景気動向  

業況感わずかに改善の動き 先行きもわずかに改善の見通し

2005.7

調査時点 平成17年7月調査(6月末時点)
対象企業 800社
回答企業数 546社(回答率:68.3%)
(製造業247社、建設業51社、卸売業74社、
 小売業97社、サービス業77社

◆調査時期 4半期毎<3、6、9、12月末時点>
※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 製造業の業況DIは▲13.7(前回比プラス7.2)のわずかに改善、非製造業の業況DIは▲32.5(前回比マイナス0.3)の横ばいとなり、製造業は前回調査に続きマイナス幅が縮小した。
 3か月先見通しは、製造業の業況DIは▲2.5、非製造業の業況DIは▲26.1となり、原材料・原油価格の動向等不透明感はあるものの、わずかに改善を見通している。


■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金繰り
今回 -24.0 -22.0 -33.2 -13.9
前回 -26.9 -25.8 -36.0 -15.5
前回比 2.9 3.8 2.8 1.6
■全産業の業況
業況
今回
前回
良化 15.0 11.4
悪化 39.0 38.3
DI値 -24.0 -26.9
前回比 2.9 6.7


■製造業の業況
業況
今回
前回
良化 22.3 14.2
悪化 36.0 35.1
DI値 -13.7 -20.9
前回比 7.2 6.4
■非製造業の業況
業況
今回
前回
良化 9.0 8.9
悪化 41.5 41.1
DI値 -32.5 -32.2
前回比 -0.3 6.8


■全産業の業況 3か月先見通し
良化 12.6
悪化 28.0
DI値 -15.4


■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ
 
製造業
業況DI値
前年比 -13.7
先行き -2.5
前回比 7.2

対象企業 351社
回答企業 247社

 業況・資金繰りはわずかに改善、売上・採算は横ばいを示した。業種別にみると「鉄鋼・非鉄」「輸送用機器」の業況はプラスが続き、「一般機械」「電気機器」「精密機器」の業況はプラスに転じた。前回比では「プラスチック」の業況はわずかに改善、「ニット」の業況は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りともわずかに改善を見通している。業種別にみると「一般機械」「電気機器」「輸送用機器」「精密機器」の業況はプラスが続くと、「プラスチック」の業況はプラスに、「鉄鋼・非鉄」の業況はマイナスに転ずると見通している。

自由意見より
  • 原油の高騰で減益になる。
【食料品】

  • 中国との関係が気になります。
【食料品】

  • 気候によって動くファッションの時代となり、今年前半は
    成功しなかった。これからの秋物に期待しているが昨年と
    変わって四季の変化に富んだ夏以降の気候を期待している。
【縫製】

  • 消費税率の見直しで倍の納税で大変苦しいです。
【木材・木製品】

  • 中国等アジア諸国からの輸入増で需要と供給のバランスが崩れ、国内における値下がりが激しい。自社商品の開発とリスクの分散が急務かと。
【木材・木製品】

  • 今後の社会保険等厚生費の上昇は収益面でマイナス要因となると思われます。
【木材・木製品】

  • 製造業に必要な部品(鉱材)の値上がりが大変です。販売単価に転嫁できない状況です。
【窯業・土石】

  • 油の(重油)の価格上昇によって、大変困っております。
【鉄鋼・非鉄】

  • 市況は軟化、下降気味。需要が伸びない。
【金属】

  • 原材料(鋼材、石油製品)の上昇分を価格転嫁依頼を打診しても拒否される。二桁の上昇は容易に吸収出来ない。
【金属】

  • ノーシアン・ノンクロム・ISOと世界的意識の変化は現存の努力を否定するかのように末端にまで押し寄せ、設備他金銭的負担に悩まされそう。生産の夏だるみの時期に入り3ヶ月先は要注意。

【金属】


  • 材料費の高騰(20%〜40%UP)のため利益が減少。売上105%、原価120%差引前年比粗利はマイナス20%。

【一般機械】


  • 前年に比較減収です。得意先の動向は日々の変化であり、全体の見通し依然として不明ではある。

【一般機械】


  • 自社は年内見通しが立っている。しかし、地区業界においては最近仕事がうすくなってきているとの話が聞かれる。

【電気機器】


  • 先の見込みがない。

【電気機器】


  • 生産の海外移管止まらず。
【電気機器】

  • 受注環境が急速に変化しており、競争激化により、受注単価が低下している。
【輸送用機器】

  • 先行きが不透明な状況です。
【輸送用機器】

  • 原材料が大変厳しい。重油高が止まらないのも資金繰りを圧迫している。末端の価格がどうしても上がらない為これも資金繰りを圧迫している!!
【プラスチック】

  • 同様に悪化状況で変わりありません。
【プラスチック】

建設業
業況DI値
前年比
-41.2
先行き
-35.3
前回比
8.8

対象企業
73社
回答企業
51社

 業況・売上・採算・資金繰りともわずかに改善を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上はわずかに改善、採算・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「土木」の業況は横ばい、「建築」の業況はわずかに改善を見通している。

