景気動向  

製造業・非製造業とも業況は横ばい
先行きはわずかに改善の見通し


2005.10

調査時点 平成17年10月調査(9月末時点)
対象企業 800社
回答企業数 520社(回答率:65.0%)
(製造業234社、建設業50社、卸売業71社、
 小売業96社、サービス業69社

◆調査時期 4半期毎<3、6、9、12月末時点>
※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 製造業の業況DIは▲15.8(前回比マイナス2.1)となり、前回・前々回調査のわずかに改善から横ばいに、非製造業の業況DIは▲28.3(前回比プラス4.2)となり、前回調査に続き横ばいを示した。
 3か月先見通しは、製造業の業況DIは▲4.7、非製造業の業況DIは▲20.3となり、いずれもわずかに改善を見通しているが、原油高など不安材料が見られる。

■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金繰り
9月末時点 -22.7 -19.5 -34.2 -14.6
6月末時点 -24.0 -22.0 -33.2 -13.9
前回比 1.3 2.5 -1.0 -0.7

■全産業の業況
業況
9月末時点
6月末時点
良化 13.7 15.0
悪化 36.4 39.0
DI値 -22.7 -24.0
前回比 1.3 2.9
■9月末時点から見た
全産業の業況3か月先見通し
良化 12.3
悪化 25.6
DI値 -13.3

■製造業の業況
業況
9月末時点
6月末時点
良化 18.4 22.3
悪化 34.2 36.0
DI値 -15.8 -13.7
前回比 -2.1 7.2
■非製造業の業況
業況
9月末時点
6月末時点
良化 9.8 9.0
悪化 38.1 41.5
DI値 -28.3 -32.5
前回比 4.2 -0.3

■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ
 
製造業
業況DI値
前年比 -15.8
先行き -4.7
前回比 -2.1

対象企業 351社
回答企業 234社

 業況・売上・採算・資金繰りとも横ばいを示した。業種別にみると「一般機械」「精密機器」の業況はプラス幅が縮小し、「鉄鋼・非鉄」「電気機器」「輸送用機器」の業況はマイナスに転じた。前回比では「食料品」の業況はわずかに改善を、「織物」「印刷」の採算はわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「一般機械」「精密機器」の業況はプラスが続くと、「金属」「電気機器」「プラスチック」の業況はプラスに転ずると見通している。

自由意見より
  • スポット的に受注があった為、9月〜12月は売上良化であるが、ベースとなっている売上は低下している。
【食料品】

  • 海外製造の流れに受注減!!経営環境ますます悪化
【食料品】

  • 原油高で損益が悪くなっている。
【食料品】

  • 原料(冷凍すり身)の輸入物の仕入値が前年比で30%アップしてしまい経営がきびしい。製品の値上げを検討中。
【食料品】

  • 秋物冬物も大体平年並に仕事が出てくるがこれからの天候によって一気に変化するのがここ何年来の傾向だが気候順調に暮を迎えたいものです。
【縫製】

  • 受注が非常に悪い(少ない)。
【印刷】

  • 仕事量の減少に歯止めかからず、受注単価が下落。
【窯業・土石】

  • 燃料高により業況は大変厳しい。売価(価格の安定、公共工事の早期発注を望む)の適正価格。
【窯業・土石】

  • 一部の大企業のみが良くなっていると思われるが、TV新聞等で言われているのが信じられません。
【鉄鋼・非鉄】

  • 仕入単価は上昇。需要は停滞。在庫増が資金圧迫。
【金属】

  • マスコミ報道と全く違う。地方は遅れているのか。原油値上げが年末の経営に悪影響とならないか。  

【金属】


  • 海外移管止まず。

【電気機器】


  • 営業コンセプトとして構内請負型を進めた効果が突出して来た。これをベースに会社の一段の発展を目指します。

【電気機器】


建設業
業況DI値
前年比
-48.0
先行き
-46.0
前回比
-6.8

対象企業
73社
回答企業
50社

 売上・採算は横ばい、業況・資金繰りはわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、売上・採算はわずかに改善、業況は横ばい、資金繰りはわずかに悪化を見通している。業種別にみると「土木」の業況・資金繰りはわずかに悪化を見通している。

