
【窯業・土石】

  • 我々業種をとりまく環境は悪化の一途であり、対応を考えなくてはならない。
【窯業・土石】

  • 中国向輸出の動向が不透明である。
【鉄鋼・非鉄】

  • 年度末という時期も合せて仕事量が多いが、技術者の不足が目立つようだ。
【金属】

  • 季節により変動あり。冬場減少、夏場増加。  

【電気機器】


  • 受注減少は新規開拓にて補う。単価の低下は一部、全体的には影響なし。

【電気機器】


  • 得意先中の一社からの受注が増加し従業員数33%増強した。(昨年10月〜)一社依存率が60%となってしまい、受注落ち込み時への対策を今から検討せねばならない。新規顧客の開拓に努力したいです。

【電気機器】


  • 銅材の値上高が大きい。

【精密機械】


  • 単価の改正を行う予定。

【漆器】


  • 今期は過去最高益を達成出来る見込みです。

【プラスチック】


  • 昨年より売上は10%ダウン。1〜3月にも期待できないでいる。

【プラスチック】


建設業
業況DI値
前年比
-35.7
先行き
-31.0
前回比
12.3

対象企業
73社
回答企業
42社

 業況・売上・資金繰りはわずかに改善、採算は横ばいを示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りいずれも横ばいを見通している。業種別にみると「建築」の業況はわずかに改善を見通している。


卸売業
業況DI値
前年比
-5.0
先行き
-6.7
前回比
14.7

対象企業
110社
回答企業
60社

 業況・売上・採算・資金繰りいずれもわずかに改善を示した。業種別にみると「建築材料」「機械器具」の業況はプラスに転じた。前回比では「衣服」「飲食料」の業況は改善を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りいずれも横ばいを見通している。業種別にみると「建築材料」の業況はプラス傾向が続くと、「衣服」の業況はわずかに改善を見通している。一方、「機械器具」の業況はプラス幅が縮小すると見通している。

自由意見より
  • 12月の売上高悪化は昨年は特別注文があったためで、今年はそれが無いので悪化した。通常にては同じである。
【衣服】

  • 市町村合併が有った為、公共工事発注時期が前倒しとなり、前年同期より工事高が伸びている様に見えるが、今後年度末に向っての官民工事の見通しには非常に厳しいものが有る。
【建築材料】

  • 塗料、溶剤類の値上げが続いている。値上げ幅は10〜15%位(前年比)
【建築材料】

小売業
業況DI値
前年比
-12.2
先行き
-8.5
前回比
20.1

対象企業
159社
回答企業
82社

 業況は改善、売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを示した。前回比では「家電品」「自動車販売」の業況は改善を示した。
 3か月先見通しは、売上・採算・資金繰りはわずかに改善、業況は横ばいを見通している。業種別にみると「自動車販売」の業況はプラスに転ずると、「飲食料」の業況は改善を見通している。

自由意見より
  • 12月の10日より雪が降り出し現在3m近くになった様です。毎日雪降りでスキー客は昨年の年末年始より少ない様です。雪が多くて客が来ない年はこれで初めてです。

【中小スーパー】


  • 米の流通経路はすっかり変わって、農家の直売の激増、スーパーからのポイントカード制の魅力等、専門米穀小売店は経営の古い考え(対策なし)から脱皮できず、沈没するだけ。
【飲食料】

  • 明るい未来が見えてきません。問題山積み。どこに力を集中させて突破してゆけばよいか、それがテーマです。
【飲食料】

  • 酒専門より業務スーパーに業態変更を行い業績が向上し、会社全体にやっと明るい将来が見えてきている。
【飲食料】

  • 底の見えない不景気が続いてます。今は生き残る為に頑張ってる状況です。
【飲食料】

  • 仕事の数が少ない。
【家具・建具】

  • H17年は卸売りが好調でした。改革して前を向いてスタッフ一同全力投球してるつもりです。
【家具・建具】

  • 今月は天気、景気状況等により、売上が大幅増であった。
【その他】

サービス業
業況DI値
前年比
-12.9
先行き
-14.5
前回比
4.5

対象企業
107社
回答企業
62社

 売上・採算・資金繰りはわずかに改善、業況は横ばいを示した。業種別にみると「情報サービス」の業況はマイナスに転じた。前回比では「タクシー」「自動車整備」の業況は改善を示した。
 3か月先見通しは、業況・採算・資金繰りは横ばい、売上はわずかに悪化を見通している。業種別にみると「情報サービス」の業況はわずかに改善を見通している。

自由意見より
  • 去年が悪すぎた為、売上高、客数が良化と表現。
【旅館・ホテル】

  • 石油製品の値上が利用者に転嫁できない。
【タクシー】

  • 12月度は、月初より天候の関係で前年より上回っているが、通常では昨年より下回っている。LPG値上げもひびいている。
【タクシー】

  • 現在は前年に比べてだいぶ良くなっているが、来年1月〜3月は荷物の落ち込みが予想されるので、先行き不安である。
【運送】

  • デフレ薄利なので、売掛の回収が会社内の一番の課題になりつつあります。お客の意識は対価を払う時できるだけ少なく支払うように考えているので、一度コゲルときついです。
【自動車整備】

  • 少子高齢化による18才人口の激減で暗い話題ですが、明るい方面では、微々たるものですが高齢者(70才以上免許更新時)講習生の増加です。
【その他】

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