景気動向  

業況の改善傾向に足踏み状態が続く
先行きも横ばいで推移か

2006.7

調査時点 平成18年7月調査(6月末時点)
対象企業 800社
回答企業数 476社(回答率:59.5%)
(製造業222社、建設業41社、卸売業64社、
 小売業90社、サービス業59社

◆調査時期 4半期毎<3、6、9、12月末時点>
※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 製造業の業況DIは▲2.7(前回比マイナス0.1)、非製造業の業況DIは▲26.4(前回比マイナス3.6)となり、いずれも横ばいを示した。
 3か月先見通しは、製造業の業況DIは▲5.4、非製造業の業況DIは▲17.0といずれも横ばいを見通している。

■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金繰り
6月末時点 -15.3 -13.6 -29.2 -12.8
3月末時点 -13.3 -11.3 -29.4 -13.1
前回比 -2.0 -2.3 0.2 0.3

■全産業の業況
業況
6月末時点
3月末時点
良化 18.5 17.7
悪化 33.8 31.0
DI値 -15.3 -13.3
前回比 -2.0 13.4
6月末時点から見た
全産業の業況3か月先見通し
良化 12.4
悪化 24.0
DI値 -11.6

■製造業の業況
業況
6月末時点
3月末時点
良化 25.7 23.3
悪化 28.4 25.9
DI値 -2.7 -2.6
前回比 -0.1 12.6
■非製造業の業況
業況
6月末時点
3月末時点
良化 12.2 12.7
悪化 38.6 35.5
DI値 -26.4 -22.8
前回比 -3.6 13.7

■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ

製造業
業況DI値
前年比 -2.7
先行き -5.4
前回比 -0.1

対象企業 351社
回答企業 222社

 売上・資金繰りはわずかに改善傾向、業況・採算については横ばいを示した。
 業種別にみると「酒造」「木材・木製品」「金属」「一般機械」は横ばいを示した。
 前回比では「食料品」「ニット」「鉄鋼・非鉄」の業況は改善傾向を示した。
「縫製」「窯業・土石」「輸送用機器」「精密機器」「プラスチック」の業況は悪化傾向を示し、「電気機器」はマイナスに転じた。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りいずれも横ばいを見通している。
 業種別にみると「織物」「木材・木製品」の業況は横ばいを見通し、「食料品」「ニット」「縫製」「窯業・土石」「金属」の業況はプラス傾向が続くと見通している。一方、「鉄鋼・非鉄」の業況はマイナスに転じると見通し、「酒造」「印刷」「一般機械」「電気機器」「輸送機器」「精密機械」「漆器」「プラスチック」の業況は悪化傾向を見通している。

自由意見より
  • 昨年比はやや良化となっているが、6〜7月の端境期はやはり苦しい時期である。7月も後半にならないと秋物が完全に投入されない。
【縫製】

  • 5年前には、受注品は、1ツの型で500枚〜1000枚以上あった。今では数の多い物は中国生産に持っていかれて大変です。
【縫製】

  • 原油価格の高騰により仕入価格や諸経費に影響がでてきている。
【木材・木製品】

  • 建設界で中央では回復のきざしが見えて来たとのこと。地方ではまだまだむしろ前年より減少しているのが現況ではないか。地方にも眼を向けた政治を願いたい。
【木材・木製品】

  • 各部材、資材が値上りしているにもかかわらず、材料の値上げを認めようとしない。ゼネコンの体質改善をうながしたい。
【窯業・土石】

  • 重油、アルミ地金の仕入価格の上昇で先が全然見えない。
【鉄鋼・非鉄】

  • 売上良化でも利幅が悪化。
【鉄鋼・非鉄】

  • 材料・燃料の価格高騰分が売値に反映されない。
【金属】

  • 交易条件指数の悪化により付加価値(加工高比率)が下がり、利益の出にくい体制になってきた。売上高上昇により額(加工高)は確保。
【金属】

  • 稼働率はよくなるも、鋼材価格の高止り、消耗品の値上りが転価出来ず、採算的には苦戦中であるが、全体的には回復傾向が続くと思われる。
【一般機械】

  • 景気が上昇とマスコミでは報道されてますが、一部であり中小企業にては、まだまだです。
【一般機械】

  • 当社の姿勢として客先ニーズに応えるのは当たり前。「ウォンツを先取りしジャストタイミングプレゼンをする!!」がビジネスとしてタイムリーにヒットしております。
【電気機器】

  • 原材料価格の高騰が大きく影響。
【輸送用機器】

  • 地域で社歴の古い会社のリストラが目立つ。格差あり。
【精密機器】

建設業
業況DI値
前年比
-43.9
先行き
-36.6
前回比
-1.7

対象企業
73社
回答企業
41社

 業況・売上は横ばいを示し、採算・資金繰りはわずかに改善傾向を示した。
 3か月先見通しの、業況・採算はわずかに改善傾向であるが、売上・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「土木」の業況・売上・採算はわずかに改善傾向、資金繰りは横ばいを見通している。「建築」の業況・売上はわずかに悪化傾向、採算・資金繰りは横ばいを見通している。

