景気動向  

業況感わずかに改善の動き
先行きもわずかに改善の見通し

2007.1

調査時点 平成19年1月調査
(平成18年12月末時点)
対象企業 800社
回答企業数 480社(回答率:60.0%)
(製造業224社、建設業37社、卸売業65社、
 小売業92社、サービス業62社

◆調査時期 4半期毎<3、6、9、12月末時点>
※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 全産業の業況DI(▲21.0)は、前回に比べて3.0ポイント改善した。
 業種別では、製造業、建設業、サービス業のDIが改善し、卸売業、小売業のDIは低下した。
 3か月先見通しは、製造業の業況DI(▲5.8)は、1.4ポイント改善、非製造業の業況DI(▲23.5)は、9.7ポイント改善を見通している。

■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金繰り
12月末時点 -21.0 -14.0 -27.5 -14
9月末時点 -24.0 -19.6 -34.2 -16.9
前回比 3.0 5.6 6.7 2.9

■全産業の業況
業況
12月末時点
9月末時点
良化 17.3 15.4
悪化 38.3 39.4
DI値 -21.0 -24.0
前回比 3.0 -8.7
12月末時点から見た
全産業の業況3か月先見通し
良化 11.9
悪化 27.1
DI値 -15.2

■製造業の業況
業況
12月末時点
9月末時点
良化 23.2 19.8
悪化 30.4 34.9
DI値 -7.2 -15.1
前回比 7.9 -12.4
■非製造業の業況
業況
12月末時点
9月末時点
良化 12.1 12.0
悪化 45.3 42.8
DI値 -33.2 -30.8
前回比 -2.4 -4.4

■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ

製造業
業況DI値
前年比 -7.2
先行き -5.8
前回比 7.9

対象企業 354社
回答企業 224社

 業況・売上・採算・資金繰りはいずれもわずかに改善傾向を示した。
 業種別にみると「食料品」「織物」「ニット」の業況は改善を示した。
 前回比では「酒造」「縫製」「鉄鋼・非鉄」「輸送用機器」「プラスチック」の業況はわずかに悪化傾向を示したが、「食料品」はプラスに転じた。
 3か月先見通しは、業況・採算・資金繰りは横ばいを見通し、売上はわずかに悪化を見通している。業種別にみると「酒造」「鉄鋼・非鉄」「電気機器」は改善を見通し、「縫製」「木材・木製品」「印刷」「精密機器」「プラスチック」はわずかに改善を見通し、「織物」「窯業・土石」「一般機械」は横ばいを見通している。一方、業況でプラスに転じた「食料品」は先行きマイナスに転化すると見通し、「金属」「輸送用機器」「漆器」は悪化傾向を見通している。
自由意見より
  • 地方は低下(首都圏と海外は好調)したまま景気は悪い。
【酒造】

  • 11月は受注が少なく困りました。今は仕事の量も多く入って来て居りますが何かと厳しい。
【縫製】

  • 木材、金物の値上りが激しく、販売価格の見直検討中。
【木材・木製品】

  • 新しいハウスメーカーが入り前年より良化している。
【木材・木製品】

  • 景気回復等マスコミ報道の中で、業種によってはますます競争の激化による単価の低下になっている。
【窯業・土石】

  • 原料高の製品安の傾向が強くなっている。
【鉄鋼・非鉄】

  • 材料の高騰に対する値上げが大巾に遅れている。
【鉄鋼・非鉄】

  • 金属の値上りが急激で得意先への理解を問う材料をどこに置いてよいか定まらず、とりあえず示したが果たしてどうなるか。
【金属】

  • 鋼材単価の上昇にともない、加工費の低下が経営悪化になっている。
【金属】

  • 資材の異常な高騰に、受注単価が追いつけず採算の低下が懸念される。
【金属】

  • 景気の改善が見受けられない。
【電気機器】

  • 建設業受注環境の激変。
【輸送用機器】

  • 安値発注、単価切下げ。
【精密機器】

  • 受注減少状態は今後も続くと考えます。
【プラスチック】

建設業
業況DI値
前年比
-32.5
先行き
-37.9
前回比
6.3

対象企業
72社
回答企業
37社

 業況・売上・採算・資金繰りはいずれもわずかに改善を示した。3か月先見通しの業況・採算はわずかに悪化、売上・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「土木」の業況・資金繰りはわずかに悪化傾向を示し、売上・採算はいずれも横ばいを見通している。「建築」の資金繰りはわずかに改善、業況・売上・採算は横ばいを見通している。
自由意見より
  • 競争(ダンピング)激化。話になりません!
【土木】

  • 2割引きの安値受注しか道がなければ、いづれ倒産は間違いない!
【土木】

  • 業界内のダンピング受注の状況が続いている状態である。
【建築】

卸売業
業況DI値
前年比
-27.7
先行き
-7.7
前回比
-8.8

対象企業
106社
回答企業
65社

 採算はわずかに改善、業況・売上・資金繰りはわずかに悪化傾向を示した。
 業種別にみると「飲食料」の業況はマイナスに転じた。前回比では「衣料」の業況・売上・採算・資金繰りはいずれも改善傾向を示し、「鮮魚」「機械器具」の業況は悪化傾向を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りのいずれも改善を見通している。業種別にみると「衣服」の売上、資金繰り、「飲食料」の採算は悪化傾向を示しているが、「青果物」「鮮魚」「機械器具」「建築材料」の業況・売上・採算・資金繰りはいずれも改善傾向を見通している。
自由意見より
  • 取引先小売店の売上高減少と後継者不在は、深刻である。営業状態を変えていかざるを得ない。
【衣服】

