景気動向  

製造業の業況は横ばい
非製造業はわずかに悪化傾向


2006.4

調査時点 平成18年4月調査(3月末時点)
対象企業 800社
回答企業数 487社(回答率:60.9%)
(製造業228社、建設業45社、卸売業68社、
 小売業81社、サービス業65社

◆調査時期 4半期毎<3、6、9、12月末時点>
※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 製造業の業況DIは▲2.6(前回比プラス0.6)の横ばい、非製造業の業況DIは▲22.8(前回比マイナス8.2)となり、わずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、製造業の業況DIは▲1.4、非製造業の業況DIは▲17.4といずれも横ばいを見通している。

■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金繰り
3月末時点 -13.3 -11.3 -29.4 -13.1
12月末時点 -9.3 -7.3 -23.3 -6.9
前回比 -4.0 -4.0 -6.1 -6.2

■全産業の業況
業況
3月末時点
12月末時点
良化 17.7 20.5
悪化 31.0 29.8
DI値 -13.3 -9.3
前回比 -4.0 13.4
3月末時点から見た
全産業の業況3か月先見通し
良化 15.2
悪化 25.1
DI値 -9.9

■製造業の業況
業況
3月末時点
12月末時点
良化 23.3 25.4
悪化 25.9 28.6
DI値 -2.6 -3.2
前回比 0.6 12.6
■非製造業の業況
業況
3月末時点
12月末時点
良化 12.7 16.3
悪化 35.5 30.9
DI値 -22.8 -14.6
前回比 -8.2 13.7

■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ

製造業
業況DI値
前年比 -2.6
先行き -1.4
前回比 0.6

対象企業 351社
回答企業 228社

 業況・売上・採算は横ばいであるが、資金繰りについてはわずかに悪化傾向である。
 業種別にみると「精密機器」の業況は順調に推移し、「一般機械」「電気機器」の業況はプラスに転じた。一方、「食品」「ニット」の業況はマイナスに転じた。前回比では「酒造」「織物」「印刷」「窯業・土石」の業況はわずかに改善を示した。
 資金繰り(対前年同月比)は、△3.2ポイント(前回4.1ポイント)を示した。
 「精密機器」「輸送用機器」では良化傾向を示しているが、「一般機器」「プラスチック」「電気機器」では悪化傾向とする企業が目立っている。
 3か月先見通しは、業況・採算・資金繰りは横ばい、売上はわずかに改善を見通している。業種別にみると「酒造」「木材・木製品」「一般機械」「電気機器」「プラスチック」の業況はプラス傾向が続くと見通している。一方、「鉄鋼・非鉄」「輸送用機器」の業況はマイナスに転じると見通している。

自由意見より
  • 水産業界の景気は悪くなる一方。自社商品の新商品開発を考案しているが、不安材料が多い。
【食料品】

  • 寒い冬が我々にプラスして2月3月も順調でしたが、4月〜7月は年間最も厳しい月、これをどう乗越えられるかである。
【縫製】

  • 扱い種類が多いので、在庫がかたよりになる。
【木材・木製品】

  • 景気は良くなってきているというが、東北は未だ厳しい状況にあるので、現状維持するのがやっとだと思われる。
【木材・木製品】

  • 革新法に基づき、投資を計画中です。
【木材・木製品】

  • 4月より仕入単価が上昇しつつありますので、資金繰りが悪化するでしょう。
【木材・木製品】

  • 公共事業の予算の減少が今年度も続き、前年比約20%の需要減少となると思います。
【窯業・土石】

  • 5月上旬のせとまつりのイベントにより一時的に売上向上の見込。
【窯業・土石】

  • 受注単価が高くなった以上に、原材料費が高くなっています。
【鉄鋼・非鉄】

  • 利幅はない。
【鉄鋼・非鉄】

  • 短納期等で先が全然見えない。
【鉄鋼・非鉄】

建設業
業況DI値
前年比
-42.2
先行き
-48.9
前回比
-6.5

対象企業
73社
回答企業
45社

 業況・売上・採算・資金繰り、いずれも悪化傾向を示した。
 3か月先見通しは、業況はわずかに悪化傾向であるが、売上・資金繰りは横ばい、採算はわずかながら改善としている。
 業種別にみると「土木」の業況・売上は横ばいの状態、採算はわずかに改善。「建築」の業況はわずかに悪化傾向としている。