自由意見より
  • このまま大幅な公共工事減少が続けば、地方の土木工事業者は全部つぶれてしまう。台風、大雨、大雪の時どうするのか。
【土木】

  • 公共工事の増を望む。
【土木】

  • 私共は地域活性化のために地場の物資を使おうと思っても事業主の皆さんは大手志向型ではありませんか。私共は競争しては負けます。やはり私共も都市より物資の調達と成ります。私共は相互信頼の基で街造りをやろうではありませんか。
【建築】

卸売業
業況DI値
前年比
-17.2
先行き
-14.1
前回比
3.4

対象企業
110社
回答企業
64社

 業況・採算・資金繰りは横ばいで、売上はわずかに悪化を示した。
 業種別にみると「建築材料」の業況はプラスに転じた。前回比では「衣服」「青果物」の業況はわずかに改善傾向を示し、「飲食料」「鮮魚」「機械器具」の業況はわずかに悪化傾向を示した。3か月先見通しは、売上・採算はわずかに改善、売上・資金繰りについては横ばいを見通している。業種別にみると「衣服」「鮮魚」「機械器具」の業況は改善傾向、「飲食料」「建築材料」は悪化傾向を見通している。

自由意見より
  • 物販業は当地においては苦戦中である。低迷を脱するために異業種に対して設備投資を実施中である。
【衣服】

  • 中小スーパーが大手スーパーの進出で苦戦をしていて、関連する会社の売上に影響している。
【飲食料】

  • なかなか売上伸びず。
【鮮魚】

  • 大型スーパー出店、採算合わず。
【その他】

小売業
業況DI値
前年比
-28.9
先行き
-15.6
前回比
-9.1

対象企業
159社
回答企業
90社

 業況・売上・採算・資金繰りはいずれもわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「中小スーパー」「飲食料」「家電品」「自動車販売」「家具・建具」「大規模店」は改善傾向、「衣料」は横ばいを見通している。

自由意見より
  • 限られたシェアの中で最大化させる為の努力を各社共行っており、その結果として進化を止めた所は相対的に取り残されてしまう。

【中小スーパー】


  • 消費税増の前に蔵出し税(元税)の導入を、中心市街地を活性化させる一大方策になる。
【衣料】

  • 現在の業況は生産者の強力な売込み、スーパーの目玉販売等により販売量は10年前の15%となる。
【飲食料】

  • 大型店舗はもういらない。
【飲食料】

  • 食品小売業の為、大型ショッピングセンターが南と北に出来て、顧客の確保の為に粗利の確保と個人報酬の引き下げが予想される。
【飲食料】

  • パートの人達の社会保険加入と有給については、会社の今の売上げでは経費オーバーで実施できない状態です。
【飲食料】

  • (1)使い捨ての考え方が多く、低価格品が要求される。(2)修理要望はほとんど無くなった。
【家電品】

  • いつの時代に於いても時流に逆らうことなく、本業に離れず離されずをモットーに目標を掲げ、資質のいい商品を提供し続けたいと考えています。
【家具・建具】

  • 原油価格の高騰が、広く影響が出はじめてきた。
【大規模店】

  • 客数減ではあるが、仕入先、仕入価格の見直しにより粗利率がアップ。
【大規模店】

サービス業
業況DI値
前年比
-20.3
先行き
-8.4
前回比
-4.9

対象企業
107社
回答企業
59社

 業況・資金繰りは横ばい、採算はわずかに改善、売上はわずかに悪化を示した。
業種別にみると「自動車整備」の業況は悪化傾向を示した。前回比では「観光旅館」「運送」の業況は横ばい、「タクシー」「情報サービス」の業況はわずかに悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・売上はわずかに改善、採算・資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「タクシー」「運送」「自動車整備」「情報サービス」の業況は改善、「観光旅館」は横ばいを見通している。

自由意見より
  • 高校、中学校の大会利用があったので、今月はまずまず良。
【旅館・ホテル】

  • ワールドカップにより、消費がテレビやビデオ、海外旅行に流れたかも。
【旅館・ホテル】

  • 先が見えない。
【旅館・ホテル】

  • 燃料費の上昇が経営を圧迫している。
【タクシー】

  • 燃料高騰。
【運送】

  • 相変わらず、軽油が高値で推移しており、損益を圧迫しております。何とかならないものでしょうか。(例、軽油税の引き下げ等望みます)
【運送】

  • 原油高により収益悪化。
【運送】

  • 仕事量の増加が見込まれ増員を要請されたが、実際の仕事量は変わらない。人員を増加した分、利益が下がった。
【情報サービス】

  • 少子高齢化の影響で教習生が大変少なく困っています。
【その他】

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