自由意見より
  • 公共工事の減少が、あと2〜3年で底をうつだろうと、5〜6年前から願っているが、底なし沼みたいでどうしようもない。
【土木】

  • 資材の一部で価格が高騰、調達に時間がかかる。
【建築】

卸売業
業況DI値
前年比
-19.7
先行き
-8.4
前回比
12.7

対象企業
110社
回答企業
71社

 業況・売上・資金繰りはわずかに改善、採算は横ばいを示した。前回比では「機械器具」の業況はわずかに改善を、「衣服」の採算はわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「飲食料」の業況はわずかに改善を見通している。

自由意見より
  • アメリカのハリケーン被害での高騰が予想され、トリ肉などの仕入れなどの手当てを早くしなければいけない。
【飲食料】

  • 先行楽観はできない。
【青果物】

  • 原油高で値上がりぎみ。
【その他】

  • 業界全体は相変わらず立直りを見せない。良い会社と悪い会社が更にはっきりして来た。
【その他】

小売業
業況DI値
前年比
-32.3
先行き
-19.8
前回比
-0.4

対象企業
159社
回答企業
96社

 業況・売上・資金繰りは横ばい、採算はわずかに悪化を示した。前回比では「家具・建具」「大規模店」の業況はわずかに悪化を、「飲食料」「家電品」の採算は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「大規模店」の業況はわずかに悪化を見通している。

自由意見より
  • 国の動向調査では、首都圏に於いて今までにない伸び率を指している様だが、山間部では不景気真最中で今以上の低下も考えている。益々、厳しい状況!

【飲食料】


  • お客様の1回出費単価が、デパートやスーパーの販売においては、だんだん下がっていきます。自社店舗においては上がっています。この辺を研究して全体UPにつなげたいです。
【飲食料】

  • 大型店の出店により競争激化。
【飲食料】

  • 後継者が前向きで事業に取り組み安堵している。やる気を上手にリードしたい。
【飲食料】

  • 業況の振るわない昨今、中国の生産工場と積極的に取り組んで約2年、全国からの受注に追われています。消費者ニーズが多様化するなかで一層生産に励んでまいります。
【家具・建具】

  • 原油高による仕入単価の上昇。
【大規模店】

  • 原油と景気上昇の期待感が仕入価格のアップになるのではないかと懸念している。
【大規模店】

  • セルフGスタンド新規開設により売上は前年比増となっているが、仕入金額高騰と競争激しい為、販売単価に充分転化できず採算は悪化。
【その他】

  • 最近の国の景気判断結果を理解しつつもオイル値上の影響の行く先を見極めようとする消費者の気配を感じる。
【その他】

サービス業
業況DI値
前年比
-17.4
先行き
-14.5
前回比
9.9

対象企業
107社
回答企業
69社

 業況・売上はわずかに改善、採算・資金繰りは横ばいを示した。業種別にみると「情報サービス」の業況は前回に続きプラスとなった。前回比では「観光旅館」の業況はわずかに改善を、「タクシー」の業況・採算はわずかに悪化を、「運送」では採算・資金繰りは悪化、業況もわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、資金繰りはわずかに改善、業況・売上・採算は横ばいを見通している。業種別にみると「情報サービス」の業況はプラス幅が縮小すると見通している。

自由意見より
  • 重油のUP(料金)で負担増。7月〜9月JRデスティネーションキャンペーンで集客UPで売上増。
【旅館・ホテル】

  • 自社コンセプトとお客様のニーズが合致すれば、集客増・売上増に確実に結びつくことが7月〜9月で証明できた。今後も需要の変化を的確に読み、お客様にとってよりよい価値観を感じていただけるように努力して参ります。
【旅館・ホテル】

  • 9月実績が良かったのは、JRが7月〜9月まで会津のデスティネーションキャンペーンを実施した成果によるものと思う。
【旅館・ホテル】

  • 1、デスティネーションキャンペーンで、多少の売上増加。2、燃料高騰が大問題。3、会津地区の経済悪い。
【タクシー】

  • 夜間の客数が減少し、その分を従業員のガンバリで何とかカバーしている状況。燃料の単価アップ分のカバーは難しい。
【タクシー】

  • 原油価格の高騰で、原価率が悪化しており、損益に多大な影響を及ぼしております。軽油取引税の凍結などの措置を図ってもらいたい。
【運送】

  • 軽油の高騰がどこまで続くか心配である。経営に大きくひびいている。
【運送】

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