自由意見より
  • 赤字覚悟の受注競争では、地方の建設業は会社経営を維持できない。発注単価が低すぎる。
【土木】

  • 公共工事減少はいつまで続くのか、早く底を見せてもらいたい。このままでは地方の建設業はなくなってしまう。
【土木】

卸売業
業況DI値
前年比
-20.6
先行き
-7.4
前回比
- 15.6

対象企業
110社
回答企業
68社

 業況・売上・採算・資金繰りいずれもわずかに悪化を示した。業種別にみると「飲食料」「建築材料」の業況はマイナスに転じた。前回比ではいずれの業種も業況悪化傾向を示している。
 3か月先見通しは、業況・採算はわずかに改善、売上・資金繰りについては横ばいとしている。業況を業種別にみると「衣服」は大幅改善、「飲食料」「青果物」「鮮魚」「建築材料」は改善傾向、「機械器具」は悪化を見通している。

自由意見より
  • 少しずつですが、業績は良くなっています。自社努力によるものです。
【飲食料】

  • 円安傾向につき、輸入価格上昇の見込み。
【建築材料】

小売業
業況DI値
前年比
-19.8
先行き
-16.0
前回比
-7.6

対象企業
159社
回答企業
81社

 業況はわずかに悪化、売上・採算・資金繰りは横ばいを示した。前回比では「飲食料」「自動車販売」の業況はわずかに改善を示した。
 3か月先見通しは、採算はわずかに改善、業況・売上・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「中小スーパー」は改善、「衣料」「家電品」はわずかに改善としている一方、「飲食料」はわずかに悪化を見通している。

自由意見より
  • 今年のスキー場は雪が多過ぎ、スキーヤーが減少した様です。

【中小スーパー】


  • 専門小売店は大規模業者や、生産者よりの直接販売に完敗の現況であり、米穀業界の状況悪化は一層進む。
【飲食料】

  • 「地方」の景況感は一部当局から発表されている報告より悪いです。好転している実感が全くない。
【飲食料】

  • 食品小売業・スーパーの競合に加え、大型ショッピングの参入により、客の奪い合い、チラシ合戦の中で、しわよせの商戦で苦闘中。
【飲食料】

  • 7月までに大型店がオープン予定のため、かなり競争が激化するのでは?
【飲食料】

  • 規制緩和で、自由競争になり、弱肉強食の到来、大型店の影響、価格破壊により。
【飲食料】

  • より専門店を目指し、日本酒、焼酎の品揃えと店舗の一部改造の一年後、ようやく口こみでの来店客が多くなる。希少価値の酒が定価で安心して求められる店として広まっているようだ。
【飲食料】

  • 良い商品をながく使うという感覚が薄れている。安物買い、使い捨ての業界が多くなっている。
【家電品】

  • 購買意欲が月を追うごとになくなり、単価ダウンが売上ダウンにと進むのではと悩みは深刻です。
【家電品】

  • 商品単価の変動は免れないが、上質でリーズナブルに提供し続ける事に専念してまいります。
【家具・建具】

  • 部活動がスタートし、新入部員等、競技スポーツ系の需要が高まってきている。
【大規模店】

  • 石油製品は単価高騰が引続き見込まれるものの、販売店の競合激しく販売価格にストレートに反映できない悩みあり。セメント関係は工事発注量が少なく採算も競合で厳しい。
【その他】

サービス業
業況DI値
前年比
-15.4
先行き
-7.7
前回比
-2.5

対象企業
107社
回答企業
65社

 業況・売上は横ばい、採算・資金繰りはわずかに悪化を示した。
 業種別にみると「情報サービス」の業況はプラスに転じた。前回比では「観光旅館」の業況はわずかに改善を示した。一方、「タクシー」「運送」「自動車整備」の業況は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・資金繰りはわずかに改善、売上・採算は横ばいを見通している。業種別にみると「タクシー」の業況は改善、「運送」はわずかに改善を見通している。
 一方、「自動車整備」の業況はわずかに悪化を見通している。

自由意見より
  • 昨年度と比較して、原油高の影響を受け、水道光熱費(特に灯油代)が上昇し、売上が伸びた分の収益が相殺されている。
【旅館・ホテル】

  • 17年3月より18年2月期は、毎月ダウンしてつらい一年でした。
【旅館・ホテル】

  • 重油、水道等の上昇で経営が圧迫される。
【旅館・ホテル】

  • やっと良化してまいりました。
【旅館・ホテル】

  • 昨年秋より毎月燃料の値上げで、収入は昨年並でも採算は悪化している現状です。収益を高める方策を検討しています。
【タクシー】

  • LPG値上げが続き、採算が厳しい状況です。収益減少分をどこでカバーすべきか検討中です。
【タクシー】

  • 中央と地方の温度差を感じる。
【タクシー】

  • 燃料費の高値継続が収益圧迫。
【運送】

  • 毎月々、原油輸入価格の続騰と称し、軽油の仕切り価格アップが続いています。運賃に転嫁できず、非常に厳しい経営を強いられています。
【運送】

  • 原油高による採算割れがひどい。
【運送】

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