自由意見より
  • 益々悪化するだけ。工事費縮減の為、単価が下がり量も少ない。
【土木】

  • 公共民間工事の減少は企業にとって致命的なもの。前途好転の兆候見られず予測出来ぬ現状。
【土木】

卸売業
業況DI値
前年比
-32.4
先行き
-21.6
前回比
-5.8

対象企業
110社
回答企業
74社

 売上・採算はわずかに改善、業況・資金繰りはわずかに悪化を示した。業種別にみると「機械器具」の業況はマイナスに転じた。前回比では「飲食料」の業況はわずかに改善、「建築材料」の採算は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「機械器具」の採算は悪化を見通している。

自由意見より
  • 3ヶ月先の予想は希望的過ぎるかもしれません。売上額は一進一退の繰り返しです。
【衣服】

  • 販売単価が下がり売上伸びず。
【衣服】

  • 仕入単価共に販売単価が低下しているのでどうにもなりません。
【衣服】

  • 大企業の好決算の新聞記事を見ますが、中小企業はいつ良くなるのか。もちろん業種によるバラつきはあるが。
【衣服】

  • 一次問屋が二次卸のお客様に直接販売を始め、競争が激化して利益が下がってきています。
【飲食料】

  • IT産業との取引による売上増だが、一般顧客は低迷状態でむしろ悪化の方向。
【機械器具】

  • 原油価格の上昇に起因して、仕入単価も上昇。その分を満額、売価に上乗せできないことも多々ある。
【建築材料】

小売業
業況DI値
前年比
-31.9
先行き
-28.9
前回比
-4.8

対象企業
159社
回答企業
97社

 業況・売上・採算・資金繰りとも横ばいを示した。前回比では「自動車販売」の業況・採算「大規模店」の採算は悪化を示した。
 3か月先見通しは、採算はわずかに改善、業況・売上は横ばい、資金繰りはわずかに悪化を見通している。業種別にみると「家電品」の業況は改善を見通している。

自由意見より
  • 1月〜5月までの売上は昨年より下回っていたが、6月に入り関東方面で景気が上がってきたので売上も多少伸びをみたようです。関東からの客が増えてきたようです。

【中小スーパー】


  • 景気が悪いのに郊外店が次々と出店している。手のうちようがない。大型店出店規制が必要である。
【衣料】

  • 地域的に山間部なので、仕入問屋の数が限られてしまう。今後は関東の問屋も探してみようと思っている。
【飲食料】

  • 需給の変化が大きく需要は変わらないが、農家と消費者のつながりが益々深くなり今までとは違って回復はない。
【飲食料】

  • オープン価格にてビール、発泡酒等問屋よりの値上げになったが大手スーパーは値上げなし。酒屋はほとんどダメになると思われます。
【飲食料】

  • 大口業務店への販売撤退で売上げは減少。粗利の高い日本酒・焼酎へシフトしておりますが、まだ時間がかかる。
【飲食料】

  • 食が満たされなければ私達の店へは廻ってきません。
【家電品】

  • 季節商品の動きが悪い。修理依頼はほとんど無くなった。
【家電品】

  • 当店は家電販売を10年前にやめて従業員も外に出して、10年前から設備外線工事だけを仕事にしましたら、資金繰りも楽に支払いできるようになりました。毎日忙しく働いております。
【家電品】

  • 不況・不景気による影響は大であります。それに加え、税・諸経費の負担増が販売意欲の減少につながっている。又、この様に不況にもかかわらず、値上げ値上げでは益々不況。
【自動車販売】

  • ガソリンスタンド業界は仕入れ価格の高騰に加え、新設店の値引き販売により価格転化が難しい状況につき採算厳しい点変わらず。
【その他】

サービス業
業況DI値
前年比
-27.3
先行き
-20.8
前回比
4.0

対象企業
107社
回答企業
77社

 業況・売上・採算は横ばい、資金繰りはわずかに悪化を示した。業種別にみると「情報サービス」の業況はプラスに転じた。前回比では「自動車整備」の業況・採算「運送」の採算はわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りともわずかに改善を見通している。業種別にみると「情報サービス」の業況はマイナスに転ずると見通している。

自由意見より
  • 考えている以上に悪化(売上減20%)、以後の業績がどうなるか不安です。
【旅館・ホテル】

  • 景気など全く良くなってない。
【旅館・ホテル】

  • 7月以降良い状況です。
【旅館・ホテル】

  • 市場の動きは鈍い中で収入は前年並みを確保しましたが、LPGの価格が前年より上回っている状況にあります。他社はさまざまです。
【タクシー】

  • 大型車両もあり、前年実績が上回っています。市場はあまり変化がないようですが、昨年導入のGPS装置や従業員のガンバリで採算も良化しつつあります。
【タクシー】

  • 原油価格の高騰が今なお続く中、軽油仕入単価も毎月値上がりしていて運賃に転嫁できないでいる。この軽油の値上がりは、経営を悪化させている。
【運送】

  • 燃料の値上がりはいつまで続くのか不安である。経営に大きく響いている。
【運送】

  • 燃料代の高騰激しく苦しいが、売上単価に上乗せできず今後厳しい。
【運送】

  • 原油価格の上昇に打撃を受けています。
【運送】

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