景気動向  

業況の改善傾向に足踏み状況が続く
先行きはわずかに改善の見通し

2006.10

調査時点 平成18年10月調査(9月末時点)
対象企業 800社
回答企業数 531社(回答率:66.4%)
(製造業232社、建設業49社、卸売業69社、
 小売業104社、サービス業77社

◆調査時期 4半期毎<3、6、9、12月末時点>
※DI(Diffusion Index)値とは、景気の動きをとらえるための指標であり、良化と回答した企業の割合から、悪化と回答した企業の割合を減じた数値。
回答企業グラフ

全産業
 製造業の業況DIは▲15.1(前回比マイナス12.4)となりわずかに悪化傾向、非製造業の業況DIは▲30.8(前回比マイナス4.4)となり横ばいを示した。
 3か月先見通しは、製造業の業況DIは▲6.9、非製造業の業況DIは▲23.8となり、いずれもわずかに改善を見通している。

■全産業の主要4項目DI値
 
業況
売上
採算
資金繰り
9月末時点 -24.0 -19.6 -34.2 -16.9
6月末時点 -15.3 -13.6 -29.2 -12.8
前回比 -8.7 -6.0 -5.0 -4.1

■全産業の業況
業況
9月末時点
6月末時点
良化 15.4 18.5
悪化 39.4 33.8
DI値 -24.0 -15.3
前回比 -8.7 13.4
9月末時点から見た
全産業の業況3か月先見通し
良化 11.5
悪化 27.9
DI値 -16.4

■製造業の業況
業況
9月末時点
6月末時点
良化 19.8 25.7
悪化 34.9 28.4
DI値 -15.1 -2.7
前回比 -12.4 12.6
■非製造業の業況
業況
9月末時点
6月末時点
良化 12.0 12.2
悪化 42.8 38.6
DI値 -30.8 -26.4
前回比 -4.4 13.7

■産業分類別業況DI推移
産業分類別業況DI推移グラフ

製造業
業況DI値
前年比 -15.1
先行き -6.9
前回比 -12.4

対象企業 354社
回答企業 232社

 業況・売上・採算・資金繰りはいずれもわずかに悪化傾向を示した。
 業種別にみると「縫製」「窯業・土石」「輸送用機器」の業況はわずかに改善を示した。前回比では「食料品」「酒造」「ニット」「木材・木製品」「印刷」「金属」「一般機械」「精密機械」の業況はわずかに悪化傾向を示し、「鉄鋼・非鉄」はマイナスに転じた。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算はわずかに改善、資金繰りは横ばいを見通している。業種別にみると「縫製」「精密機械」「プラスチック」の業況は横ばいを見通し、「食料品」「酒造」「織物」「ニット」「印刷」「窯業・土石」「鉄鋼・非鉄」「金属」「漆器」の業況はプラス傾向が続くと見通している。一方、「一般機械」の業況はマイナスに転じると見通し、「木材・木製品」「電気機器」「輸送用機器」の業況は悪化傾向、「精密機器」の業況は横ばいを見通している。
自由意見より
  • 量産のロットの大きいものはほとんど中国生産になり、小ロット、難易度の高いもののみが国内に残り、工場を苦しめている。
【縫製】

  • 仕入単価の上昇、販売単価の低下により採算が悪い。
【木材・木製品】

  • 昨年と同じになるよう全社員で頑張ります。
【印刷】

  • 生コン業界の経営の動向には、東京中心の関東地区と地方都市との間には格差がある。日経新聞等による上昇報道には温度差があり、過当競争による採算性が問われる。
【窯業・土石】

  • 売上は増加するものの、採算面での対応が悪い。
【窯業・土石】

  • 燃料の高騰に歯止めを…。
【窯業・土石】

建設業
業況DI値
前年比
-38.8
先行き
-40.9
前回比
5.1

対象企業
72社
回答企業
49社

 業況はわずかに改善、売上・採算は横ばいを示し、資金繰りはわずかに悪化傾向を示した。
 3か月先見通しの、採算・資金繰りはわずかに改善傾向であるが、業況・売上は横ばいを見通している。
 業種別にみると「土木」の業況・売上・採算・資金繰りはいずれもわずかに改善傾向を見通している。「建築」の業況・売上はわずかに悪化傾向、採算・資金繰りは横ばいを見通している。
自由意見より
  • 公共工事の増を望む。
【土木】