  • 業務を広げて不採算部門の切りすてをしスクラップ&ビルドを実行したいのですが、資金が借りれません。
【飲食料】

  • 暖冬のため旬の白ネギ、キャベツ、大根等の冬野菜が大型となり、昨年より安く販売単価が低下している。
【青果物】

  • 燃料代の増加で採算が悪化しています。
【建築材料】

  • 木材を含め自然素材、資源インフレによる材料の高騰及び材不足が今後の問題と考えます。
【建築材料】

  • 外材品不足の為、内地材が単価上昇。
【建築材料】

小売業
業況DI値
前年比
-44.5
先行き
-29.4
前回比
-6.0

対象企業
161社
回答企業
92社

 業況・採算はわずかに悪化を示し、売上・資金繰りは横ばいを示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りはいずれもわずかに改善を見通している。業種別にみると「衣料」の業況・売上・資金繰り、「飲食料」「家電品」の売上、「家具・建具」の資金繰りは悪化傾向を見通しているが、「中小スーパー」「大規模店」は各項目の改善を見通しており、特に「自動車販売」の売上は大幅改善を見通している。
自由意見より
  • 競合店とのシェアの取り合いは益々きびしくなり、その中で利益を確保する為に、人件費を含む経費の削減を進めている。大手又は大資本企業が今後とも有利であると感じます。

【中小スーパー】


  • 咋年はこれまでで最悪の年であった(売上)。今年(19年)は良い年になります様に祈りたいです。
【中小スーパー】

  • 経営者の加齢にしたがい、お客様の年令も上り、若い消費者(50才より下の年令)はつかめず、販売員、販売金額共に減少の一途です。
【衣料】

  • 大型店の出店を規制する事は必要で街並みがなくなってしまう。地元の店をなくしてはだめだ。
【衣料】

  • 我々と大型店との仕入価格がまるで違い、大型店の小売の方が私達の仕入より安い。企業努力では解決出来ない。仕入をなんとかしなければ、物によっては大型店より仕入して販売している状態です。シャッター通りはまだふえますね。
【飲食料】

  • 景気回復の傾向にあると報道されているが、地方ではぜんぜん感じられない。
【飲食料】

  • 個性ある商品の企画、個性ある企業イメージづくり、顧客に感謝をされ、なおかつ粗利益の高い商品開発の商いが必要か。
【飲食料】

  • 酒販店のおびただしい増加により、又、オープン価格の名をかり現況は相変わらず弱肉強食の傾向が続いている。
【飲食料】

  • 景気が良くなっているとの事だが一向に良くなっていない。
【家電品】

  • 同業者の工事単価競争激化と、大型店との販売競争の中で営業しています。
【家電品】

  • 商店街から準郊外に移転し駐車場付きの店にした。(一年前)
    H18年度は順調に業績がのびた。商店街も交通アクセスと駐車場を向上しないと再生はむずかしいと思う。
【家電品】

  • 購買意欲が盛り上がらない。
【家電品】

  • 業界市場の変化、登録車の減少、軽自動車の増にどうやって市場を創造するか。
【自動車販売】

  • 市町村合併に伴い地元旧役場からの受注激減。要望としては合併前の町村にも予算を付けて頂きたい。
【家具・建具】

  • 平成19年10〜11月に、もう一ヶ所大型商業施設が開業する計画がある為、競合状況は更に悪化すると思われる。
【大規模店】

  • 近々大型店が出店します。最初は安さを前面に出して他を淘汰し、徐々に価格を上げていく。お客様の意識もちょっと高いが便利だから行くというようになってしまう。
【その他】

サービス業
業況DI値
前年比
-22.6
先行き
-22.6
前回比
3.4

対象企業
107社
回答企業
62社

 売上はわずかに改善、業況・採算・資金繰りは横ばいを示した。
 業種別にみると「観光旅館」「タクシー」「運送」「自動車整備」の業況はわずかに改善、「情報サービス」は悪化傾向を示した。
 3か月先見通しは、売上はわずかに悪化傾向、業況・採算・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「タクシー」「運送」「自動車整備」の業況は改善、「情報サービス」は悪化傾向を見通している。
自由意見より
  • ますます悪くなるばかりです。
【旅館・ホテル】

  • 個人消費が伸びなやみ、いま一つ販売単価が上がらない。安かろうに流れる。業界は値くずれぎみ。
【旅館・ホテル】

  • 暖冬の影響で売上減、特に貸切バス。
【タクシー】

  • 燃料高。
【運送】

  • 同業者が廃業のため、客数は増えた。
【自動車整備】

  • 10年程前から定年者がでてきて、今ではベテランが減り若者が定着せず、技術の受継ぎが課題です。
【自動車整備】

  • 前年後半をピークにやや全般的に悪化の傾向があるが資金繰りに関しては横ばい。
【情報サービス】

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