  • 受注業況は競争激化の中で下降線。
【土木】

  • このままでは地方の土木業者は全部なくなるだろう。
【土木】

  • 販売単価の低下により収益の低下をまねき、借入金の金利上昇により収益をより厳しいものにしている。
【建設】

  • 設計単価が安くなり、上がる事がないので厳しい状況。
【建設】

  • 公共工事費の縮小及び民間事業の低迷により、まだ悪化方向のままである。
【建設】

卸売業
業況DI値
前年比
-18.9
先行き
-11.6
前回比
-1.7

対象企業
106社
回答企業
69社

 売上はわずかに改善、業況・採算・資金繰りは横ばいを示した。
 業種別にみると「飲食料」の業況はプラスに転じた。前回比では「鮮魚」の業況は改善傾向を示し、「衣服」「青果物」「機械器具」「建築材料」の業況はわずかに悪化傾向を示した。
 3か月先見通しは、業況・採算はわずかに改善、売上・資金繰りについては横ばいを見通している。業種別にみると「衣服」「青果物」「建築材料」の業況は改善傾向、「飲食料」は横ばいを見通している。
自由意見より
  • 諸経費の増加に加え売上が向上しにくい。
【衣服】

  • ガソリン値上げがかなり響き出してきた。月30万出費増。
【飲食料】

  • 利益がとれない。(競争激化の為)
【機械器具】

  • 仕入単価の上昇はほぼ止まったように思われる。
【建築材料】

小売業
業況DI値
前年比
-38.5
先行き
-24.0
前回比
-9.6

対象企業
161社
回答企業
104社

 業況・売上はわずかに悪化を示し、採算・資金繰りは横ばいを示した。
 3か月先見通しは、業況・売上・採算・資金繰りはいずれもわずかに改善を見通している。
 業種別にみると「大規模店」が悪化傾向、「中小スーパー」「衣料」「飲食料」「家電品」「自動車販売」「家具・建具」は改善傾向を見通している。
自由意見より
  • 大型ホームセンター及びドラッグストアーが開店、食品を扱いはじめ苦戦激大!

【中小スーパー】


  • 自助努力あるのみと自らに言い聞かせながらがんばります。
【衣料】

  • 郊外店にばかり人が流れる。商店街にはいっこうに戻ってこない。町づくりは消費者がにぎっている。
【衣料】

  • 大型店の出店により、オーバーストアになっている。独自色がなかなか出せない。
【飲食料】

  • 米販売業界は生産者による玄米の直販により、販売価格の点で客離れ一層進む。
【飲食料】

  • 駐車取締強化で客数減。
【飲食料】

  • スーパー業界は9月〜2月まではあまり良くないのが通例です。
【飲食料】

  • 大型店等の競争のうずにまき込まれています。
【飲食料】

  • ますます不景気ですね。中央(都市)との格差は広がる一方です。
【飲食料】

  • 景気が月を追うごとに悪くなっている。
【家電品】

  • 家具業界の景況は昨年に比べても非常に悪く、今後も良くなる見込みが薄い。
【家具・建具】

  • カード利用客が多くなった為、資金不足になりつつあります。月間売上の約20%がカード利用です。
【その他】

  • いわき市内、販売低迷の話が多い。
【その他】

サービス業
業況DI値
前年比
-26.0
先行き
-23.4
前回比
-5.7

対象企業
107社
回答企業
77社

 業況・売上・採算・資金繰りはいずれも悪化を示した。
 業種別にみると「情報サービス」の業況はマイナスに転じた。前回比では「観光旅館」「タクシー」「運送」の業況は悪化を示した。
 3か月先見通しは、業況・採算は横ばい、売上・資金繰りは改善傾向を見通している。業種別にみると「観光旅館」「タクシー」「運送」の業況は改善、「自動車整備」は悪化を見通している。
自由意見より
  • 本年に入ってから特に悪化しております。過去最悪。
【旅館・ホテル】

  • 重油、ガソリン高騰がきつい。
【旅館・ホテル】

  • ボイラーに使用する灯油の価格が下がらないが、その分を料金に上乗せできない状況が続いている。
【旅館・ホテル】

  • 原油価格の上昇が、石油関連商品に及んできたが、販売価格への転嫁は困難。
【旅館・ホテル】

  • 旅客運送事業は東京は上向きであるが、地方の小都市は全く良化の兆しなし、先は暗い。
【タクシー】

  • 昨年秋より値上げのLPGガスも前年比2割以上のUPとなり、それに加え市場の動向により夜間の収入が減少しています。
【タクシー】

  • 中央は景気が良くなって来たと言うが地方はまだまだ厳しいところです。
【タクシー】

  • 最近の石油高に伴い、燃料代の高騰に利益が全部もっていかれているのが実情です。
【運送】

  • 仕入単価上昇→売上単価転嫁難。
【運送】

  • 会津はまだまだ景気の回復は、ほど遠い。
【自動車整備】

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